ルイ・ヴィトンと村上隆のコラボまとめ|キャラクターからさくらんぼまで
ルイ・ヴィトンといえば「モノグラム」や「ダミエ」などの特徴的な柄が有名ですが、様々な芸術家やデザイナー、ファストブランドなどとコラボレーションしていることをご存知でしょうか?
今回はヴィトンとのコラボを何度もしているデザイナー村上隆氏とのコラボアイテムについてまとめてみました。
村上隆とは
村上隆は1962年生まれの現代美術家/ポップアーティスト/映画監督など様々な肩書きを持つデザイナーで、近年では六本木ヒルズのトータルプロデュースの一員や六本木ヒルズのイメージキャラクター「ロクロク星人」のデザインにも携わっています。
「スーパーフラット」と呼ばれる漫画やアニメから影響を受けた芸術運動の提言者で、オタク文化やサブカルチャーや浮世絵などの伝統文化などから色合い豊かなポップで可愛らしい芸術作品を生み出しています。
ルイ・ヴィトンと村上隆とのコラボレーションのきっかけは、当時のルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターだったマーク・ジェイコブス氏と言われています。もともと村上隆のファンだったマーク・ジェイコブスにより、2人のデザイナーのコラボレーションが実現されました。ルイ・ヴィトンにポップテイストを持ち込んだこのコラボはこれまでの伝統的で上品なヴィトンのスタイルに新たな風を吹き込みました。
デザインはポップな柄だけでなく、「モノグラム・マルチカラー」という33色の色を使ったカラフルな色あいも特徴になっています。
ヴィトンと村上隆のコラボまとめ
2003年から2008年の間に5回のコラボレーションコレクションを発表しました。
今回はその中から特に印象的な3つのラインをご紹介します。
キャラクターライン
2003年に発表された「モノグラム・パンダ」「オニオンヘッド」「フラワーハットマン」「LVハンド」などのキャラクターラインはルイ・ヴィトンの伝統的なモノグラム柄に村上隆デザインのポップなパンダやキャラクターが描かれ、その独創性と可愛らしさからそれまでのヴィトンファンだけでなく、新しいファン層を獲得した画期的なコラボレートでした。
バッグだけでなく、手帳や財布(ポルトモネジップ)、コインケース(ポルトモネロンパンダ)など小物類にもキャラクターラインが展開し、即日完売するほどの賑わいになりました。
モノグラム・チェリー
2004年に発表されたモノグラム・チェリーはルイ・ヴィトンの代表的なモノグラムにさくらんぼをあしらった大胆なデザインで話題になりました。さくらんぼには可愛い表情があり、双子、笑顔、おすまし顔の3パターンが用意されています。
印象的なデザインは令和の世でもファンが多く、中古市場でも高値で取引されています。
なぜ突然さくらんぼ?と思われる方も多いと思いますが、2003年にはチェリーブロッサム(桜)がプリントされたラインが村上隆のデザインでルイ・ヴィトンから発売されており、チェリー繋がりで翌年にさくらんぼをデザインしています。
2003年から2008年の間にモノグラムを生かしたマルチカラーやチェリーブロッサム、パンダのデザインなどを手がけ、アートとハイファッションのコラボレーションの先駆けとして話題になり、海外からも高い評価を受けました。
バッグだけでなく、財布やポーチなどの小物もコラボデザインされており、こちらもファンが多いアイテムになっています。
コスミックブラッサム
村上隆の代表的なイメージとなる表情のある「お花(フラワー)」が施された2010年のコラボアイテム。
村上隆が東京藝術大学の受験時に花のキャラクターを毎日描いていたことから生まれたお花シリーズ。
日本人の感性が持つかわいいキャラクター産業を美術の領域に昇華させ、製作されています。
このお花のモチーフは様々な作品やグッズで繰り返し使用されており、クッションやぬいぐるみ、中野ブロードウェイにある「となりの開花堂」ではクッキーとして毎月新たなデザインが販売されている人気のモチーフでもあります。
ヴィトンと村上隆のコラボは大人気
ヴィトンの伝統的なスタイルにポップテイストを融合したまさに「おとなかわいい」を具体化した村上隆のコラボアイテムは個性的かつ派手すぎないバランスのよさを持ち、全世界で大人気になりました。
コラボレーションが発表されると即日で完売するほどの人気だったため、現在は過去の村上隆とのコラボアイテムは入手困難で中古市場でも高値で取引されています。
もしも、ヴィトンと村上隆のコラボアイテムを所有している方は買取を検討してみるのもおすすめです。
「なんぼや」ではヴィトンアイテムの高価買取を行っています。ぜひ一度査定にお持ち込みください。