チューダーの定価が変わった?プレミア価格で売れる超人気モデルとは?
2018年に日本に上陸した高級時計ブランド「チューダー」。ロレックスの兄弟ブランドとして登場しましたが、現在ではひとつのブランドとしての価値も高まっています。一部のモデルは、プレミア化しロレックス同様に定価を超えるチューダーも登場しています。今回は、チューダーの定価や超人気モデルについて紹介します。
チューダーの定価|2023年は値上げされた?
2021年1月、2021年8月、2022年1月、8月と定価改定が行われたチューダーですが、2023年には値上げが行われたのでしょうか。ここからは、2023年の価格改定について紹介します。
2023年1月に定価が改定
2023年1月1日に定価が改定され、SS(ステンレススチール)モデルは約8%、コンビネーションモデルは約11%の値上げが実施されました。
9月にも定価が改定
さらに、1月の価格改定から約8ヶ月後の9月にも価格改定が行われました。値上がり率は、平均約3%と全体を見ると緩やかな値上がりとなっていますが、一部のモデルでは約7%の値上げが行われています。価格改定の理由については、為替の影響や原材料の上昇、人件費の高騰などが考えられます。
チューダーの定価|高騰中の人気モデルは?
2023年の間に2度の価格改定を行ったことで、5万円前後の値上がりを見せているチューダー。ここからは、人気モデルの定価について紹介します。
BALCK BAY
文字盤のエンブレムがバラから盾に変更になり、クロノメーター表記も加わった79230Nは、9月の価格改定により51万8100円から53万3500円へ値上がりしました。また、経年劣化を楽しめる素材として近年人気の高いブロンズ製ケースが特徴的な79250BAは、56万4300円から58万1900円に値上がりしました。9月での価格改定では、緩やかな値上げですが、1月の価格改定前から比べるとどちらも約6万円の値上がりとなります。
BLACK BAY CERAMIC
マットセミブラックのセラミックケースが特徴的なBLACK BAY CERAMICは、64万4600円から66万5500円へ値上がりしました。1月の価格改定時の58万9600円と比べると8万円近くもの値上がりを見せています。
BLACK BAY FIFTY-EIGHT BRONZE
2021年5月に唐突に発表されたことでも話題となったBLACK BAY FIFTY-EIGHTのブロンズモデルは、63万300円の値上がりとなりました。登場時、50万円台を切っていたモデルがわずか2年程で10万円以上も値上がりしたことがわかります。
チューダーの定価|買取価格が定価を超えるモデルも!?
日本で「チュードル」と呼ばれていた2018年以前に製造され、現在では生産が終了したモデル、いわゆるアンティークモデルが近年高騰しています。ここからは、買取額が高騰しているモデルについて紹介します。
サブマリーナ
ロレックスの兄弟ブランドとして設立されたチューダーには、ロレックスの代表モデルとして名高い「サブマリーナ」も存在します。ロレックスと同等の機能を持ち、価格を抑えたチューダーのサブマリーナは、当時から人気が高く、マイナーチェンジを繰り返した薔薇のロゴにも「デカバラ」や「チビバラ」の相性がつくほど親しまれていました。2016年のフィリップスオークションでは、1960年代に製造された「サブマリーナ7922」が400万円以上で落札されたことでも有名です。また、「サブマリーナ7928」は、100〜200万円以上の高値で売買されています。
CHRONO TIME TIGER
1997年に発売されたモデルで、プロゴルファー、タイガーウッズのパーソナルスポンサーになったことをきっかけに製造されました。「TIGER」の印字が特徴的で斬新なカラーバリエーションの存在も話題を生みました。さらに、同モデルを含む79100シリーズや79200シリーズもプレミア化しているものが多いです。中には、100万円を超えるモデルも。ロレックスの人気高騰により、デイトナをリスペクトして製造されたCHRONO TIMEも同様の人気を博しています。
まとめ
チューダーの初期を彩ったサブマリーナやCHRONO TIMEなど生産が終了したモデルはプレミア化しており、定価以上の価格で取引されていることから、チューダーがリセールバリュー、資産価値の高いブランドであることがわかります。ロレックスと同様、販売中のモデルも買取額が高騰しているモデルもあるため、現在チューダーの売却を考えている場合には、買取店での査定の依頼をおすすめします。「なんぼや」では、高級時計の買取実績が豊富なだけでなく、時計技師が在籍しているためお客様の大切なチューダーを丁寧に査定いたします。