なぜ時計は値上がりしているのか?価格上昇の理由や値上がりの目立つブランドをご紹介!
いま、高級ブランドの時計は、さまざまな理由で値上がりしています。なぜ、時計の価格が上昇しているか、気になる人は多いかもしれません。また、著しく値上がりしているブランドが分かると、売却するとき参考になるでしょう。そこで今回は、時計が値上がりしている理由をふまえ、値上がりランキングや高く売れる時計の特徴をご紹介します。
時計が値上がりしている理由
最近、なぜ時計が値上がりしているかといえば、原材料費や人件費が高騰するとともに需要が増加したためです。
原材料費や人件費の高騰
原材料費や人件費の高騰は、石油価格をはじめ幅広い物価の上昇に起因しています。
時計を製造するときは、さまざまな部品が必要になります。近年は、時計製造に用いられる部品も、価格が上がりました。原材料の調達にかかる費用が高騰し、時計の値上がりにつながっています。
近年の物価上昇は、人件費の高騰も招いています。ヨーロッパの多くの国々では、物価上昇により賃上げが発生しました。ブランド時計の主要な原産国であるスイスなども、原材料費や人件費が高騰し、時計の値上がりを引き起こしています。
世界的な需要の増加
世界的な需要の増加も、ここ数年にわたり時計が値上がりしている大きな要因です。
ブランド時計の人気モデルは、基本的に正規店で品薄になる傾向があります。昨今のコロナ禍では感染拡大を防ぐため時計製造を制限する必要が生じ、品薄状態には拍車がかかりました。
さらにステイホームで趣味を楽しむ人々が多くなり、高級時計は世界各地の愛好家から需要が増えて供給が追いついていません。必要経費の高騰だけでなくコロナ禍による品薄と需要増もあり、多くの時計は値上がりが続いています。
時計の値上がりランキング
現在、世界的に知られる高級ブランドでは、さまざまな人気モデルの時計が値上がりしています。
相場上昇率のランキング
ブランド関係のサイトが示した2022年1月時点のデータによると、取引相場に関する時計の値上がりランキングは次の通りです。(カッコ内の数値は平均上昇率)
1位:パテック・フィリップ(225.36%)
2位:オーデマ・ピゲ(147.87%)
3位:ロレックス(71.63%)
4位:オメガ(56.81%)
5位:カルティエ(47.74%)
6位:フランクミュラー(13.22%)
7位:ウブロ(10.63%)
8位:タグ・ホイヤー(7.68%)
9位:グランドセイコー(5.72%)
10位:パネライ(4.81%)
以上の結果から、一般市場で手に入りにくい時計ブランドは、最近の取引相場も値上がりしていると理解できます。
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高く売れる時計の特徴
高く売れる時計は、複雑な機構を有するところが大きな特徴です。
優れた技術で製造された時計は、一般ユーザーや愛好家から高い人気があります。同じブランドで機械式とクオーツ式を販売している場合、取引市場では機構が複雑な機械式に人気が集まります。
時計を売却するときは、付属品の有無も評価に関わる重要なポイントです。取引市場には偽物も出回っているため、保証書や外箱も揃っている時計は、本物であると証明するのに役立ちます。
今後の見通し
いつまで時計の値上がりが続くか、今後の見通しは不確定です。相場予測では、「まだ値上がりする」や「これから下落する」などの声が聞かれます。
ここ1~2年はコロナ禍が落ち着きつつあり、世界各地の経済活動は回復に向かい始めています。ウクライナ情勢も安定すれば、物価が下がり時計の値上がりに歯止めがかかるかもしれません。
とはいえ、将来を予想することは困難です。多くのブランド時計は、人気モデルを中心に品薄が続いています。一般市場の供給量が回復しても、需要は急速に落ちないだろうと指摘されています。
また、新たに不測の事態が起きる可能性もあり、何が原因で再び時計が値上がりするか簡単には予想できません。時計の売却を考えている場合、現時点では今後の値動きが見通しにくく、いつ売るか迷うところでしょう。
ただし、時計は劣化が進むと価値が下がるため、良好な状態を保っているうちに売却することをおすすめします。
時計は値下がり前に「なんぼや」で売却
現在、多くのブランド時計は、原材料費・人件費の高騰や世界的な需要増で値上がりしています。値上がりが続いている間、手に入りにくい人気モデルなどは、高く売れる可能性が低くありません。ご不用品の売却を検討中であれば、ぜひ「なんぼや」にお問い合わせください。