【更新:2024年11月】金属アレルギーの方におすすめの腕時計【メンズ・レディース】
金属アレルギーのために、腕時計の購入時に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
こちらではメンズ・レディースそれぞれで、金属アレルギーの方でも快適に装着できる腕時計をご紹介します。
金属アレルギーとは?気を付けたい素材も解説
まず、金属アレルギーが起こす症状、気を付けたい素材と金属アレルギーを起こしづらい素材をご紹介します。
金属アレルギーとは
金属は、汗に触れると溶け出し、その金属がイオン化します。
イオン化した金属と、体のたんぱく質が結び付くことで、人によってかゆみや赤み、かぶれが発生することがあります。その反応が金属アレルギーです。
金属アレルギーは「アレルギー性接触皮膚炎」と言われる症状で、金属が触れたことで皮膚の炎症が起こります。
金属アレルギーの人の特徴として多いのが、汗をかきやすい人だと言われています。
金属アレルギーは汗をかくことで発症するため、一般的に考えて、汗をかきにくい人よりも汗をかきやすい人のほうが発症する確率が高いためです。
また金属アレルギーは、少しの間腕時計を付けているだけなら大丈夫な人もいるなど、症状に個人差もあります。
付けたその日は大丈夫でも、数日後に金属アレルギーを発症する場合もあるなど、遅延型が金属アレルギーの特徴の一つです。
金属アレルギーで気を付けたい素材
金属アレルギーが心配な人は、アレルギーを起こしやすい素材を避けて腕時計を選ぶことが大切です。
金属アレルギーで気を付けたい素材というのは、言い換えると溶け出しやすい金属ということになります。そのため、それらの金属が含まれていない腕時計を選ぶようにしてください。
金属アレルギーで気を付けたい素材は、下記の通りです。
パラジウム
パラジウムは金属アレルギーを引き起こしやすい金属として知られ、金属アレルギーで特に気を付けたい素材の一つ。
パラジウムはプラチナに似たシルバー色の輝きを放つ金属で、プラチナPt 900や18金ゴールドに配合されていることが多いです。
ニッケル
日本人の4人に1人がニッケルアレルギーを持っていると言われているほど有名なアレルゲンで、金属アレルギーを持っている方は特に注意してほしい素材。
ニッケルは汗に溶けやすい金属でアレルギーを発症しやすいため、ニッケルが含まれている腕時計の使用には注意が必要です。
銅
パラジウムやニッケルよりはアレルギーを発症する確率は低いとされていますが、体質によっては銅もアレルギー発症の危険性があります。
銅はイエローゴールドやピンクゴールドなどに含有されていることが多いため、これらのゴールドの腕時計の購入を検討している方は、銅の含有量を確認してください。
金属アレルギーを起こしづらい素材
続いて、金属アレルギーを起こしづらい素材をご紹介します。金属アレルギーを起こしづらい素材は、溶けづらい金属だと言えます。
これから腕時計の購入を考えている方は、下記の溶けづらい素材を使っている腕時計を選ぶようにしてください。
チタン
チタンは塩化物イオンで溶けにくい性質を持っている素材です。金属が溶け出すことがなく、金属アレルギーの方におすすめできる素材の一つだと言えます。
チタンで金属アレルギーを起こす日本人は極めてめずらしいため、金属アレルギーを持っている方は、チタンを選んでおけばまず間違いない安心の素材です。
ゴールド
ゴールドといっても、アレルギーを起こしづらい素材と言えるのはほぼ100%金でできている24金です。
ゴールドの種類に18金がありますが、18金はゴールド75%とその他の金属25%が混ざっている素材のため、注意が必要です。その他に金属には、パラジウムや銅などアレルギーを起こしやすい素材が含まれている場合があるためです。
もし18金の腕時計の購入を考えているなら、その他の金属にどんな素材が含まれているのかをしっかり確認してください。特に敏感な方は、18金ではなく24金の腕時計を選ぶのがおすすめです。
プラチナ
高級金属として有名なプラチナも、金属アレルギーを起こしづらい素材として知られています。プラチナは、高級ブランドの腕時計の素材としても多く利用されています。
ゴールドと同じようにプラチナにも純度があり、Pt 900のプラチナは、プラチナ90%、パラジウム10%からできています。
さらにプラチナの純度が高いものに、Pt 950(プラチナ95%、パラジウム5%)、Pt 1000(プラチナ99.99%)があります。
プラチナの純度が高い方が金属アレルギーを起こしづらくなりますが、Pt 1000は腕時計としては強度に心配があるため、Pt 950のほうがおすすめです。しかし、パラジウムでの金属アレルギーを持っている方は注意してください。
