バーゼルワールド 2019 チュチマ パトリアの戦略モデルを発表
チュチマの生まれ故郷、グラスヒュッテは、チュチマにとって大いに刺激的な土地であったのかもしれません。故郷に戻ったチュチマは、自らの原点を掘り返す作業をはじめ、早くも数々の傑作を生みだしてきました。
そんなチュチマは2019年のバーゼルワールドにおいて、時計ファンを驚愕させる新作を繰り出したのです。
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チュチマ パトリア グラスヒュッテ生まれ
チュチマが生まれ故郷であるグラスヒュッテに里帰りを果たしたのは2008年のことでした。
1980年代に頑丈なパイロットクロノグラフやダイバーウォッチのイメージで世界にその名を響かせて以来、コストパフォーマンスに優れた実用時計のイメージがすっかり定着しているチュチマ。
そのルーツは1845年にまでさかのぼることができる、伝統あるグラスヒュッテのウォッチメゾンのひとつであったのです。
チュチマはグラスヒュッテに戻ってからも、引き続き実用時計のコレクションを主軸としていることに変わりはありませんが、その傍らで自らのルーツである伝統的グラスヒュッテのウォッチメイキングを再開。
チュチマ パトリア 2013年「故郷」を意味するパトリアのコレクションを発表
故郷に帰ってきたチュチマは、テンプ以外を覆いつくす巨大なブリッジや穴石を固定するゴールドシャトン、シャトン留めスクリューといった、典型的なジャーマンスタイルを復活させた自社製ムーブメント、Cal.617を搭載し、ゴールドケースに限った展開ではありますが、自らのアイデンティティーを改めて打ち出してみせたのです。
2016年にはブランドの90周年記念として、かつて軍用のパイロットクロノグラフに採用された伝説のCal.59をリメイク。わずか20本の限定ではありましたが、これも世界中の時計ファンの記憶には、はっきりと焼き付くだけのインパクトを与えたといえるでしょう。
チュチマ パトリア そして2019年のバーゼルワールド
チュチマは何と、スチール製のパトリア アドミラル ブルーなる新作をリリースしたのです。
搭載するムーブメントは当然のようにゴールドモデルと同じCal.617のインハウスムーブメント。丁寧な仕上げはもちろん、フリースプラングテンプや巻き上げヒゲゼンマイなど、精度にこだわりを見せる高級機として、世界中の時計ファンを魅了したムーブメントそのもの。これを70万円台の価格で発売するということで、バーゼルの会場に訪れた時計通たちを大いに驚かせたのです。
チュチマ パトリア 外装も抜かりなく
外装デザインもゴールドモデルに準じており、ポリッシュ仕上げのケースやコールドエナメルのブルーやグレーダイヤルにもかなり力が入っているように見受けられます。
十分な長さを持つ鋭い3針と楔(くさび)型のインデックスからなる顔は、伝統的なドイツウォッチならではの雰囲気を持ちながら、文字盤の発色のすばらしさはなるほど、幾らかモダンな雰囲気も醸し出しているように見えます。
手巻きムーブメントのパワーリザーブは65時間、ケース径43ミリという現代的仕様で、恐らくは大ヒットとなるであろうこのモデルを皮切りに、チュチマは伝統的ジャーマンウォッチを中心としてシフトしてくるのではないかと思わせるほどに「やる気」を感じさせる時計です。
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