エルメスの伝統と馬具工房由来の技術が継承されたカラー~コニャック
1837年創業のエルメス(HERMES)は、馬具工房としてスタートしたフランスが誇る高級メゾン。
当時も著名な貴族を顧客にもち、現在では世界的なセレブも愛用しています。
そのエルメスが展開するカラーのなかでも人気が高いキャメルカラー、コニャック(Cognac)の魅力にせまります。
コニャックをさまざまなシーンで使うのにふさわしい素材と、ラインも一緒にご紹介してまいりましょう。
人気が高いキャメルカラーのベスト3に入るカラー、コニャックとは?
エルメスのコニャックは、大人気カラー ゴールドよりも深みのある赤みがかったキャメルカラーです。キャメル系のカラーはエルメスでも人気が高く、キャメルカラーのベスト3のひとつがコニャック。「飴色」とも呼ばれるコニャックは、ブラックやブラウンよりも軽快でゴールドより落ち着いた印象のキャメルカラーです。
取り入れやすいコニャックをさらに使いやすくしてくれる2つの素材
取り入れやすさも人気のコニャックは、ゴールドに赤茶のインクをブレンドしたようなキャメルカラー。そのコニャックの色味をそのまま表現し、さらに使いやすくしてくれる2つの素材をご紹介いたします。
クシュベルの後継素材 ヴォー・エプソン(Veau Epsom)
ヴォー・エプソンは、細かい型押しとプレス加工をほどこした雄仔牛のレザーで、クシュベルが廃盤となったのちの2003年に登場しました。
ほどよい張りと軽さが特徴的なヴォー・エプソンは、耐久性・耐水性にも優れているため経年による型くずれの心配がほとんどありません。
バッグから小物まで、エルメスのあらゆるアイテムに使用されている人気素材です。
コニャックのヴォー・エプソンは、張りのある素材感をソフトな印象に仕上げてくれます。
ソフトで扱いやすい トリヨンクレマンス(Taurillon Clemence)
トリヨンクレマンスは、くったりとした柔らかさが特徴的な雄成牛のレザー。
摩擦や傷などにも強いことからカジュアルなガーデンパーティーや、小物などにも使われている素材で、かつてはムーと呼ばれていました。
トリヨンクレマンスとコニャックの組み合わせで、やや大きめな革目とソフトな質感が引き立ちます。
コニャックをオン&オフで使いたい! 馬具工房の技術力を感じるおすすめライン
オン&オフ兼用可能なコニャックは、性別を問わず多くの支持を集めるキャメルカラー。
そのコニャックを毎日のように使える優秀なラインをピックアップいたしました。
シンプルだからこそ、馬具工房由来の技術力を感じることができるラインばかりです。
エルメスの世界観が広がる アザップ シルクイン(Azapp Silkin)
アザップのシルクインは、内装とジッププラーにシルクスカーフのカレを使用したラウンドファスナータイプの財布です。
一見するととてもシンプルですが、ファスナーを開けると鮮やかなカラーとプリントが目に飛び込み、エルメスの楽しい世界観が広がります。
こなれ感のあるおしゃれを演出するなら、コニャックの落ち着いた外観と、華やかな内装とのギャップが嬉しいシルクインが断然おすすめです。
そして、日常使いができるヴォー・エプソンやトリヨンクレマンスなら、毎日のように使うことができますね。
スタイリッシュな ケリー デペッシュ(Kelly depeche)
ケリー デペッシュは、「公文書」という意味をもつブリーフケースタイプのバッグです。
フラップをとめるクロア・キーホールの金具・カデナ・クロシェットなど、ケリーらしいディテールからもエルメスのスピリットが伝わります。
ビジネスパーソンはもちろんのこと、クロアを外してマチ幅を広げることも可能なので、デイリー使いされる女性も多くみられるラインです。
シャープでスタイリッシュな印象のケリー デペッシュのコニャックで、エルメスのこだわりをアピールするのも素敵ですね。
日々のビジネスシーンでは特に、丈夫で扱いやすいヴォー・エプソンとトリヨンクレマンスがやはりおすすめです。
ファスナー付きバッグの先駆者 ボリード(Bolide)
1923年生まれのボリードは、世界で初めてのファスナー付きバッグです。
15~47までの7つのサイズラインナップが揃い、ハンドとショルダーの2WAYで使えることからも息の長い人気を維持しています。
なだらかなフォルム・前面にほどこされたステッチ・楕円形のネームタグなど、どこかクラシックなボリードは、馬具工房由来のしっかりとしたつくりのハンドルやクロシェットなどのエルメスらしさも魅力的。
スーツスタイルからデニムまで、どんなコーディネートにもマッチするボリードをさらに使いやすくしてくれる素材&カラーといえば、こちらもヴォー・エプソンやトリヨンクレマンスのコニャックではないでしょうか。
飽きがこなくて合わせやすいコニャックは、デイリーユース必須のラインをチョイスすると間違いなく大活躍してくれます。
モノトーンカラーから鮮やかなビビットカラーのコーディネートまで、色を選ばずに使えるコニャックのアイテムなら、さりげなくそして確実にエルメスらしさをプラスすることができますね。
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