時計を買取してもらう時に注意するべき大事なこと
時計の査定から買取の手続き、買取金受け取りという一連の取引における流れの中で、お互いにしっかりと確認を行うべきポイントを含め、取引をスムーズに、後悔のないものにするために注意事項を中心としてまとめました。
少しでも高く、しっかりとした売却を行うには、慌てないことが一番の秘訣といえそうです。
1.まず準備しましょう
時計の準備と状態
時計を売りに行こうと決めたら、まずは売る時計を準備しましょう。
電池が切れていて査定に不利になる場合もあれば、特に関係ない場合もあります。
時計の汚れは、よほどひどくない限りは査定に関係ありません。
附属品
附属品は自分で判断せず、入手した際に付いていたもの、後に修理に出した際に付いてきた修理明細等、一旦は全部合わせて持っていきましょう。
特にメーカーの保証書は最も重要です。
何にしても自分で判断せず、一通り持ち込むようにしましょう。
本人確認書類
売買契約を交わすためには、古物法の定める本人確認書類が必要です。
また取引額が200万円以上になる場合、犯罪収益移転防止法に基づく取引内容の記録が必要になる場合があります。
これにも本人確認書類が必要ですが、原則として写真が付いた公的機関発行のものが必要です。
現住所が記載された運転免許証が最も手続きが簡単ですが、最後のページにしっかりと現住所を記入したパスポートでも良いでしょう。
2.お店を選びましょう
お店選びのコツと買取額の裏側
口コミなども参考にするには良いですが、やはり有名店や大手企業は安定していて安心して取引ができる傾向にあります。
また自分が売ろうとしている時計と似たような時計をたくさん品ぞろえしているお店を探すことも大切なことといえるでしょう。
買取専門で直接小売りをしていないお店もありますが、そのお店のブログなどで似たような時計の記事がたくさん載っていたりする場合は、やはり候補に入れるのもありでしょう。
ちなみに自社で直接小売りも行っているお店で、自社の小売りで売ろうと思ってもらえますと、
と計算してもらえるはずですが、
買い取ったものを他の業者に流す前提の場合は
という計算になります。
これらのどちらがより高いかはケースバイケースではありますが、通常はより高くなる方の金額が査定金額となるというのが普通です。
いずれにせよ、選択肢は広い方が良いに決まっています。
材料、素材を見る場合
さらに言えば、ゴールドや宝石を使っている時計の場合は、時計としての査定よりも材料代の合計金額の方が高額になる場合もあります。
これは非常に不思議な現象ではありますが、実際にこのようなことが時として起こります。
そのような判断をする店があれば、改めて地金を高く買ってもらえる店を調べ直すことも必要でしょう。
候補の絞り込みと相談
そして候補を3~5件くらいは挙げておき、自分なりにより良い印象を持った店から優先して相談に行くことをお勧めします。
ここで重要なのは、まずはあくまで「相談」に行くのが目的であり、慌てて売ろうとしないことも重要です。
3.買取店に持ち込んだ時
査定の際は持ち込んだ附属品も含めて、先に全て見せることをお勧めします。
ものによっては詳細を調べるにあたって、時計をいったんバックヤードなどに持って行ってしまう場合もありますが、その際には何を持っていくのかしっかり確認してください。
有名なお店なら安心して任せて問題ないはずですが、安心して取引するには都度の確認は欠かせません。
もっとも、良いお店であれば店員の方から
「保証書と時計本体をお預かりします」
などと、席を立つ前に改めて確認をするはずです。
さらに気が利いていれば、査定額決定にどのくらいかかるか、目安の時間を教えてくれるものです。
ものによっては金額の大小に寄らず、予想以上にお店側が判断に苦慮する場合もあることと思います。
またその場で判断できないとの話になる場合もあり、その際にはできれば預からせてほしいということになる場合もあるかもしれません。
この場合は査定額を出してもらうためには時計を預けなければならなくなりますが、時計を預けるのと引き換えに、しっかりとした預かり証を発行してもらいましょう。
店舗、担当者名、自分の名前と連絡先はもちろん、預かり日時、ブランド名、アイテム名、文字盤の特徴、ケースやブレスの素材、傷や傷みなどの記録といった修理預かり証と同等の内容になります。
加えて、必ず自分で納得がいくだけの仮査定額を出してもらい、何かの時にはその金額を支払ってもらうことを前提としましょう。
この約束なくして何でもあずかろうとする店が有るとすれば、後々トラブルが発生する可能性もありますので辞退された方が良いかも知れません。
また、そのお店の査定額を聞いていったん持ち帰る時には、些細なものでも忘れ物をしないよう、十分な注意が必要です。
お店ではぜひ、落ち着いた行動を心がけてください。
4.査定に納得がいくなら気持ちよく取引しましょう
大切なものを売却するなら、前提として何社かの見積もりを比較することがどうしても必要です。
その上で自分なりに検討を重ね、納得ができるなら売却の手続きに移ることになります。
通常は古物法に基づく取引記録の作成のみで、本人確認書類のコピーを取ってもらい、所定の書類に現住所と連絡先を記入するだけですが、反対にそれ以上の情報は不要なはずです。
また先述のとおり、200万円を越える取引となる場合は、会社によっては犯罪資金移転防止法に基づいた取引記録の作成が必要となる場合がありますが、これについても書類作成の意図に同意する記述と職業について問われる程度の内容です。
会社によって事情が異なる場合もありますが、いずれにせよ、分からないことがあれば、理解できるまで説明を求めるようにしてください。
そして最後に当たり前の話にて恐縮ですが、買取金を受け取ったら、ぜひその場で金額をしっかり確認してください。
良いお店なら、全ての顧客が納得するためにかかる時間は、必要なものとしてしっかり対応してもらえるはずです。
しかし今どきは忙しくなり過ぎて、目の前の接客に集中できないようなお店もちらほら見受けられますが…。
お客様が疑問に感じた点は、バリューデザイナーにお聞かせください。真摯にお答えいたします。
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5.全ては一般的常識の範囲で理解できるはず
ちゃんとした会社なら、全ては一般的常識の範囲で、十分に納得がいく対応になるはずです。
疑問点はためらうことなく、何でも聞いてみることが何よりも重要です。
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