2024年06月21日

エルメスのバーキンはなぜ高い？理由や中古市場での価値について

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1 エルメスバーキンが高い理由
2 そもそも、バーキンとは？
3 バーキンの定価は上昇中
4 エルメスのバーキンを購入する際のポイント
5 エルメスバーキンの価値は今後も上がる

エルメスのバーキンは世界中の女性の憧れでもあるブランドバッグです。
数あるブランドバッグの中でも質の高いバッグで、価格も定価100万円を超える超高級バッグになります。

では、なぜエルメスのバーキンはこんなにも高いのでしょうか？
今日はその理由と2023年現在のバーキンの価値についても話していきたいと思います。

エルメスバーキンが高い理由

バーキンの定価が高いのには理由があります。

手作りの職人技

エルメスのバッグは、一人の職人が最初から最後まで担当するハンドメイド製法で作られています。
完全手作りの製法によって、職人の個性がバッグに反映され、同じモデルでも微妙に異なる仕上がりになりそれがバッグの個性を生んでいます。
そのため、1つ1つのバッグの製造に時間とコストがかかり、生産数の希少性が高いバッグになっています。

高級素材の使用

エルメスは最高品質の革を厳選し、素材の質に妥協せずにバッグを作っています。
世界最高峰のタンナー（なめし革業者・皮革製造業者）の「デュプイ」や「アノネイ社」などから最高品質の牛革を筆頭に山羊革・水牛革・ワニ革などの素材を仕入れ、天候による劣化が起こらぬよう厳重に保管されています。

長い歴史と高い評価

エルメスは1837年にパリ9区に開いた高級馬具工房としてスタートし、1892年には馬具の製作技術を使ってバッグ製作を始めます。1900年に入るとバッグや財布などのファッションアイテムに参入し、「ナポレオン三世」や「ロシア皇帝」「モナコ公妃」など世界の要人やセレブがエルメスの顧客になり、高級ブランドとして高い評価を受けます。
これら長い歴史と確かな技術によって今日もエルメスアイテムはセレブやスポーツ選手、政界人などに愛されています。

充実したアフターケア

エルメスは世界中に修理職人のアトリエを構え、バッグの修理やメンテナンスに力を入れています。
「エルメスアフターセールスカウンター」というエルメス製品のリペアやケアサービスに特化した店舗も構え、店内には職人が常駐しています。
もともと、一生モノとして使えるバーキンですが、このアフターケアの充実さがバーキンの価値をさらに高めています。

入手困難性の高さ

バーキンを購入するにはエルメスの顧客になる必要があり、入手は困難と言われています。
バーキンは前述したとおり、職人の手作業で1つ1つ製作されているので在庫を抱えておらず、年間で生産される個数も少ないアイテムです。

バーキンの年間の生産数は1万2000個ほどと言われています。
全世界のエルメスの店舗に割り当てられる個数は年間40個ほどになるので、それだけ希少性が高いバッグということになります。
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そもそも、バーキンとは？

エルメスのバーキンは、1984年に誕生しました。
社長のジャン=ルイ・デュマがロンドン行きの飛行機内で偶然出会った女優のジェーン・バーキンにインスピレーションを受けて名前が付けられています。
子育てをするジェーン・バーキンが収納力が高く、かつすぐに中身を取り出せるバッグがないことを嘆いていたことにジャン=ルイ・デュマがバッグのプレゼントを約束したと言われています。

バーキンの特徴は、ラフに使っても壊れない耐久性の高さと収納力の高さです。

バーキンはハンドルを二本持ち、左右のマチをストラップで広げられる構造で内側には仕切りがなくたくさんの荷物を入れることができます。
バッグの開閉はフラップとベルトで行われ、エルメスの刻印が留め具に施されており、エレガントでありながら、実用性を兼ねた名作バッグとして人気になりました。