ロレックス買取相場 価格推移について
とにかく高価になったといわれて久しいロレックス。
1990年代には日本人が全生産量の半分を消費しているといわれたロレックスのスポーツモデルは、欧米はもちろん、経済成長著しい国や地域にまで広がりを見せ、国際市場における日本のシェア率は随分と下がってきていると思われます。
さらには2018年のバーゼルワールドにおけるロレックスの大成功が、今後の価格推移にどう影響してくるのでしょうか。
今、世界中の時計ファンが注目しています。
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1.ロレックス買取相場 近年のロレックス価格推移
近年、ロレックススポーツモデルの国内並行店における価格推移について見ますと、モデル別のばらつきはあれど2016年の10月末頃、そして2017年の9月前後の2度にわたって全体的に急騰しているのが分かります。
これについては為替レートの変動による影響もありますが、そもそも現在ほどに多くのモデルが日本ロレックスの定める定価を大きく越えた高値で安定を続けている例は、過去に記憶がありません。
これまで日本の並行業者に時計を供給していた海外の業者が、中国を始めフィリピンやタイなどからの新たな需要に応えるべく、自分で小売りをしています。
または日本以外に時計を回していることで起きている慢性的な供給不足が最大の原因になっていると思われます。
2.ロレックス買取相場 変容する日本人の時計需要
ロレックスの市場での圧倒的優位はそう簡単に揺らがないことでしょうが、例えば過去と今を比較して、人気モデルの並行店における売価が軒並み100万円を越えてきている現在、日本ではオメガのアクアテラやスピードマスター、そしてタグ・ホイヤーのカレラ辺りに需要がはっきりとシフトしています。
特に国内における本数ベースによる最大の需要を生んでいる客層、すなわちスイス時計の初心者たちにとって今のロレックスは高価過ぎて、初めから検討の対象に入っていないとの声が多く聞こえてくる状況です。
少なくとも新品のロレックスは、かつてゴールド製のデイトナやデイデイトを中心に買っていた、ある程度買い慣れた層に客層が変化しているのを感じざるを得ません。
仮にこのまま日本におけるロレックスの需要が下がっていくようなことがあっても、単に日本に輸入される量が減るだけであり、海外の需要が下がらない限りは価格が下がっていくことはないでしょう。
「なんぼや」のロレックス買取について
3.ロレックス買取相場 2018年バーゼルワールドで視線を集めることに成功したロレックス
2018年のバーゼルワールドでは、ロレックスは様々な新世代モデルを発表、大変なにぎわいを見せました。
生産可能本数がどうしても限られるエバーローズゴールド製のデイトナ・レインボーが発売後、あっという間にとんでもない高値にまで飛び抜けていくのは、誰の目にも明らかでしょう。
一般的に最も熱い視線を集めたのは、やはりジュビリーブレスレットと新世代ムーブメント、そして待望の青/赤の2トーンのベゼルを搭載した、新しいGMTマスター2、Ref.126710BLROでしょう。
これはベゼルの赤を発色するためのコスト高が原因でこれまで実現できなかったモデルですが、これと同時に新世代ムーブメントを搭載していることから、これに伴って現行のRef116710LNやRef.116710BLNRは生産を終了するのかについても、非常に気になるところです。
さらにはエバーローズゴールド製とロレゾール製の黒/茶のセラクロムベゼルを備えるGMTマスターも同時に登場。
また2014年に青/赤のセラクロムベゼルを初めて搭載して大いに話題になった、ホワイトゴールド製のGMTマスター2、Ref.116719BLROは今回の新作登場とともに文字盤がブルーとなるとのことであり、今後、これまでのブラックの人気が上がる可能性が高いと思われます。
一説によればこの新型GMTマスター、Ref.126710BLROの定価は約9,000USドルとのことで、日本円で約100万円。
赤いセラミックの製法について、2014年のときのようなロレックスの解説はないようですが、その価格からしても格段の進化を遂げていることに違いは無さそうです。
このスチール製のペプシ、市場投入直後にどんなことが起きるか想像もつきませんが、たくさんのファンたちが待ち焦がれた憧れのモデルであるはずなだけに、スチール製のデイトナに匹敵する争奪戦まで繰り広げられるかもしれません。
これらのニューモデルたちの動きはまた、ロレックスの他のモデルの価格推移にも必ずや影響を及ぼしてくると思われます。
今後のロレックスの価格推移について、しばらく価格が下がる要素は無さそうですが、今後の展開はいかがなものか、注目していきましょう。
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