デイトナ「ポール・ニューマンモデル」幻の時計として知られる
デイトナから数年間のみ生産された「ポール・ニューマンモデル」をご存知でしょうか？ロレックスファンだけでなく時計好きなら誰もが知る非常に有名なこのモデルは、希少価値が非常に高く、今や“幻の時計”とまで言われています。デイトナについて深く知る上で「ポール・ニューマンモデル」は避けては通れないモデルですので、どのようなモデルで、どのような特徴があるのか、しっかり把握しておきましょう。
ロレックスファンだけでなく時計好きなら誰もが知る「ポール・ニューマンモデル」。生産数・流通数ともに非常に少ないことから、某オークションでは110万ドル（約1億1000万円）で落札されたほど。当モデルはロレックスを語る上で、またデイトナを語る上で避けては通れないため、どのような特徴を持っているのかなど、ぜひ知っておいてください。
デイトナの希少種「ポール・ニューマンモデル」
1965年から1970年代初期の数年間にのみ生産され、通常モデルと異なる15分刻みの60分清算計の目盛りを配したインダイヤルが搭載されたこのモデルは、俳優でありレーサーでもあるポール・ニューマンが愛用していたことから、後に「ポール・ニューマンモデル」と称されました。生産数が非常に少ないことでほとんど世に流通していなく、価値は500万～1000万にものぼり、時計好きの間では伝説のモデルとして認知されています。1960年代後半から1970年代初期はデイトナにとって変革の時代であり、ちょうどこの頃、ダイヤルに初めて「DAYTONA」の文字が刻まれるなどモデルチェンジが頻繁に行われていました。それと同時に試験的に多くのモデルが展開され、その中の1つがポール・ニューマンモデルです。生産年数が短いものの、ダイヤルカラーやケースの素材のバリエーションは豊富に取りそろえられ、中には金無垢ケースが展開されるなど、販売当時は富裕層の間では非常に高い人気を誇っていました。
デイトナ ポール・ニューマンモデル 異国情緒が漂うエキゾチックダイヤル
ポール・ニューマンなど富裕層の間で人気を集めていたこのモデルの最大の特徴として挙げられるのがダイヤルのデザイン。左右下に3つのインダイヤルに独特なアラビア数字を配したモダンクラシックな雰囲気を持ち、その異国情緒あふれるデザイン性により、日本においてのみ「エキゾチックダイヤル」と称されるようになりました。また、ポール・ニューマンが愛用していたことから、「ポール・ニューマンダイヤル」とも称され愛されています。防水性を高めたスクリューロック式のプッシュボタンやバルジュ―社製のCal.72をリファインしたCal.72B(Cal.7221)が搭載され、優れたデザイン性だけでなく高い精度・耐久度も併せ持ち、現在においても十二分に使用できること、さらには希少価値の高さも後押しして、2013年11月10日にジュネーブで開催されたオークションにおいて、110万ドル（約1億1000万円）で落札されるなど、ロレックスの中だけでなく世界中のあらゆる時計の中でも「幻のアンティーク時計」に位置づけられています。
ポール・ニューマンモデルは世界中の時計ファンが喉から手が出るほど欲する超人気モデルで、そのゆえんはデザイン性や希少性だけでなく、出生が謎に包まれていることも挙げられます。謎の多いものに対して探究心が湧くのが人の常。超有名時計ゆえ、入手できれば1つの大きなステータスになること間違いありません！
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