「ティソ」時計職人の伝統が息づくブランド
「時計といえばスイス」といわれるほどに、スイスには世界的に有名な時計ブランドが数多くあります。そしてその中でも知名度抜群な高級時計ブランドが「ティソ“TISOT”」です。現在では150以上の国と地域に販売ネットワークを持つ「ティソ」は、いかにしてそのブランド価値を高めてきたのでしょうか?
日本でも古くから馴染み深いブランドとして知られ愛されてきた、スイスの高級時計ブランド「ティソ」の魅力を探る旅に出てみましょう。
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「ティソ」時計職人の伝統が息づく
19世紀中盤に誕生したブランド
世界中の時計メーカーの中でも一二を争うほど長い歴史を有している「ティソ」の誕生は、なんと19世紀中盤の1853年にまでさかのぼらなければなりません。この年にスイスのジュラ山脈の麓にあるニューシャテル州ルロックルで、時計職人の「シャルル=フェリシアン・ティソ」とその息子「シャルル=エミール・ティソ」の親子によって「ティソ」の歴史はスタートします。
スイスは、当時から伝統的に手工芸品の製造技術が発達しており、青年期から修業を積んだ時計職人の父フェリシアンは、息子のエミールに自分の持つ時計製造技術を徹底的に教え込み、念願であった独立を息子とともに果たすこととなったのです。
ティソ親子の時計は世間から一定の評価を受け、小さな町工場としては成功していましたが、息子のエミールは、工場をさらに発展させる野心に燃え、米国に渡ってその技術に一層の磨きをかけます。
新技術搭載モデルで世界のブランドに
性能の確かな製品を作ることで次第に高い評価を得るようになった「ティソ」は、1900年に開催されたパリ万国博覧会においてグランプリを受賞し、その名を世界に轟かせます。
そして時代は20世紀となり、時計の歴史も次々に新しい技術が導入されていき、ティソは常にその話題の中心となっていくのです。
スイスの田舎町の小さな町工場から始まった「ティソ」の栄光の歴史は20世紀の幕開けとともに大きく飛躍していきます。ティソが取り組んだ技術革新は、「時計は磁石に弱い」という常識をくつがえす製品の開発でした。
耐磁性腕時計を発表
すでに大規模な製造工場で優秀な技術スタッフを擁していた「ティソ」は、会社を引き継いだエミールの息子パウル=エミール・ティソが社長の時代の1930年に世界初となる「耐磁性腕時計」を発表し、世界の時計ファンの度肝を抜きます。これは、ティソの優れた技術力を世界に示し、「ティソ」が世界的な有名時計ブランドとなるきっかけとなりました。
その後も「ティソ」は1953年に創立100年を記念して自動巻きの「センチュリー」と世界24都市の時刻が表示できる「ナビゲーター」を発表し、これらが世界的な大ヒットモデルとなります。
まとめ
「ティソ」は、1985年には「スウォッチ・グループ」の傘下となり、アンティークから現行モデルまで、世界中に多くのファンを持つブランドとして君臨しています。
スイスで唯一、商標に国旗の使用が許可された老舗ブランドとして、現在でも「ティソ」の名は少しも色褪せることはありません。
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