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ロレックス 部品だけでも買取してもらえるのか?

ロレックス 部品だけでも買取してもらえるのか?

ロレックスの部品だけを積極的に買い取るお店は意外と少ないですが、時計の価格の高騰とともに、部品の中にはとんでもない付加価値を伴うものも増えてきたのは事実です。
ここではそんなロレックスの部品(パーツ)にまつわる話を掘り下げてみます。


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意外と侮れない、ロレックスのブレスレットのコマ

ロレックスのブレスレットを調整したときに取り外したコマは売り物になるのでしょうか?
これはネットオークションを注意深く見ていれば分かるとおり、ブレスレットのコマだけの出品もあり、しかも落札されている例もちゃんとあります。
すなわち需要は確実にあります。

例えば愛用するロレックスの時計が体調や体形の変化によってブレスサイズがきつくなってしまった、という話を聞いたことはないでしょうか。
もちろん自分で余りゴマを保管していればそれを足して解決するのですが、必要なときに簡単に見当たらないのが附属品というもの。

そんなとき、ロレックスのサービスセンターに相談すればコマを足してもらえるのですが、現行モデルのステンレスのコマひとつで10,000円以上の部品代がかかるのです。

そんなとき、ちょうどよく同じ時計のコマを余らせている人が周りにいれば安く譲ってもらう、何てこともあるかもしれませんが、これがなかなかうまくいかないのです。
以下は代表的なモデルのコマの買取価格です。

モデル Ref 素材 コマ数 買取価格
デイトジャスト 116234 ステンレススチール 3コマ 18,000円
デイトナ 116528 K18 1コマ 25,000円
デイデイト 228206 プラチナ 1コマ 30,000円

余りゴマも立派な附属品であり、そのうち時計を売りに出すことがあるとすれば、買取店によっては査定額プラスの要素になり得るものであることを考えれば、よほど親密な関係でもなければそんな無理を言うことはできないものです。

また外観が似ているからといって違うモデルのコマを取り付けようとしますと、実はサイズが微妙に違っていて、とりあえず取り付けられたけど動きが硬い、などということになりかねません。

すなわちロレックスのような人気ブランドの時計の場合、その部品のひとつひとつにもしっかりと商品価値があるといえるのです。

しかし意外にも、「時計買い取ります」と看板を出しているたくさんのお店の中で、部品だけでも積極的に買い取ります、というお店は意外なほどに少ないのが現状です。

しかし古物の買取というもの、家庭に眠っていた不要なものが予想以上の高値で売れてすばらしい体験になるというシナリオを描くのがその最も美しい姿であり、その可能性のあるロレックスの部品をここであえて挙げてみましょう。

そのブレスレット、意外に希少品かもしれません

時計を見つめる男性

かつて使っていたロレックスの時計、ブレスレットを外して革ベルトを付けて使っていたが、今では時計をどこにしまったか忘れてしまった。そして今手元にほとんど使っていないブレスレットだけ残っている。何てことはないでしょうか。

時計の価格上昇とともに、ブレスレットの価格も随分と上がりましたが、時計に驚くような価格の高騰が頻発しているように、そういった高騰した時計に使えるブレスレット単体も意外なほどの高値を付けることがあります。

少なくともスポーツモデル用の取り付け幅が20mmあり、しかもスポーツモデル用の太いバネ棒が通るフラッシュフィットが付いたもので、並み以上のコンディションをキープできていれば、買取価格は簡単に10万円を越えてくることでしょう。

旧タイプの巻きブレスやリベットブレスなどになればなおのこと。
さらにはデイトナに使えるもの、特に手巻き時代のデイトナ用の取り付け幅19mm、エンドピースの裏側に “271”や “371”、そして極めつけの “71N” 等と刻印されているものが発見されれば、まさにお宝。それこそ古物の醍醐味といえるでしょう。

最も手巻きのデイトナをどこかになくしてしまったとすれば、その実質的被害額は膨大になってしまいますが、かつてブレスレットの番号にまで注意が及んでいなかった時代があったことを思えば、ベーシックなオイスターデイトにこれらのブレスレットが付いていた、何てことも十分に考えられるのです。

以下はロレックスが採用している主なブレスレットの一覧です。

ブレスレットの種類 主な採用モデル 特徴
オイスターブレスレット ・デイトナ
・サブマリーナ
・エクスプローラーⅠ・Ⅱ
・現行ロレックスの定番
・堅牢で高い強度を誇る
ジュビリーブレスレット ・デイトジャスト ・腕にフィットするデザイン
・ドレッシーな印象
プレジデントブレスレット ・デイデイトシリーズ ・金無垢モデル
・バブリーな印象
パールマスターブレスレット ・パールマスター ・丸みを帯びたデザイン
・マットな仕上がり
リベットブレスレット ・エアキング ・素材全てがステンレス
・現行は廃盤

これらのブレスレットは、中古市場での需要が高く、ブランド品買取業者に買い取ってもらえる可能性が高いです。
もしお手元にあれば査定を検討してみてください。

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風防やリューズ、チューブなど

かつてロレックスのサービスセンターにも、修理で交換した部品を返却してくれる時代がありました。
そのころ、ご家族のどなたかがロレックスを所有していて、しかもサービスセンターに修理に出していたとすれば、ロレックスの古い部品がどこかに眠っているかもしれません。

