ビジネスでもOK！ナイロンベルトと腕時計の組み合わせ
ビジネスシーンで身につける腕時計の場合、レザーや金属のベルトを付けるのが一般的です。しかし、暑い時期などはお手入れのしやすいナイロンベルトを使いたいという方もいらっしゃると思います。カジュアルなイメージのあるナイロンベルトも、高級腕時計にマッチするものがたくさんあります。この記事ではナイロンベルトの概要や、ビジネスユースにも使えるナイロンベルトと腕時計の組み合わせをご紹介します。
カジュアルな印象が人気のナイロンベルト
ナイロンベルトとは、その名のとおりナイロン素材で作られたストラップのことです。一般的には「NATOベルト」と呼ばれています。冷戦時代に組織された軍事同盟「NATO軍」の御用達だったことが名前の由来です。
使用上の特徴は、やわらかな装着感です。腕にピッタリとフィットするため、腕時計のズレを防ぐことができます。柔軟性に優れるため、ストラップをきつくしてもストレスがありません。
汗や水に強い点も特徴です。また、洗濯できることから、一般家庭でも簡単にお手入れ可能です。スポーツやアウトドア用のストラップとしても適しています。
軍で使用されていたことから本来はミリタリーアイテムの一種ですが、近年は時計の印象を変えてくれるアレンジ用のアイテムとしても人気です。また、オメガやチューダーなどは、ナイロンベルトをラインナップに加えています。
ナイロンベルト人気の火付け役は『007』？
ナイロンベルトの人気が高まったきっかけのひとつは映画の『007』シリーズだと言われています。
1964年に公開された『ゴールドフィンガー』では、主役のジェームス・ボンドが、ナイロンベルトが装着されたロレックスのサブマリーナーを着用していました。フォーマルなストラップが当たり前だった当時としては、新しい価値観として多くの人々に強い印象を与えました。2015年に公開された『スペクター』でも、ナイロンベルトのシーマスターが採用されています。
『007』シリーズは、ジェームス・ボンドが見につける時計が「ボンドウォッチ」として注目されています。腕時計のトレンドに同シリーズが影響を与えることも少なくありません。近年の作品でナイロンベルトの腕時計が登場したころから、再びトレンドが起きている状況です。
ナイロンベルトを選ぶ際に気を付けたいポイント
上記のとおり、ナイロンベルトはカジュアルな印象が強いストラップです。そのため、服とのマッチングには気をつける必要があります。ビジネスシーンに着ていくのは問題ありませんが、あまり主張が強いデザインのものは浮いてしまうかもしれません。また、ナイロンベルトが装着された腕時計が比較的安価で手に入ることから、ナイロンベルト自体に安っぽいイメージを持っている人は少なくありません。チープな印象にならないように配慮することが大切です。
ビジネスシーンでも問題なし！ナイロンベルト×高級腕時計2選
ボンドウォッチとしても採用されていることから、やはりオメガの時計とナイロンベルトの相性は良好です。以下では、ビジネスシーンでも付けられるナイロンベルトとオメガの時計の組み合わせ例を紹介します。
ナイロンベルト×サブマリーナー
ボンドウォッチに採用された組み合わせです。サブマリーナーがシンプルな時計なことからさまざまなストラップと合いますが、ナイロンベルトを装着することでスポーツウォッチとしての側面が際立ちます。
ナイロンベルト×シーマスター
上記と同じように、ボンドウォッチの組み合わせです。シーマスターはオメガのなかでも屈指の人気を誇るダイバーズウォッチ。あえてナイロンベルトにすることで、「かぶり」を防ぐことにもつながります。
まとめ
カジュアルな印象が強いナイロンベルトですが、時計との組み合わせ次第では安っぽい印象にならず、ビジネスシーンでも十分に通用します。ぜひ、高級腕時計とナイロンベルとのマッチングをお試しください。
