ヴィトンエピは劣化しやすい?耐久性の問題を調査してみました
ルイヴィトンのシリーズの中でもモノグラムやダミエと比べてシンプルなデザインが好評のエピシリーズ。
「ヴィトン感」が少ないエピは日常使いがしやすい魅力があり、ファンも多いシリーズです。
しかし、エピシリーズは劣化や耐久性が他のシリーズに比べて難があるという意見もあります。
今回はヴィトンのエピシリーズの劣化と耐久性について紹介していきます。
ヴィトンエピの特徴
「エピ」という名前には麦の穂という意味があり、風に揺れる麦畑をイメージした線状のランダムな型押しが施されたレザーパターンが特徴になります。麦の穂はヨーロッパでは「幸運のしるし」や「豊かさの象徴」として捉えられています。
ヴィトンシリーズというと「モノグラム」や「ダミエ」などの特徴的なデザインですが、「エピ」はある意味でヴィトンらしくないシンプルなデザインになっており、バッグや財布、ベルトや香水ケースなど展開する商品ラインナップも多い人気ラインになります。
光の当たり具合で変化するデザイン
一般的なレザーに比べて、「エピ」は線状のランダムな型押しが施されており、光が当たることで独特な陰影が出ます。それに応じて色彩も微妙に変化するので、シンプルながらに長く使える飽きのこないデザインとなっています。
普段使いしやすい上品さ
「エピ」は無地にマットな質感となっており、「モノグラム」や「ダミエ」のようなヴィトンらしさがないのでステイタス感がなく、ファッションに合わせやすい魅力があります。それでいて派手過ぎずエレガントな上品さを持っているので、普段使いからフォーマルなシーンと、場所やファッションを選ばずに着飾らずに使えるのが一番の魅力といえるでしょう。
ヴィトンエピの歴史
「エピ」ラインが登場したのは1985年で、日本がバブル期だったこともあり大流行しました。
一部で「エピ」が時代遅れという意見があるのは、一時期に大流行したものだからという認識があるからでしょう。
大流行したエピは2012年/2014年にそれまでの5色展開から24色展開とカラーバリエーションに力を入れ、再度人気になります。
また、財布やキーケースや名刺入れなどのカラーバリエーションも豊富で、ヴィトン感が薄いことから女性だけでなく男性にも人気のアイテムになっています。
「エピデニム」「エピプラージュ」「エピストレッチ」「サイバーエピ」などの派生ラインも登場し、2022年に『ドラゴンフルーツ』や『サンフラワー』といった新色が登場した際には公式サイトで完売するほどの人気を博しています。
ヴィトンエピの劣化しやすい?耐久性は?
では、ヴィトンエピは他の「モノグラム」や「ダミエ」などのシリーズに比べて劣化しやすいのでしょうか?
エピに使用されるカーフスキン
「エピ」に使われている革は牛革のなかでも希少性の高い、若い仔牛の革を利用しています。
手触りもよく、また、繊維構造が細かいため、顔料で仕上げても色落ちしにくく、数ある革の中でも水に強いという特徴を持っています。そのためにエピシリーズはカラーバリエーションが豊富ともいえます。
10年以上使えば、多少の色落ちなどはありますが、使い続けることで変化を楽しめる素材になっています。
線状のランダムな型押しによる経年劣化防止
細かな型押しがされている「エピ」のデザインは、多少のキズやシワでも目立たない特徴があります。
耐久性・耐水性に優れている素材と相まって、長い間使うことで味の出るデザインといえそうです。
ヴィトンエピのお手入れ方法
劣化や耐久性は「モノグラム」や「ダミエ」と遜色ない「エピ」ですが、それでも日頃からお手入れをしてあげることが大事になってきます。
ミンクオイルなどを使って、やわらかい乾いた布で拭いてあげる習慣を付けましょう。
エピの皮は防水性に優れていますが、それでも雨の日に濡れ続けるのは革にとって良くありません。長く愛用してあげるためにも、事前に高級レザー専用の保革・栄養の為のオイルを含んだ防水スプレーを使うのがオススメです。
まとめ:ヴィトンエピは今後も人気のシリーズ
今回はヴィトンのエピシリーズの耐久性や劣化についてまとめてみました。
「ダミエ」「モノグラム」はポリ塩化ビニールという素材を使用しているため、革製品である「エピ」とは多少の素材の違いがあります。しかし、「エピ」シリーズも耐久性・耐水性に優れた若い仔牛の革を使用しているため、しっかりお手入れをしてあげれば、長い間愛用できます。
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