ここに上げさせていただいた風防、リューズ、チューブなどはガスケット、すなわちゴム製のパッキンなどとともに、防水性確保のために比較的交換の頻度が高くなる部品です。

そして例えば、これがサブマリーナーのRef.5513やRef.5512等であった場合、現在は生産されていないドーム型風防や、サブマリーナー用の大径のツインロックリューズであったりする可能性が有ります。

今となっては防水性の確保については大した意味を持たず、すでに部品を交換されてしまったヴィンテージウォッチの部品を元の仕様の部品に交換することでよみがえる、その時計がかつて持っていた雰囲気はすばらしい付加価値を与えるのです。

使い物にならないほど痛んでいたのでは仕方ありませんが、風防なら劣化による亀裂が発生していないこと、リューズやチューブならねじ込んでとどまるくらいのコンディションを保っているとすれば、意外な価格が付く可能性が高いといえるでしょう。

ロレックスは文字盤のみでも価値がある

ロレックスは文字盤のみでも価値があります。実際、文字盤単体の査定・買取実績がある業者は少なくありません。

文字盤の買取相場は35万円です。個人でカスタマイズし、元の文字盤が自宅に眠っているのであれば買取りを検討しても良いでしょう。

また、ロレックスでは2021年5月に規約を変更し、「5年間の保証期間内は文字盤を交換できない」決まりとなりました。そのため、新品のロレックスを買ってから5年後に文字盤を交換し、気分転換をする人もいるようです。

それにともない、中古市場ではロレックスの文字盤の需要が増加。上記の通り、高値で買い取るブランド品買取業者もいます。特に18Kやダイヤモンドがあしらわれている文字盤の場合、予想以上の高値が付くかもしれません。
一方で文字盤の買取・交換では、以下の点の注意が必要です。

●オーバーホールがセットになる可能性が高い
●交換した文字盤の返却に費用がかかる
●交換した時計の価値は下がる傾向がある

文字盤の交換は、時計の状態にもよりますが約7万前後のオーバーホールがセットになるケースが多いので注意しましょう。

さらに交換した古い文字盤を手元に残したい場合、交換代金の40%が請求される点も押さえておきましょう。

たとえば、5万円の新しい文字盤に交換するなら、5万円の40%である2万円を支払うことで、もとの文字盤を回収できます。

なお、40%規程は文字盤のグレードダウンの場合にのみ適用されるルールで、グレードアップの場合には適用されません。

通常の文字盤からダイヤ文字盤などにグレードアップする場合は、無料で白文字盤は返却されます。

これは、ロレックスの文字盤の転売対策ともとれるルールといえるでしょう。それほどロレックスの文字盤には価値がある証とも捉えることができます。手元に使わないロレックスの文字盤があれば、買取を検討してみましょう。

全てはロレックスのすばらしい人気のみが成せること

時計を眺める男性

他にもわくわくするような設定が色々と考えられますが、上記のような例は意外とありそうな例といえるのではないでしょうか。

当然部品にまで高い付加価値が付いている時計はそう多くなく、全てはロレックスの高い人気が成せることです。
ロレックスには、その部品ひとつひとつに至るまで、大切に扱う価値があるのです。

以下の部品は一定の需要があり、部品単体で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。

部品 特徴
風防 ・文字盤を覆う透明なカバー
・ロレックスの場合風防そのものに価値がある可能性
リューズ ・手巻き式モデルに採用されているゼンマイを巻く部品
・時計左側にあり、通常王冠マークが付いている
チューブ ・防水性を確保するゴムパッキン

風防と呼ばれるガラスには、ミネラルガラス・アクリルガラス・サファイヤガラスなどが使われます。ロレックスには高価なサファイヤガラスが採用されており、この風防自体にも十分な価値があります。

また、リューズは手で触れる頻度が高く、ゴムパッキンは比較的劣化しやすい部品なため、両方とも交換頻度が高くなります。ブランド品買取業者においても、比較的買い取ってくれやすいパーツといえるでしょう。

仮にこれらの風防やリューズが廃盤となったアンティークロレックスの部品の場合、より高値で売れる可能性が高まります。廃盤アンティークロレックスの風防やリューズは、部品交換をすることで発売当時の状態に戻せる可能性があります。このことから、一部の風防やリューズは高値で取引されています。、

どのモデルのものかわからない風防・リューズ・チューブなどが見つかったら、信用力がある中古買取店に相談してみましょう。

ロレックスの部品は「なんぼや」に査定をご依頼ください

ロレックスは、世界トップクラスの知名度とブランド力を持つ時計メーカーです。コマ・ブレスレット・風防・リューズ・チューブ、そして内部の歯車やゼンマイまで、あらゆるパーツにロレックスのこだわりが詰まっています。「ロレックスなら間違いないだろう」という信用が、部品一つひとつに価値を生み出すのでしょう。

本記事でご紹介したコ「動いている時計」だけではなく、「壊れて動かない時計」にまで価値があるのがロレックスの特徴。ご自宅のタンスや引出しに動かないたロレックスがある方は、一度ブランド品買取業者に査定を依頼してみましょう。

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