ルイ・ヴィトンエピの偽物の見分け方|区別と本物の証明
ルイ・ヴィトンといえば、ハイブランドとして世界中の女性から愛されているブランドです。
昔から変わらない伝統のデザインと歴史のあるブランド力で価格帯も100万を超えるものもあるので、偽物も多く出回っています。
今回は特に偽物と本物の区別がつかないヴィトンエピの偽物の見分け方を紹介していきます。
ヴィトンエピとは
ルイヴィトンのエピは1985年に登場した比較的新しいラインで、普段使いしやすいデザインから現在も財布などの小物を中心に人気があるヴィトンのラインになります。
エピの特徴は、それまでのルイヴィトンの代表的な柄である「モノグラム」や「ダミエ」とは異なり、一見するとヴィトンらしからぬシンプルなデザインになっています。
フランスで「麦の穂」を意味する「エピ」は麦の穂が風になびいているような型押しになっていて、手触りがよく、2012年にカラーバリーエーションが豊富に登場したことにより令和でもルイヴィトンの人気のデザインとして日本でも多くの人に愛されています。
ヴィトンエピの偽物は見分けにくい
ヴィトンはハイブランドであるがゆえに偽物も多く出回っているブランドです。もともと、ルイヴィトンのモノグラムは偽物が多く出回ったことによる対策として作られた経緯もあります。
モノグラムやダミエは柄ものなので、柄のズレやプリントのムラで偽物と本物を見分けることが可能ですが、エピは型押しのシンプルなデザインになっているので、偽物と本物の区別がしにくいのが難点になっています。そのため、偽物品を製造する業者にとっては格好の的になっています。
ヴィトンエピの偽物の見分け方
では、偽物と本物の区別がつきにくいヴィトンエピの見分け方をご紹介していきます。
シリアルナンバー/製造番号
ルイヴィトンには偽物対策として、各アイテムに「シリアルナンバー(製造番号)」が搭載されています。
『CA0000』などのようなアルファベット+数字が刻印されており、収納ポケットの中や内側ファスナーなど一見するとわかりにくい場所に刻印されています。これは偽物製造業者に見つかりにくいことを狙っている他、経年劣化により刻印が消えないような工夫が施されています。
偽物の場合はこの「シリアルナンバー(製造番号)」が刻印されていないことが多いため、柄などの見た目で判断がしにくいエピにとっては有力な見分け方になります。
「シリアルナンバー(製造番号)」はアルファベットの部分が製造国。シリアルナンバーが先頭数字でおおよその製造年代がわかるようになっていて、これによりいつに製造されたものなのかわかるようになっています。
偽物によってはこの「シリアルナンバー(製造番号)」を乱雑に入れているものがあるので、本物と区別するために「シリアルナンバー(製造番号)」の読み方を知っているといいでしょう。
ブランドロゴ
ルイヴィトンエピにも「LV」や「LOUIS VUITTON」のロゴが刻印されています。
どちらも基本的にフォントの形や太さなどがしっかり統一されているものが本物の証明になります。
偽物はこのロゴの部分に統一性がなかったり、刻印の深さにムラがあります。とくにエピの財布などの「LV」はLとVの右の先端の刻印が深かったりすることが多いのが特徴です。
『LOUIS VUITTON』のロゴタイプは『O』が真円に近い形をしているのが本物という意見もあります。偽物はより楕円に近い形をしています。またロゴの文字同士の間隔が一定であることも偽物と本物の見分け方のポイントです。
縫い目
ヴィトンエピの偽物の見分け方として、ファスナー端にあるタグの縫い目があります。
ちなみにこのタグに『LOUIS VUITTON』の刻印があるので、ここで先ほどのポイントもチェックしてみましょう。
タグには『LOUIS VUITTON』の刻印の周囲に縫い目があり、この縫い目が上部とサイドにしっかり入っているのが本物と言われています。逆に偽物品は上部だけで両サイドには入っていません。
まとめ:ヴィトンエピの偽物の見分け方は素人には難しい
今回はヴィトンエピの偽物と本物の見分け方や区別について紹介していきました。
エピはプリント生地ではないため、他の「ダミエ」「モノグラム」に比べて、偽物と本物を見分けるのが難しいとされています。
今日紹介したシリアルナンバーやロゴなどをチェックしてみて、少しでも怪しいと思ったら専門鑑別機関に出してみるのもいいでしょう。偽物も最近は本物と遜色ない精巧な作りのものが増えています。一番安心なのは正規販売店で購入することでしょう。