GMTマスター Ⅱとサブマリーナどっちがおすすめ?違いを解説
ロレックスのなかでも人気のモデルに「GMTマスター Ⅱ」「サブマリーナ」があります。どちらもよく比較されるモデルですが、それぞれどのような違いがあるのか分からない方も多いでしょう。
本記事では、GMTマスター Ⅱとサブマリーナの特徴や違いを詳しく解説します。どちらがおすすめか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
※2024年2月の情報をもとに掲載
GMTマスター Ⅱとは
GMTマスター Ⅱとは、どのような時計なのでしょうか。詳しく解説します。
1983年に登場したパイロットウォッチ
GMTマスター Ⅱは、航空会社のパイロットの要望によって開発されたモデルで、1983年に今のモデルの基礎となるRef.16760が発表されました。暗闇での視認性を高めるクロマライト ディスプレイにより、並外れた視認性を持っています。
前身モデルは1955年に登場したGMTマスター
GMTマスター Ⅱの前身モデルは、1995年から1999年まで生産されたGMTマスターで、GMTマスター ⅡはGMTマスターの上位モデルです。
2つの違いは、搭載している自動巻きムーブメントです。また、GMTマスターとの差別化を図るため、赤と黒のデザインが使用されています。
他の国の時間も確認できるGMT機能
24時間針と2色の回転ベゼルにより、最大3カ国の時間を表示することが可能です。GMTマスターでは短針が単独で可動しないことから、回転ベゼルとGMT針の位置から2カ国の時間を読み取らなければなりませんでした。GMTマスター Ⅱでは、短針を単独で動かせるため、簡単に時間や日付の変更ができるようになっています。
サブマリーナとは
サブマリーナとは、どのような時計なのでしょうか。詳しく解説します。
1953年に登場した世界初のダイバーウォッチ
サブマリーナは、1953年に登場した世界初のダイバーズウォッチです。41ミリメートルのオイスターケース、逆回転防止ベゼル、ロレックス独自のオイスターブレスレットが特徴です。2003年には、サブマリーナ誕生50周年を記念して、グリーンベゼルを搭載した「サブマリーナ デイト」が発表されました。
潜水時間を測定するための回転ベゼルを搭載
サブマリーナには、潜水時間を測定するための回転ベゼルが搭載されており、発売当時は大きな話題になりました。回転ベゼルの▽マークをダイビング開始時間の分針の位置に合わせ、進んだ分針を測ることで、潜水時間が判断できます。
防水性能は300メートル
防水性能は、発売当時は水深100メートルまででしたが、現在は水深300メートルまで備わっています。サブマリーナのケースは3重構造のため、水はもちろん、ほこり、圧力、衝撃などからムーブメントを守ってくれます。また、クロマライト ディスプレイにより、他の蛍光塗料と比べて長時間の発光が可能です。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナの違い
GMTマスター Ⅱとサブマリーナは、購入の際によく比較されます。ここでは、それぞれの違いを見ていきましょう。
防水性能の違い
GMTマスター Ⅱは防水性能が100メートル、サブマリーナは300メートルです。GMTマスター Ⅱはパイロット向けに開発されたのに対し、サブマリーナはダイバー向けに製作されたものであるため、防水性能に大きな違いがあります。
ベゼルの違い
GMTマスター Ⅱのベゼルは両方回転なのに対し、サブマリーナは逆回転防止となっています。逆回転防止とは、誤って水中でベゼルが回転しないようにする仕組みで、潜水中の経過時間を正確に計測できる機能です。
また、サブマリーナには60分を最大として目盛りが配置されていますが、GMTマスターは24時間表記で、表示可能な時間帯はGMTマスター Ⅱが3つ、サブマリーナは1つです。
フェイスの違い
GMTマスター Ⅱもサブマリーナも、針の大きさとドットインデックスのサイズは同じで、色に違いがあります。GMTマスター Ⅱは、時針、分針、GMT針(24時間で1周する針)の色を分けており、3カ国分の時間帯を読みやすくしています。一方でサブマリーナは、針の色が白と黒のみ。これは、潜水時に見やすくするための工夫です。
ベルトの違い
GMTマスター Ⅱはシングルバックルであるのに対し、サブマリーナはダイバー向けのため、外れにくいダブルロックブレスとなっています。また、ラグ幅はどちらも20ミリメートルです。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナ、買うならどっち?
