高級時計購入時に検討したい「維持費」について。その中身と目安とは?
高級時計を購入する際には、目の前にある時計の「本体費用」にのみ注目しがちです。しかし高級時計にかかる費用は、「購入費用」だけではありません。
所有し続ける限り、ずっと発生するのが「維持費」なのです。
高級時計の維持費にはどんな費用が含まれていて、どの程度の金額になるのでしょうか。
「せっかく高級時計を購入したけれど、手放さざるを得なくなった!」なんて失敗を回避するためにも、購入前に知っておくべき「維持費」の詳細について解説していきます。
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高級時計にかかる「維持費」とは?
高級時計は、一生ものの買い物だと言われていますが、それは「きちんとメンテナンスを行った場合」の話です。
時計の内部には非常に精密な機構が組み込まれており、残念ながらそれらの部品は「メンテナンスしなくても永久に働き続ける」というわけではありません。きちんと維持しなければ、すぐに使えなくなってしまうでしょう。
高級時計をよりよい状態で保つために必要となるのが「維持費」ですが、そこには2種類の費用が含まれています。それぞれの詳細をまずは確認していきましょう。
故障時に必要な修理費用
高級ブランドの時計の中には、非常に堅ろうな作りを売りにしているアイテムも多くあります。
しかし使い方を誤ったり、トラブルに見舞われたりしたときには故障のリスクも少なくありません。
「維持費」の1つ目となるのが、時計が故障したときに必要となる「修理費用」です。
修理費用は、どの部分がどの程度破損しているのかによって、費用にも大きな差が生まれてきます。そもそも時計が故障しなければ必要ない費用ですし、初期不良などの場合はメーカー側がきちんと対応してくれます。
購入時に、それほど意識する必要はないでしょう。
定期的に必要なメンテナンス費用
購入時により意識しておきたいのは、もう1つの「維持費」、定期的なメンテナンスにかかる費用についてです。
高級時計を良好な状態にキープし続けるためには、定期的にオーバーホールやタイミング調整、時計によっては電池交換を行う必要があります。
この中でも、金銭的負担が大きいのがオーバーホールですが、「3~5年に1度」のペースを行うことが推奨されています。
オーバーホールとは、時計の部品を一度全てバラバラにして、それぞれの状態をしっかりとチェックし、必要なメンテナンスを行った上で組みなおす作業のことを言います。
時計が新品同様になる反面、非常に手間がかかる作業だけに、やはり費用の負担が大きくなってしまいます。
こちらの費用は、たとえ時計が故障しなくても、定期的に必要となるお金です。
高級時計を所有し続ける限り、永遠に発生する費用ですから、購入時によく検討しておくべきでしょう。
購入前に知っておきたい維持費の目安
高級時計の「維持費」については、購入前に見落としがちなポイントの1つです。
しかし事前に知っておきませんと、せっかくの時計をすぐに駄目にしてしまったり、維持費を支払うことができずに時計を手放すことになったり…。
様々なトラブルの原因になってしまう可能性もありますから、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
そこで知っておきたいのが「高級時計の維持費の目安」ですが、これはブランドによっても大きく異なってきます。
ロレックスの時計を正規代理店にオーバーホールに出した場合の基本料金の目安は45,000円から85,000円程度です。
モデルによって差がありますが、内部に異常があれば、もちろん部品代や修理代金などが加算されます。
100,000円以上の見積もりが届くケースも少なくありませんから、事前によく検討する必要があります。
またオーバーホールを正規代理店に依頼した場合の作業内容についても、ブランドごとに差があるのが現実です。
自分が購入を検討している高級時計の「維持費」についての情報を、事前に把握しておくと安心して購入できます。
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維持費を節約することは可能なのか
高級時計を購入したい…でも高い維持費を何度も支払うのは不安!
購入を検討する際には、このような感情のはざ間で揺れる方も多いはずです。もともとの購入費用が高い時計を、所有し続けるためにさらに費用がかかるとなると…不安に感じるのも当然のことだと言えるでしょう。
こんなときに気になるのが、「維持費をできるだけ節約するコツはないのか」という点です。
故障した際の修理費用については、自分自身の意識である程度コストカットをすることが可能です。
正しい使い方を頭に入れ、自分で注意しながら使用することで、故障のリスクそのものを減らせることでしょう。
問題は「定期的にかかるオーバーホール料金」ですが、正規代理店ではなく、時計修理専門店に依頼をすることでコストカットにつながります。
この場合は、時計修理専門店の中でも高級時計に強く、さらに良心的な値段設定を行っているお店を、しっかりと吟味する必要があるでしょう。
信頼できる店舗を見つけることができれば、オーバーホールのたびに数万円ごとの差が出るケースも多いはずです。
維持費を削減し過ぎるのは危険
とはいえ「維持費はできるだけ少ない方が良い」と考え、メンテナンスを怠るのは危険です。
メンテナンスを怠った結果、重大な故障トラブルが発生すれば、時計そのものを駄目にしてしまうでしょう。
オーバーホールで軽微なトラブルを発見し、早期に処置を行うことができれば、その後の修理費用を節約することにもつながります。
またメンテナンス料金が安すぎるお店に依頼をすると、正規品以外の部品を使われてしまうこともあります。
この場合、高級時計は「ジャンク品」扱いとなり、本来の価値を失ってしまいます。
高級時計と維持費はセット。検討時にはお忘れなく
高級時計を所有し続けるためには、維持費はどうしても必要になる費用です。「そういうもの」として受け入れ、覚悟して購入するのがオススメです。
その上で「できるだけお得に維持するための方法」を検討してみてください。良い状態をキープしながら、時計を安心して使い続けられるはずです。
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