時計の買取査定と人気との関係
新品は欲しいものを買って品ぞろえをコントロールすることができますが、中古の品ぞろえはそう簡単にいきません。
中古を店に並べるためには、まず買い取らなければならないのです。
業者用に中古を仕入れられる市場もありますが、やはり店頭買取に頼らざるを得ないのがほとんどの中古店の実情です。
人気モデルの中古をいかに集めるか。
それは全ての中古時計取扱店にとって永遠のテーマともいえるでしょう。
2024年時計の買取相場急上昇中!! さらに現在相場の影響で時計の価値が急上昇しています! 時計を売るなら今がチャンス! ロレックスやオメガなど買取なら「なんぼや」にお任せください。
1.どんな買取店も人気モデルばかりを集めたい!
「時計買い取ります。」との看板を出しているお店にとって、当然ながら買取は仕入れの一環です。
できることなら売りやすい時計ばかりを仕入れて、少しでも商品回転率を上げていきたいもの。
売りやすい時計とは人気があって状態が良く、附属品がそろっているもの。
そんな時計ばかり仕入れられれば、商売の苦労は随分と軽減されることでしょうが、やはりそう都合よくはいかないものです。
だからこそ売れ筋商品の査定が来たら逃したくはありませんし、個人差はあれ、一生懸命に高額査定を出そうとするのです。
しかしここで気を付けなくてはならないのが、同じような価格で売られている中古が必ずしも同じような価格で買っているわけではないということです。
お店での売価の相場があるように、買取額にも一定の相場がありますが、実のところ買取額の相場は必ずしも売価の相場に比例していないのです。
2.やはり強いのはロレックス スポーツだが…
例えば中古売価に対して買取額が高い時計の代表として、ロレックスのスポーツモデルがあります。
ロレックスのスポーツモデル、特にスチール製の中古モデルについては、まだ価格が手頃で50万円も持っていればデイトナ以外は選び放題であった10年くらい前と比べて、はっきりと売れ行きが鈍くなっているのが現状です。
しかしながら、そのような現状に関係なく1990年代に根付いた競争原理が強く働いていることから、中古時計店にとっては引き続き利益を出せないアイテムとなっており、このロレックスのスポーツモデルの中古市場における強さは、今後もそう簡単には変わることはないと思われます。
これに続いて、近年実際にロレックスよりも動きが速いオメガやタグ・ホイヤーの人気モデルたちの存在があります。
オメガについては007限定のシーマスターやスヌーピー限定のスピードマスター、そして2017年初出のトリロジーコレクションなど、定価を上回る価格で取り引きされる人気アイテムが最近増加しており、特に注目を集めています。
タグ・ホイヤーではカレラやアクアレーサーが特に強いモデルとなっていますが、中でもキャリバーホイヤー01搭載の新型のカレラや、セラミック製のベゼルを搭載したアクアレーサーに特に人気が集まっています。
タグ・ホイヤーというブランドについては日本でも大人気ではありますが、欧米でのファンの熱狂ぶりは日本と相当な差があり、それが中古よりはヴィンテージウォッチの価格差となってはっきりと表れています。
ヴィンテージに対する温度差はオメガにも言えることですが、ホイヤーはより大きな格差があるように見えます。
これらに次いでポルトギーゼ・クロノグラフや、パイロットウォッチのマークシリーズなどの非常に安定した人気を維持するIWCがあります。
IWCではポルトギーゼやポートフィノなど、アリゲーターストラップを標準装備する人気モデルが多いですが、こういったモデルはストラップに使用感がある場合、ストラップを調達して交換することが必要となり、そのコストである約5万円が査定額から直接ダウンとなるため、買取査定額が低いとの印象を受けている方も多いことでしょう。
反対に言えば、オリジナルストラップを温存しておけば、そうしなかったときより約5万円高く売れるわけで、こういったモデルは純正のストラップはすぐに外して、純正外ストラップを別途購入して取り付け、使用するのがお得な使い方といえるでしょう。
特にポルトギーゼ クロノグラフの青針モデル人気は圧倒的で、これを歓迎しない店はなく、査定担当者はいろいろな意味で神経を使うモデルの一つといえます。
あと日本人として決して忘れてはならないのが、グランドセイコーです。
特に自動巻きとスプリングドライブ、そして復刻モデルのシリーズは需要が高く、元来持ち合わせている仕上げや精度の良さから、中古になってもコンディションを維持している個体が多いのが非常に特徴的です。
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3.人気モデルを選ぶことのメリット
以上、最近の売れ筋の上位モデルをざっと挙げてみましたが、これらはそのまま、売却時にも有利なモデルたちばかりです。
中古の平均値入率を20%前後に想定しているお店が多いとのことですが、ここに挙げたモデルたちに関してはその限りではないようです。
こうして改めて考えてみれば、人気モデルを買っておけばいろいろな意味で得であり、そしてそのメリットがより人気を高騰させる、そんな人気モデルならではの図式が見えてくるようです。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。