GMTマスターⅡの金無垢モデルとは?現行品の定価や金無垢モデルの資産価値を解説
ステンレススチールモデルとは違った魅力がある金無垢(むく)のロレックス。GMTマスター Ⅱの金無垢モデルがいくらで販売されているのか、また価値はどれほどなのかが気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、GMTマスター Ⅱ金無垢モデルの定価や資産価値などを解説します。
※2024年2月の情報をもとに掲載しています。
ロレックスの金無垢モデルとは
ロレックスの金無垢モデルとは、ケース素材にゴールドを使用したものです。時計業界における金無垢とは18金のことを指し、ゴールドに塗装された腕時計モデルは金無垢とは言いません。
スタンダードウォッチやフォーマルシーンで身に着けられるドレスウォッチだけでなく、スポーツウォッチにも金無垢モデルがあります。また、ゴールドをベースにして銀や銅などの材料を配合した、イエロー・ピンク・ホワイトゴールドモデルが存在します。
金無垢モデルが注目を集めている理由
ロレックスの金無垢モデルは、時計愛好家にとっても憧れのモデルの一つです。ここでは、金無垢モデルが注目を集めている理由を見ていきましょう。
経年劣化が抑えられる
金は湿度や温度の影響を受けにくく、安定した素材で、酸化によるさびや変色が少ない、経年劣化が抑えられる点が魅力です。純金100%だと柔らか過ぎるため、ほかの金属と混ぜて強度を高めて利用されます。ロレックス自体、耐久性の高い素材と精密な製造技術により、長く使えるように作られています。
アレルギーリスクが最小限
金は、ほかの貴金属と比べて金属アレルギー発症率が低い傾向にあります。モデルにはロレックス独自の配合率で作られた金が使用されており、アレルギーリスクは最小限に抑えてあります。金属アレルギーを持っている方でも、安心して着けられる点が魅力です。
機能性と華やかな見栄えを両立
ロレックスの時計は、機能性はもちろん、高品質・耐久性を兼ね備えています。なかには、300メートルの防水機能を有したモデルもあります。ゴールドはさらに、華やかな見栄えがプラスしている点が魅力だといえるでしょう。
資産価値が高い
ロレックスは流通量が少ないのに対し、需要が高いため、時計の資産価値が維持しやすい傾向にあります。なかには、定価よりも高い相場のモデルも存在します。また、金は価値のある素材で、現在18金の買取価格は1グラム当たり7,900円程度(2024年2月9日時点)です。希少価値が高いことから、資産として購入する人もいます。
GMTマスター Ⅱの人気金無垢モデル
GMTマスター Ⅱの人気金無垢モデルには、以下があります。
- Ref.116718LN
- Ref.126718GRNR
- Ref.126715CHNR
- Ref.126719BLRO
ここでは、それぞれの詳細を解説するので、ぜひ参考にしてください。
Ref.116718LN
Ref.116718LNは、2005年にGMTマスター誕生50周年を記念して発売され、2019年に生産終了となった金無垢モデルです。イエローゴールドとブラックセラミックベゼルの組み合わせが美しいデザインを作り出しています。
見た目の華やかさだけでなく、耐久性や耐傷性もあり、人気のあるモデルの一つです。
Ref.126718GRNR
126718GRNRは、2023年に発表された新作モデルで、GMT針が従来の緑色から、イエローゴールドに変更されました。イエローゴールドケースとブラック・グレーの2トーンベゼルのデザインにより、高級感のある仕上がりとなっています。
ムーブメントには、70時間パワーリザーブ(ゼンマイを巻き上げた状態から放置して時計が止まるまでの駆動時間)を備えるCal.3285を搭載しています。
Ref.126715CHNR
Ref.126715CHNRは、2018年に販売された赤青ベゼルのモデルです。ロレックスが開発したピンクゴールド「エバーズゴールド」素材が使われており、セラクロムベゼルの黒とブラウンカラーが今までにない魅力的なデザインとなっています。
約70時間のパワーリザーブ、100メートルの防水性能を備えています。
Ref.126719BLRO
Ref.126719BLROは、2014年に発売された赤青ベゼルのモデルです。ホワイトゴールド素材を使用し、文字盤にはブルーカラーが使われています。2019年にはムーブメントの変更によりリニューアルされ、メンテナンス性やムーブメントの信頼性がアップしました。
約70時間のパワーリザーブと、100メートルの防水性能が備わっています。
GMTマスター Ⅱの現行金無垢モデルの定価
GMTマスター Ⅱの金無垢モデルの定価がいくらなのか、気になる方もいるでしょう。ここでは、現行モデルの定価を紹介します。
モデル | 素材 | 定価(税込み) |
---|---|---|
Ref.126718GRNR | 18Kイエローゴールド | 560万0,100円 |
Ref.126715CHNR | 18Kエバーローズゴールド | 585万2,000円 |
Ref.126719BLRO | 18Kホワイトゴールド | 585万2,000円 |
Ref.126719BLRO(メテオライトダイアル) | 18Kホワイトゴールド | 617万7,600円 |
金無垢モデルの資産価値が高まったのはなぜ?
