汚れてボロボロになったアイテムのブランド買取で大切なことは？
ブランド買取では、アイテムの状態によって査定金額が変わります。せっかく高価で上質なブランド品を購入したとしても、使ううちに汚れてボロボロになると、売却時の値段が下がってしまいます。
状態の悪いブランド品を売るときには、どういったポイントに気をつけると良いのでしょうか。
今回は、ブランド品の査定における「状態」の重要性や、査定金額に影響を与える理由、売却したいときのポイントなどをご紹介します。ボロボロになったブランド品を捨てる前に、買取店に持っていってみましょう。
ブランド品の「状態」は査定金額を左右する
ブランド買取においては、以下のようなアイテムに高値がつく傾向があります。
- 人気ブランドのアイテム
- 新作でまだあまり世に出回っていないもの
- 希少価値が高く、なかなか手に入らないもの
- 世界で認められるハイブランドの商品
- 新品同様で、状態が極めて良いもの
一方で、どうしても査定金額が低くなってしまうのが、以下のようなアイテムです。
- 世間一般にあまり認知されていない
- 流通量が豊富で、リサイクル市場における在庫が豊富
- もともとの値段が安い
- 汚れや日焼け、破損など、商品の状態が悪い
上記のように、ブランド買取ではさまざまな要素がアイテムの価値を左右します。ブランドそのものの人気や入手しやすさなどももちろんですが、状態の良しあしも、ブランド品の価格を決める重要な査定要素のひとつです。
買取されたアイテムは、さまざまなルートを通って再び誰かのもとへ売られていきます。購入する側は、できるだけ美しいものを買いたいと思うものではないでしょうか。
状態の良い中古品はすぐに売れる可能性が高く、高値がつきやすいこともあり、高額査定が期待できるのです。
汚れてボロボロになったブランド品が買取されにくい理由
購入時には高いお金を出して手に入れた各種ブランド品。一流ブランドのアイテムであれば流行に左右されることもなく、長く愛用できます。
しかし、最初はきれいだったアイテムも、使い込むうちに劣化し、ボロボロになっていきます。汚れや傷、擦れなどもできていきます。汚れてボロボロになったブランド品は、高価買取される見込みが低くなるのが基本です。
買取専門店やリサイクルショップなどは、基本的には「買取したアイテムを再販して利益を得る」という仕組みで経営が成り立っています。
ボロボロで汚れたブランド品は買い手がつきにくいため、販売価格をかなり低めに抑える必要があります。そのため、必然的に査定時の金額も低くなるはずです。
差額の中には、買取店側のもうけや人件費、手数料を組み込む必要がありますが、元の値段が低ければそれも難しくなってしまいます。
ボロボロの品は、買取店側にとって「ハイリスクローリターン」の商品といえます。そのため、ときには買取拒否されることもあるのでしょう。
「汚れ」のレベルによって査定金額が変わる？
ブランド品の汚れは、買取査定金額に影響を与えます。
しかし、状態の悪さが軽微であれば、さほど査定金額が低くならないことがあります。反対に、ボロボロになるまで使い古してしまったアイテムはほとんど値段がつかないこともあります。
ブランド品の状態のレベルは、大まかに以下のとおりに分けられます。
- 新品未使用品（購入時そのままの状態で未使用）
- 極めて状態の良い中古品（数回使用したものの、新品未使用品に近い状態）
- 状態の良い中古品（傷や汚れが目立たず、全体的にきれいなもの）
- 使用感のある中古品（ある程度の傷や汚れがある商品）
- 汚れや傷が目立つ中古品（使用感が目立つ品物）
ランクが上であるほど査定金額が高額になり、下になるほど金額が低くなります。
汚れや傷が目立ち、使い込んだ印象の強いブランド品の場合、残念ながら買取不可と判断されてしまうことも少なくありません。あまりにボロボロの品では、次の購入者を見つけることが困難なためです。
ただし、汚れのレベルの判断は、買取店の基準によって異なります。 関連記事ボロボロのバッグは高く売れる？買取人気の高いブランドとは
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2023.11.29
ある買取店では買取拒否されるようなものでも、ほかの買取店では買取可能なことも珍しくありません。根気強く買取してくれる店を探してみましょう。
ハイブランドなら、ボロボロでも可能性アリ？
使い古してボロボロになったものや汚れてしまったブランド品は、なかなか買取されるものではありません。
しかし、著名なハイブランドのアイテムであれば、ボロボロの状態でも買取される可能性があります。