GMTマスター Ⅱとサブマリーナで、どちらを買うか迷っている方もいるでしょう。ここでは、選び方の基準を解説します。
防水性能を求めるなら「サブマリーナ」
GMTマスター Ⅱはパイロット向け、サブマリーナはダイバー向けに作られたもので、それぞれ防水性能が異なります。防水性能を求めるなら、サブマリーナを選びましょう。「潜水作業で使用したい」などといった具体的な目的がある場合以外は、サブマリーナでもGMTマスター Ⅱでも問題ないといえます。
海外へ行くことが多いなら「GMTマスター Ⅱ」
GMTマスター Ⅱは3カ国分の時間帯が表示されるのに対し、サブマリーナは1カ国分のみしか確認できません。そのため、海外へ行くことが多い場合は、GMTマスター Ⅱを選ぶとよいでしょう。
デイト表示が必要なければ「サブマリーナ」
GMTマスター Ⅱには、日付のみを表示するデイト表示があります。一方、サブマリーナには日付表示がありません。日付を確認できるものを購入したいと考えているならGMTマスター Ⅱを、日付表示が必要なければサブマリーナを選ぶとよいでしょう。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナー、売るならどっち?
GMTマスター Ⅱとサブマリーナを売却するなら、どちらの方がよいのでしょうか。ここでは、GMTマスター Ⅱとサブマリーナを売却する場合の違いを説明します。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナも人気モデル
GMTマスター Ⅱとサブマリーナ、ロレックスのなかでも価値が下がらないとされるほど、人気のモデルです。GMTマスター Ⅱは近年特に注目を集めており、5年前と比べると、多くのモデルで買取相場が2倍以上となっています。
サブマリーナはレアモデルが多い
サブマリーナには、多くのレアモデルが存在します。特に、文字盤の「SUBMARINER」が赤く表記されている「赤サブ」や、200メートルの深度表記が660フィートの左側に書かれた「メーターファースト」は希少性が高く、相場は高騰しており、280万円前後で取引されています。また、経年劣化によって文字盤が茶色に変化した「ブラウンダイヤル」もレアモデルで、300万円前後が相場です。
人気カラーのベゼルが多いGMTマスター Ⅱ
GMTマスター Ⅱには、赤青ベゼル、黒ベゼル、黒青ベゼルなど、人気カラーのベゼルが豊富にあります。赤青ベゼルの「Ref.16710」は150万円前後、現行モデルの「Ref.126710BLRO」は280万円前後、青黒ベゼルの「Ref.126710BLNR」は、240万円前後が相場です。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナーを高く売る方法
GMTマスター Ⅱとサブマリーナを高く売るには、以下の方法が挙げられます。
- 付属品をそろえる
- メンテナンス前に査定する
- 専門知識や買取実績のある買取専門店を選ぶ
ここでは、それぞれの詳細を解説します。
付属品をそろえる
腕時計を査定に出す場合、付属品の有無によって売却価格が変わってきます。箱や説明書、保証書などがある場合は、一緒に持っていきましょう。
保証書は本物ということを証明するものなので、付属品のなかでも特に重要です。
メンテナンス前に査定する
腕時計は、使用により傷や黒ずみを生じます。この場合、メンテナンスを考える人もいるでしょう。しかし、磨き加工をしていない「ノンポリッシュ」の方が、市場価値が高くなる傾向にあります。そのため、メンテナンス前に査定するのがおすすめです。
専門知識や買取実績のある買取専門店を選ぶ
買取業者のなかには、売りに出す商品の専門知識を持っていない・最新の相場を把握していないところや、得意・不得意分野があります。買取実績を確認した上で、納得できる業者に査定してもらいましょう。
まとめ
GMTマスター Ⅱとサブマリーナには、防水機能やベゼル、時間表記などの違いがあります。どちらも人気が高く、定価よりも高値で売りやすい腕時計です。
GMTマスター Ⅱとサブマリーナの査定は、高価買取専門店の「なんぼや」へ相談してみましょう。徹底した研修・教育を実施しているためスピード査定が可能で、LINEでも気軽に査定が受けられます。査定は無料です。