シェル文字盤とは？魅力や人気モデル、修理の注意点をチェック！
天然素材を使ったシェル文字盤は、貝殻の持つ美しさが腕時計のデザインに生かされています。そんなシェル文字盤の高級腕時計は、日常での取り扱いや修理で注意したいポイントもあります。ハイブランド製品をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください。
シェル文字盤の特徴
シェル文字盤とは、天然素材である貝殻を腕時計の文字盤として用いたものを指します。貝の種類や個体によって、色味や光り方などに微妙な違いが生まれ、それぞれ異なる表情を見せてくれます。自然の中で生まれる天然素材には、一つとして同じものは存在しません。
シェル文字盤にはいくつかの種類があり、定番は白く光り輝く「ホワイトシェル」です。このほかに、色味の違いにより「ブラックシェル」「ブルーシェル」「ピンクシェル」「ブルーシェル」などの素材があります。同じ種類のシェル文字盤でも、一つひとつの品物に個体差があるので、個性を楽しめるでしょう。
そんなシェル文字盤の魅力は、美しさと希少性の高さです。角度により複雑に光を反射するのは、シェル文字盤ならではの見どころといえます。天然素材を高度な技術で加工することから、価値が高まり、希少性がある点にも注目です。
シェル文字盤の人気モデル
シェル文字盤を採用したハイブランドの人気モデルを、メンズ・レディースそれぞれご紹介します。
メンズ
モータースポーツの世界のために設計され、最高レベルのパフォーマンスを発揮するロレックスの名品「デイトナ」。こちらのモデルは文字盤にホワイトシェルが採用され、インデックスの8Pダイヤと併せてラグジュアリーな品格を感じさせます。
「ヨットマスター」は、ヨットレースに求められる機能性と優れたデザイン性を併せ持つ、ロレックスの人気モデルです。ブラックシェルを文字盤に採用した存在感のあるモデルで、希少性が高くなっています。
レディース
時を超えて愛される「ブルガリ・ブルガリ」は、まるで古代ローマのコインのようにロゴを刻印したベゼルが特徴です。ステンレススティール×ホワイトシェルの上品さで、女性らしい凛とした腕元を演出してくれます。
ラグジュアリーなデザインと堅牢さを兼ね備えた、ツールウォッチの「アクアレーサー」。こちらのモデルは、エレガントな雰囲気が漂うホワイトシェルを文字盤に採用した、300ｍ防水のダイバーズウォッチです。
シェル文字盤は劣化しやすい？
一般的に、多くの腕時計の文字盤には、メッキや塗装を施された真鍮が用いられています。真鍮は腕時計の部品にも使用されることの多い素材です。このほかに、ゴールド・シルバー・プラチナ・チタンといった金属が用いられることもあります。たとえば、ロレックスの一部モデルでは文字盤にゴールドが採用されています。
これらの丈夫な金属と比べると、シェル文字盤は硬度が低く、耐久性の面では劣ると考えられます。日常的な使用の際、強い衝撃を与えることで素材が割れる危険性があるためご注意ください。また、長年にわたり腕時計を使い続ける場合には、天然素材のため経年による劣化も起こりやすく、影響を避けられません。
シェル文字盤を修理するには
他の素材とは一線を画する美しさのシェル文字盤のモデルは、腕時計を修理に出す際も注意が必要となります。前述の通り、シェル文字盤は一般的な金属素材の文字盤と比べると、耐久性が低くなります。日常的な使用での衝撃だけでなく、メンテナンスによる衝撃でも破損のリスクがともなう点に留意しましょう。
シェル文字盤のモデルを修理へ出すなら、専門店を利用することが大切です。店舗によっては、破損のリスクを考慮して、修理やオーバーホールを引き受けできない可能性もあります。信頼できる店舗に相談するとともに、経年劣化が見られる品物については、リスクも踏まえた上で最終的な判断するようにしましょう。
まとめ
シェル文字盤は、天然素材である貝を使うことで、他にない美しさを実現しています。ただし、耐久性に弱い側面もあるため、日頃から取り扱いには注意しましょう。また、信頼できる店舗で修理することも大切です。