ロレックス金無垢モデルの資産価値が高まったのはなぜでしょうか。ここでは、その理由を解説します。
以前の買取価格はステンレスモデルの方が高かった
日本では、ゴールドの腕時計はあまり良い印象を与えないことから、以前はステンレスモデルの方が買取価格が高い傾向にありました。ロレックスの買取価格は市場相場が大きく関係しており、市場での人気によって決まるため、需要の高いステンレスモデルの方が買取価格が上だったのです。
しかし現在は、ステンレスモデルと同様の査定割合となっています。日本では、ステンレスと見た目が似ているホワイトゴールドや落ち着いた印象のピンクゴールドが好まれています。
海外流出で価値がアップ
現在も、日本では金無垢モデルの人気は高くはありません。しかし、海外ではゴールドがもてはやされる傾向にあり、金無垢モデルが海外に流出しているため、査定額が高くなっています。
また、中国人観光客が日本でロレックスを購入していることも理由の一つです。ヨーロッパや東南アジアの観光客も、自国よりも安い価格で販売されている金無垢モデルを購入しています。
金無垢モデルのGMTマスター Ⅱをより高く売る方法
金無垢モデルのGMTマスター Ⅱを所有している方のなかには、高い価格で売却したいと考えている方もいるでしょう。GMTマスター Ⅱを高く売却する方法に挙げられるのが、以下の3つです。
- 海外販路を持つ買取店を選ぶ
- 付属品は全てそろえる
- メンテナンスしておく
それぞれ詳細を解説するので、ぜひ参考にしてください。
海外販路を持つ買取店を選ぶ
先ほども述べたように、金無垢モデルは日本ではそこまで人気が高くありません。しかし、海外販路を持つ買取店であれば、金無垢モデルを購入したいと考える海外で販売が可能です。日本では市場価値の低い金無垢モデルであっても、海外では売れるため、買取業者はその差分で利益を得ています。
付属品は全てそろえる
腕時計を査定に出す場合、付属品の有無によって売却価格が変わってきます。付属品には、以下のようなものが挙げられます。
- 外箱・内箱
- 保証書
- ブレスレットのコマ
- 取扱説明書
- オーバーホールの証明書
保証書は本物であるということを証明するもので、付属品のなかでも特に重要です。また、付属品によって査定時の価格が異なるため、一度査定に出して価値を確認してみるのがおすすめです。
付属品がなくても査定はしてもらえますが、ある場合は査定時に一緒に持っていきましょう。
メンテナンスしておく
査定前は、できる範囲でメンテナンスしておいてください。皮脂の汚れや汗がついているので、柔らかい布で拭き取ります。メンテナンスは定期的にし、きれいな状態をキープできるよう意識しましょう。
まとめ
GMTマスター Ⅱの金無垢モデルは、ステンレスと同様の査定割合となっています。海外での人気が高く、金無垢モデルも高い査定額で売却が可能です。
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