ロレックス ヨットマスター~資産価値を歴代モデルと振り返る
ここ数年の新作ラッシュを見れば、現在のロレックスがいかにヨットマスターを重要視しているかを理解することができるでしょう。
持ち前のゴージャスさに更なる艶をたたえる近年のヨットマスターは現代を代表するラグジュアリースポーツウォッチとしてふさわしい変化を遂げています。
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1.ロレックス ヨットマスター ラグジュアリースポーツ
1992年に突如として姿を現したヨットマスター。
メンズ、ボーイズ、レディースの3サイズが同時に登場したということも、ロレックスとしては珍しいことでしたが、スポーツモデルのコレクションで、その全てがイエローゴールド製というのはこれが初めてでした。
そのスタイルは一見サブマリーナデイトのゴールドモデルにも似ていますが、その実は100m防水の、言わば大人の水遊び用の時計であり、水中よりも浜辺のバーの方が似合う、ラグジュアリースポーツウォッチと呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。
真のプロフェッショナルウォッチをその源流に持つモデルばかりであった、ロレックススポーツウォッチの中では、こういった意味においても初の試みであったといえるでしょう。
そして1997年には、ボーイズとレディースのモデルに、イエローゴールドとスティールのコンビが登場します。
この時なぜメンズのみリリースを見送ったのでしょうか?
2.ロレックス ヨットマスター ロレジウム
そして1999年頃、スティールとプラチナのコンビケースを採用した、ロレジウムが登場します。
プラチナ製のベゼルと文字盤に、赤いモデル名表記と秒針を備えるロレジウムは、まさにラグジュアリースポーツとして申し分のない高級感を備えており、特に日本ではイエローゴールドに抵抗を感じる人が少なくなかった当時、ロレジウムの誕生は大いに歓迎されました。
登場当初のデリバリー不足で価格が定価の約2倍にまで高騰していた中、日本中の並行店で争奪戦が繰り広げられていました。
2004年にはなぜかここでメンズのイエローゴールドコンビが登場。
ヨットマスターはロレックスの狙いどおり、スポーツモデルの中でもワンランク上の存在として、安定した人気ぶりを見せるようになりました。
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3.ロレックス ヨットマスターIIの誕生
さらには2007年、ヨットマスターIIが登場します。
イエローゴールドに青いセラクロムベゼルを備えるモデルと、ホワイトゴールドにプラチナベゼルを備えるモデルのみの展開。
44mmの大型ケースにはヨットレース用に特化した、計時中のリセットや修正が可能なカウントダウンタイマーを搭載。
持つ人を選ぶモデルではありますが、その一目見れば忘れ難い印象を与える圧倒的な存在感は、新世代のフラッグシップとして十分なものといえるでしょう。
2011年にはそのヨットマスターIIに、ローズゴールドとスティールのコンビモデルも追加されました。
4.ロレックス ヨットマスター初のモデルチェンジが生んだレアモデル
そして2012年、ブレスレットとベゼルを中心に改良が加えられた、新型ロレジウムが誕生。世代交代を果たします。
新型ではそれまでのプラチナ文字盤にブルー文字盤が加わりましたが、このタイミングでまだ沢山の旧型の在庫を持っていたといわれる香港ロレックスが、スイスロレックスに対応を要求。
スイスロレックスは香港ロレックスにブルー文字盤を50枚だけ渡し、これに交換してRef.16622を売り切ることを提案したといわれています。
果たして誕生した「香港限定」のブルー文字盤のRef.16622ですが、当時日本の並行店にも入荷したと記憶しています。
今の所、特に話題にはなっておらず、買取価格もまだノーマルと同程度ですが、もしかすると将来にはコレクターズアイテムの仲間入りを果たす可能性が有り、目が離せません。
5.ロレックス ヨットマスター相次ぐ新作の投入
翌年の2013年にはブルーのセラクロムベゼルを備える、ヨットマスターIIのスティールモデルが登場。
その複雑な機構ゆえにスティールモデルでも、決して安価とは言えない価格になりましたものの、多くのファンにとっては嬉しいニュースであったことに違いはないでしょう。
2015年にはエバーローズゴールドのケースにオールブラックのセラクロムベゼルと、オイスターフレックス・ブレスレットと呼ばれる特殊なラバーストラップを装着したRef.116655が登場。
ロレックス初のラバー素材のストラップと、エバーローズゴールドのケースが織りなすスポーティーかつ華やかな印象は、ヨットマスターの世界観をより個性的なものとしたといえるでしょう。
その翌年の2016年にはエバーローズゴールドとスティールのコンビのヨットマスターを発表。
チョコレートブラウンの文字盤とエバーローズゴールドのベゼルの組み合わせは、モダンで艶やかな表情を醸し出しており、登場以来直ぐに人気モデルの仲間入りを果たしました。
また2016年にはロレジウムに新色となるダークロジウムを追加。
これに伴ってプラチナ文字盤が生産終了といわれており、既にプラチナ文字盤の未使用品にプレミアが付くなどといった反応が現れ始めています。
以上、かなり速足でヨットマスターの変遷を追ってみましたが、現在の流通価格は流通不足の感が強い新作に少々価格の上かすりが発生しているものの、全体としては落ち着いている状況です。
他メゾンの新作発表ペースを考えれば決して多い方とはいえないものの、これまでのロレックスのペースから考えれば、近年のヨットマスターに対する力の入れようは特別なように思えてなりません。
今後もヨットマスターに注目していきましょう。
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