バーゼルワールド 2019 ショパールのさらなる洗練
2019年のバーゼルワールドにおいても、多彩な新作の数々を発表し、その健在ぶりをアピールしたショパール。
ルイ―ユリス・ショパールによって創業されたこの生粋のウォッチメゾンは、ショイフレ家の上質を知り、今を知る人々によって、さらに魅力的なプロダクトを生み出すメゾンへと深化を続けているように見えます。
2024年時計の買取相場急上昇中!! さらに現在相場の影響で時計の価値が急上昇しています! 時計を売るなら今がチャンス! ロレックスやオメガなど買取なら「なんぼや」にお任せください。
バーゼルワールド 2019におけるショパール
ショパールは2019年においても、L.U.Cを中心とする多彩な新作を発表。健在ぶりをアピールしました。
その内容はL.U.Cのトゥールビヨン搭載モデルやフライバッククロノグラフなどをはじめ、毎年恒例のミッレミリアの限定シリーズ、そしてショパールならではの卓越したジェムセッティングが際立つレディースのインペリアーレや、ルール・ドゥ・ディアマン、定番のハッピースポーツに至るまで、ショパールならではのエレガンスと安定感にあふれるものでした。
ここではメンズウォッチの新作からいくつか取り上げてみたいと思います。
1.L.U.CフライングTツイン
ショパール初のフライングトゥールビヨン搭載機でありながら、L.U.CらしいK22マイクロローターによる自動巻機構とストップセコンドを備える意欲作。
搭載するムーブメントL.U.C96.24-Lは、25,200振動/時でショパールが特許を所得したツインテクノロジー(積載式二重香箱)が65時間のパワーリザーブを蓄えます。
3.3ミリという薄さに加えて、COSC認定クロノメーター、ジュネーブシール所得と、やれることは全てやったと言わんばかりの大変な力作といえるでしょう。
そしてその外装はショパールならではの「フェアマインド認証(フェアトレード)」K18ローズゴールド製で40ミリ径のピュアなラウンドケース。
手作業によるギョーシェ装飾を施したゴールド製の文字盤は、初代L.U.Cの遺伝子を受け継ぐ洗練されたデザインです。
ムーブメント、外装ともに、初登場にして十分な熟成を感じさせる、完璧さを追求するショパールらしい新作といえるでしょう。
2.L.U.C XP
「このタイムピースの繊細さには、サヴィル・ロウ(※1)のテーラーの伝統が刻まれています。」とはショパールによる言葉。
確かに上質なテキスタイルを思わせるダイヤルのヘアラインと深いブルーの発色が際立ち、薄型2針ならではの端正さとエレガンスを備えながら、どことなく形式にとらわれない奔放さを併せ持っているように見えます。
搭載するマイクロローター自動巻ムーブメント、L.U.C96.53-Lはツインテクノロジーが実現した58時間のパワーリザーブと、3.3ミリという薄さを兼ね備えるもの。
スティール製ケースならではの気軽さと、本物を知るショパールならではのエレガンスが同居した、おしゃれの上級者にこそお勧めしたいたい、「粋な選択」といえるでしょう。
※1:イギリス、ロンドンにある高級紳士服店が集中している通り。
3.ミッレミリア 2019 レースエディション
すっかり恒例となったミッレミリア(Mille Miglia)とショパールのパートナーシップも、2019年で31年目を迎えます。
今年のミッレミリア レースエディションは、スレートグレーのダイヤルにブラックのタキメータースケールを備えるベゼルとインダイヤル。ミッレミリアのロゴが落ち着きのあるバーガンディに改められ、ケース径を44ミリとしたことで余裕を捻出したダイヤル外周には、大型のアワーマーカーが配され、太めの長短針とともに、良好な視認性を約束します。
いかにも押し心地の良さそうな大径のプッシュボタンや長めのラグに取り付けられた柔軟性に富んだストラップとともに、操作性や装着感にも十分な配慮が見られます。
毎年発売されるミッレミリアの限定クロノグラフも、長年の熟成によってその個性とエレガンスに一層の磨きがかかったものとなりました。
ショパールの深化は止まらない
時計師、ルイ―ユリス・ショパールがジュラ地方に設立した時計工房がショパールの始まりであり、純然たるウォッチメゾンとしての生い立ちを持ちながらも、「上質を知る」ショイフレ家の経営理念の下、ウォッチ専業メゾンには到達が困難と思えるエレガンスをまとうショパールのタイムピースは、熟成を増すごとにその個性をより明確なものとしてきました。
ショパールの時計が似合う大人を目指すのも、悪くないかも知れません。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。