特に、以下のブランドは状態が悪くても買取されることが多いようです。
- ルイ・ヴィトン
- エルメス
- シャネル
- ロレックス
- オメガ
上記のブランドは世界的にも人気が高く、汚れや傷のあるものやボロボロのものでも一定の需要が見込めます。
また、これらのブランドは定価が高く、再販する際の値段も比較的高額になります。
修理を行った上で再度販売しても十分に利益が見込めるため、買取時にもある程度の値段がつきやすくなります。
査定金額はどうしても低くなる点に注意
もちろん、こういったハイブランドでも、状態の良いものよりは、状態の悪いもののほうが査定金額は低くなってしまいます。
ボロボロのブランド品を買取に持ち込み、「え!? 査定金額はこんなに安いの？」と驚いてしまったときには、なぜこのような価格になっているのか、店舗側に説明を求めてみるのも良いでしょう。
詳しく説明してくれるお店であれば、金額に納得した上で手放すことができるはずです。
汚れてボロボロのブランド品を売りたいときの注意点やポイント
ボロボロになって汚れが目立つブランド品は、買取額が低くなりがちです。ただし、アイテムをお手入れして、高価買取されやすい店を選べば、それなりのお値段で買取される可能性があります。
ここでは、状態の悪いブランド品を売りたいときの注意点やポイントをご紹介します。
ブランド品の再販ルートが豊富な買取店へ持ち込む
ブランド品の再販ルートが豊富な店舗は、汚れが目立つブランド品でも売却できる可能性が高まります。
特に、日本だけではなく、海外にも販売ルートを持っているところがおすすめです。
ルイ・ヴィトンやシャネル、ロレックスなどのハイブランドアイテムは、海外での需要も高く、日本よりも良い条件で取り引きされることがあるためです。
また、近年では中国やインドネシアなど、アジア圏でのハイブランド需要が高まっています。ボロボロの状態であっても、日本よりも買い手がつきやすいこともあります。そのため、アジア圏に販売ルートを持っているお店でも積極的に買取が行われるようです。その際購入した際についてきたギャランティカードや保証書など付属品をすべて用意して買取店に持ち込むと買取金額を上げることが出来ます。
もちろん、アジア圏だけに限らず、世界各国に豊富な販路を持っているお店が理想です。買取したアイテム別に、もっとも有利な条件で売却できる場所を選択できるためです。
再販ルートについてはホームページに記載されていることがあるため、気になる買取店があれば一度検索してから査定へ行きましょう。
目に見えない汚れを除去
ブランド品の汚れといえば、表面のシミや内部の黒ずみなど、「目に見える部分」に気を配る方が多いようです。
しかし、ブランド買取を検討する際には、「目には見えない汚れ」についても意識することが重要です。
ブランド品の査定金額に影響を与える「目に見えない汚れ」は、主にニオイとべたつきです。
これらの汚れは完全に除去するのが難しいものの、著しく清潔感を損ねてしまう原因となります。
ニオイに関しては、喫煙者や香水を常用している方、ペットを飼育している方などは特に注意したほうが良いでしょう。バッグや服などのニオイをとりたいときは、風通しの良い日陰で干すのがおすすめです。
べたつきに関しては、ご自分で除去するのが難しくなります。クリーナーを購入して拭き取る方法もありますが、高くつきそうな場合はそのまま買取店へ持っていったほうが良いかもしれません。査定金額によっては、修繕することで損をしてしまう可能性もあります。
【従来の査定金額】－【修理・メンテナンスにかかる費用】＝【買取査定金額】
となるため、結果的に査定金額が低くなりすぎないよう気をつけましょう。
できるだけ多くの買取店を当たってみるのも大切
アイテムのどこにどういった価値を見いだすのかはお店によっても異なります。複数の買取店をまわって査定してもらうことが大切です。
汚れているブランド品であっても、「もうけが出せる」と思えば、買取店は買取してくれます。状態が悪い品物でも、しっかりと査定してくれる店を見つけましょう。
まとめ
ブランド買取において重要な要素となる、アイテムの状態。汚れや傷、擦れなどがあり、ボロボロになってしまったものは、査定金額が低くなりがちです。場合によっては買取拒否されてしまうこともあります。
ただし、状態の悪いブランド品でも買取可能な業者であれば、ボロボロのアイテムも高く買取してくれる可能性があります。
できるだけ複数の買取店で査定し、高い査定金額を提示してくれるところを探しましょう。
現在ブランド品の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。
