「ランゲ＆ゾーネ」ドイツ・ウォッチの最高峰ブランド
世界的に有名な高級時計のメーカーの中でも、その独自の機能性とデザイン性によって異彩を放つブランドが、ドイツ発祥の「ランゲ＆ゾーネ“Lange & Sohne”」です。他のブランドとは一味異なるオリジナリティあふれる製品には、日本にもマニアックなファンが多くいます。
究極のドイツ・ウォッチであり、ドイツ・マイスターたちの技術の粋ともいえる「ランゲ＆ゾーネ」の神髄に迫ってみましょう。
「ランゲ＆ゾーネ」
ドイツ・ウォッチの最高峰ブランド
歴史あるドイツの名門ブランド
「ランゲ＆ゾーネ」のランゲ&ゾーネになっているF・A・ランゲは19世紀のドイツ・ザクセン王国の宮廷時計技師でした。
ランゲの活動は宮廷内にとどまらず、国内の若者を対象に時計の製造技術を指導し、彼の子供たちが成人してからは、ドイツ語で「ランゲと息子たち」を意味する「ランゲ＆ゾーネ」という名の会社を興します。
20世紀に入ると「ランゲ＆ゾーネ」社はさらに成長を遂げ、同社はドイツ有数の時計メーカーとしてその名を欧州全土に轟かせます。
しかし、ドイツが第二次大戦の敗戦によって東西に分割されたことにより、「ランゲ＆ゾーネ」社は東ドイツ政府の国有企業に編入されてしまいます。
東西統一の象徴的ブランド
ドイツの東西分裂によって、「ランゲ＆ゾーネ」は過去のブランドになりかけていましたが、1990年のベルリンの壁崩壊と東西ドイツの統一がきっかけとなり、ドイツ財閥の援助もあって「ランゲ＆ゾーネ」は再建されます。
戦争による祖国分断という悲劇によって、その命脈が途絶えかけた「ランゲ＆ゾーネ」でしたが、現在は、ドイツの「リシュモングループ」の傘下となって、かつての伝統を引き継いだ名品を世に送り出しています。
こうして、一時は激動の歴史の中に埋没しそうになったドイツ有数の高級時計ブランド「ランゲ＆ゾーネ」は、祖国統一の象徴的な存在として発展しています。
ドイツ・マイスターの逸品
「ランゲ＆ゾーネ」の特徴は、ドイツに昔から伝わる「マイスター制度」によって作り上げられる性能の確かさと、その機能性にあります。
さらに、他のヨーロッパ諸国の時計には見ることのできない独自のデザイン性を持っていることから、高級時計に求められる「性能・機能・デザイン」の3大要素が、製品に結実している点が特筆されます。
その妥協を許さない職人気質の伝統は「ステンレス製の時計は製造しない」という一貫した姿勢にも表れています。
精密機器としての時計と、アクセサリーとしての時計の良さを融合させて市場に送り届け続けている、いかにもドイツらしい時計作りの方針を貫くブランドが「ランゲ＆ゾーネ」なのです。
そして、その頑固な企業理念に対して喝采を送るファンは全世界に数多く存在し、特に既成の時計に物足りなさを感じている男性層から絶大な支持を得ています。
ランゲ＆ゾーネまとめ
長い伝統につちかわれ、激動の時代をくぐり抜けてきた中で、「真の時計作り」を探究し続けて仕上げられたドイツ・ウォッチの最高峰ブランド「ランゲ＆ゾーネ」の製品の数々こそ、あなたが探していた逸品との運命的な出逢いとなるかもしれません。
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