金属アレルギーの予防策
金属アレルギーの予防策としてできることをいくつかご紹介します。
予防策は、下記の通りです。
夏場や運動の際は腕時計を外す
夏場や運動の際などの汗をかきやすいシーンでは、アレルギー反応の予防として腕時計を外すようにしてください。
腕時計を清潔に保つ
金属アレルギーは汗と金属が反応して症状を引き起こしてしまいます。
そのため、もし腕時計を装着している際に汗をかいてしまった場合は、こまめに汗を拭き取るなど、なるべく清潔な状態に保つことが大切です。
また、時計本体もクロスや布なのでこまめにお手入れをして、なるべく清潔に保つようにしてください。
どの金属にアレルギー反応を起こしているか把握しておく
金属アレルギーと一口に言っても、銅に反応している場合、パラジウムに反応している場合など、人によってアレルギー反応を起こす金属は様々です。
そのため、自分がどの金属にアレルギー反応を示しているのか把握しておくことが大切です。
皮膚科でパッチテストや血液検査を受けることで金属アレルギーの種類を把握できます。
気を付けたい素材が入っている腕時計を選ばない
パッチテストや血液検査で自分がアレルギー反応を起こしている金属を把握し、その金属を使っている腕時計を選ばないことで金属アレルギーの予防ができます。
しかし、検査結果で判定しやすい金属、判定しにくい金属が存在しているのも事実です。
検査で自分が金属アレルギーを起こす素材ではなかったからといって、金属アレルギーを起こしやすい素材を含んだ腕時計を選ぶのは注意が必要です。
腕時計用の保護シールやコーティング剤を使用する
腕時計の金属が直接肌に触れないように、腕時計用の保護シールやコーティング剤を利用するのも一つの方法です。
使い方は簡単で、腕時計と接触する部分の皮膚に保護シールを貼るだけです。
腕時計側に貼るタイプの保護シールもありますが、腕時計本体にシールを貼ることに抵抗がある方には肌用の保護シールがおすすめです。
コーティング剤も腕時計の裏側に塗るだけで使用できます。
メンズのおすすめモデル7選
SEIKO(セイコー)アストロン レギュラーモデル SBXC063
フォーマルからカジュアルまで様々なシーンで活躍するデザインが魅力的な、セイコーの純チタン製のメンズ腕時計です。
純チタン製でアレルギーを発症する危険性が低いため、金属アレルギーの方でも安心して付けられる腕時計になっています。
また、デザイン性だけでなく性能面でも非常に優れており、代表的な機能がソーラーGPS衛星電波修正です。世界中どこにいても、衛星からの電波を瞬時に受信し、今いる場所の時刻を表示してくれるという先進的な機能です。
SEIKO(セイコー)アストロン ブラックモデル SBXC069
ケース、ダイアル共にブラックに統一されたセイコーのアストロンブラックモデルは、メンズ向けにシックで洗練された印象のデザインに仕上がっています。
こちらも金属アレルギーの方でも付けやすい純チタン製のベルトとケースで、安心して付けられる点が魅力です。
溝入りのボタン形状はこのブラックモデルだけに採用されたデザインで、高いグリップ力を実現しています。
CITIZEN(シチズン) アテッサ ブラックチタンシリーズCB3015-53E
エコ・ドライブ機能を搭載したシチズンのアテッサブラックシリーズ。エコ・ドライブ機能はシチズン独自の開発で、電池交換の必要がなく、太陽や室内の光で光発電する機能のこと。
そのため、フル充電をした後は光がなくとも長時間の使用が可能です。
ケースの素材、バンド素材にはスーパーチタニウムというチタン素材を使っており、耐ニッケルアレルギー対策もされているメンズ腕時計です。
CITIZEN(シチズン) アテッサ CB3010-57L
こちらのモデルのアテッサもエコ・ドライブ機能が搭載されている、電池交換が必要ないメンズ腕時計です。
地球に優しいエコな機能を持つ腕時計として、公益財団法人日本環境協会から時計で初めてエコマーク商品として認定されました。
ケース素材、バンド素材はスーパーチタニウムを使用していて、耐ニッケルアレルギー対策がされているため、金属アレルギーの方も安心です。
OMEGA(オメガ) スカイウォーカーX-33 レガッタ クロノグラフ 45mm
ストラップにはナイロンを使用し、ケースとバックルはチタン素材でできているメンズ向けのオメガの腕時計。
素材の違うコンビネーションを楽しめる、デザイン性に優れた点が魅力的です。
ブラックのダイアルにブルーのリングとホワイト転写マーカーなど、パッと見てデジタル表示が読み取りやすくなっています。限定2017本のみ生産されたモデルです。
ARMANI EXCHANGE(アルマーニエクスチェンジ) シリコンベルトウォッチ
ストラップにシリコン、ケースにはナイロンを使用しているメンズ向けのアルマーニエクスチェンジのシリコンベルトウォッチ。
シリコン製のため、金属アレルギーの方にもおすすめできる腕時計です。
光沢感のあるホワイトダイアルにブルーのインデックスが爽やかで、スポーティーな印象を与えます。
様々なシーンに活躍するシンプルかつ清潔感のあるデザインが魅力的な一本です。
TIMEX(タイメックス) コマンドアーバン グレー
シリコン素材を使用したバンド、レジン素材を使ったケースは、クリアな半透明仕様でトレンド感もあるメンズ腕時計となっています。
普段使いからスポーツなど、カジュアルなシーンで活躍すること間違いありません。
ストラップには、汗に強く肌触りも滑らかな熱可塑性シリコン加硫物を使用しています。
シリコン製は金属アレルギーをお持ちの方でも、安心して付けられる素材です。
レディースのおすすめモデル7選
CITIZEN(シチズン) エクシード ES9484-55W
教会のモザイクスタイルや切子グラスをイメージした彫刻が優雅で、美しいデザインのレディース腕時計です。
白蝶貝の文字盤、インデックスにはダイヤが使用され、より高級感のあるエレガントさを演出しています。
ケース、バンド素材は金属アレルギーの方にも安心なスーパーチタニウムを使用し、耐ニッケルアレルギー対策も施されています。
CITIZEN(シチズン) エクシード ES9425-54A
シチズン独自のドライブである「エコ・ドライブ」を搭載しているレディース腕時計。光を電気に換え、光がないところでも長時間の使用が可能になっています。
ステンレスに比べ、強度が硬く軽量なスーパーチタニウムは、金属アレルギーの方にもおすすめできる素材です。
反射を抑え文字盤を見やすく加工した「クラリティ・コーティング」も施されています。
CITIZEN(シチズン) クロスシー ES9460-53L
澄み切った水のような美しいウォーターブルーの文字盤が、透明感あふれる涼しげな印象を醸し出しています。
水面の波紋をイメージした丸みのあるフォルムが、女性の手元を優雅に演出。
素材はスーパーチタニウム、耐ニッケルアレルギー対策もされています。贈り物にもおすすめなレディース腕時計です。
CASIO(カシオ) シーン SHW-700TCG-4A
カシオのチタンモデルのレディース腕時計。上品でシンプルなデザインのため、シーンを選ばずいつでも装着できる点がメリットです。
肌を明るく見せてくれるカラーで手元を鮮やかに彩ります。また、傷が付きにくいサファイヤガラスを採用し、時計の美しい輝きを持続します。
蛍光灯などのわずかな光も動力にするタフソーラー機能搭載のレディース腕時計です。
COACH(コーチ) グレイソン ウォッチ 36mm
ケース、ブレスレット部分ともにセラミックでできているコーチのレディース腕時計。どんな服装にも合わせやすいホワイトカラーにゴールドのインデックスがおしゃれで、贈り物にもおすすめな腕時計です。
セラミック製ですが洗練された上品さもあり、付ける人を選びません。インデックスの3時の位置にある「C」のシグネチャーがアクセントになり、よりおしゃれさを演出しています。
ICE watch(アイスウォッチ) ICE solar power-ライラックターコイズ サンセット
爽やかなアイスカラーのグラデーションが可愛いアイスウォッチのレディース腕時計。電池交換不要な、日本製のエコソーラームーブメントを搭載しています。
シリコン製の金属アレルギー対応の時計で、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。シリコンベルトはさらっとしていて装着感も良く、シリコンの腕時計を探している方におすすめできる1本です。
ICE watch(アイスウォッチ) ICE solar power-アイスソーラー ブラックローズゴールド
こちらもアイスウォッチの金属アレルギー対応、シリコン製のレディース腕時計です。エコソーラー機能も搭載しています。
ブラックとローズゴールドの組み合わせで、シックなイメージながら女性らしい可愛らしさもあります。大人びたデザインで幅広い年齢層の方におすすめ。
ビジネスシーンからカジュアルまで、様々なシーンに対応します。
まとめ
金属アレルギーの方に向けて、金属アレルギーに気を付けたい素材やアレルギーを起こしづらい素材をご紹介しました。
チタン製は、日本人がアレルギーを発症する確率が極めて低いと言われているため、最もおすすめできる素材です。
メンズ、レディース向けにそれぞれおすすめの腕時計もご紹介したので、ぜひ本記事を参考にしていただき、ぴったりの腕時計を見つけてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。