エルメスバーキンの定価は2023年より値上がりした?高額な理由を解説
女性の憧れ、エルメスのバーキンは発売されて以降、何度か価格改定されてきました。とくに2022年以降は、値上がりを続けている状況です。
2023年に価格改定が行われ、2024年2月にも行われました。2024年2月の価格改定で、バーキン25と30の定価はさらに上がっています。
バーキンはもともと高額なアイテムです。どのモデルも100万円以上するものばかりで、中古市場でも高額で取引されています。
この記事では、バーキンが高額な理由についてまとめました。2023年と2024年2月の定価も見比べてみましょう。
バーキンは2023年よりも値上がりした?最新の定価は?
エルメスは、2024年2月に新たに価格改定を行いました。2023年も価格改定を行っていますが、2024年2月にはバーキン25と30が値上がりしています。
バーキン25と30トゴ・トリヨンクレマンスの2023年・2024年それぞれの定価は下記の表のとおりです。
2023年 | 2023年(差額) | |
バーキン25 | 1,474,000円 | 1,783,000円(+264,000円) |
バーキン30 | 1,639,000円 | 1,903,000円(+264,000円) |
バーキンの25・30のトゴ・トリヨンクレマンス素材は、2023年1月に値上げされた定価よりも、2024年2月の価格改定で16~18%ほど値上がりしています。 関連記事バーキン30の定価はどれだけ上がったのか?昔の値段からの推移を調査
「バーキン30」はバーキンシリーズの中でも日本国内で特に人気のあるサイズになります。 エルメスは年々価格改定で定価が上がっており、一度も定価が下…
2024.07.05
バーキンは、市場価値もどんどん上昇していますが、エルメスの価格改定で定価が上がっているため当然の結果といえるでしょう。
バーキンの定価が高額な理由は?
エルメスのバーキンは、どのサイズも100万以上する高額バッグです。定価はもちろん、市場価値も上昇し続けています。
値上がりをしてもバーキンの需要は高く、今後も価値が下がる可能性は低いでしょう。ではなぜ、バーキンは高額なのでしょうか。その理由をみていきましょう。
職人の手作りだから
バーキンは、職人の手でひとつひとつ丁寧に作られているバッグです。1人の職人が最初から最後まで仕上げています。
そのため機械で作るバッグとは異なり、手作業で作られるバーキンは大量に作ることができません。大量生産が難しいバーキンは、希少性が高いアイテムとされています。
希少性が高く流通量・生産量ともに少ないものの、バーキンを手に入れたい人は増えているため、どうしても高額になってしまうのです。
希少な素材を使っている
バーキンには、クロコ・トリヨンクレマンス・ヴォ―クリスぺトゴなどのレザーが使用されています。
高級ブランドはタンナーという皮革の卸業者から素材を仕入れるところがほとんどです。エルメスは、世界で最も優れたタンナーから素材を仕入れています。
さらに、バーキンには最上級の革しか使用していません。それだけ希少で高級な素材を使うバーキンの価格が高くなるのは当然といえます。
歴史のあるブランドだから
エルメスはもともと1837年にフランス王侯貴族の馬具を作る、高級馬具工房でした。そのときの顧客は、歴史上に名前が残る偉人ばかりです。
馬具工房だったエルメスは、その後貴族が使用するに適したブランドと認知されるようになりました。それだけ古い時代から、エルメスは多くの貴族に愛されてきたのです。
創業時から現代まで積み重ねられた200年以上の歴史あるブランド・エルメスだからこそ、バーキンにも高い価値があるのです。
手厚いアフターケアがある
バーキンは購入したら終わりではありません。アフターケアが手厚い点も、多くの人気を集めている理由のひとつです。
バッグのファスナー交換やステッチの補修など、購入後に起こるトラブルにもしっかり対応してくれます。
そしてエルメスには、修理専門の職人がいるアトリエが世界中に設けられており、高度な技術を有した職人がバッグの修理にあたってくれます。
前述のように、バーキンを長く愛用するためのアフターケアも万全です。手厚いアフターケアが整っているからこそ、バーキンが高額であることに納得できるはずです。
誰でも購入できるわけではない
バーキンの需要は高いですが、流通量・生産量が少ないため入手困難な状況です。
まれに正規店でバーキンが入荷されたとしても、店頭に並ぶことはほとんどありません。そのため、一般のお客さんが店で購入できる可能性は極めて低いでしょう。
バーキンを購入したいなら、まずはエルメス店舗の顧客になる必要があります。エルメスでバーキンの入荷時に優先して案内されるのは、買い物回数の多いVIPの顧客です。
もちろん、お得意様だからといって必ず案内してもらえるとは限りません。サイズ・カラー・素材など好みのモデルを自由に選べないケースがほとんどです。
簡単に手に入らない希少性があり、供給よりも需要が高いため、バーキンには高値がつくのです。
バーキンを少しでも安く購入する方法
前述のとおり、製造過程や素材のこだわりなど、バーキンが高価なのは当然といえます。高いのは理解できますが、購入する側としてはできるだけ安く手に入れたいと思うものです。
ここからは、少しでも安くバーキンを購入する方法を紹介します。
海外のブティックで購入
エルメスのバッグが生産されているのはパリの工房ですが、バーキンは世界中のエルメスブティックで販売されています。
エルメスの定価は国によって異なりますが、生産地であるパリで購入するほうが輸送費がかからないぶん安価で購入可能です。
また、ヨーロッパでは日本人には関税・税金がかかりません。そのため国内よりも10〜30%ほど安くバーキンを購入できます。
さらに、生産地であるパリの本店なら、日本では手に入らなかったアイテムと出会える可能性もあるかもしれません。
中古で購入する
モデルによっては、中古であればバーキンが少し安く手に入るかもしれません。人気の低いサイズやカラー、使用感があるものは定価よりも安く購入できる傾向です。
さらにはオークションやフリマアプリでも、中古のバーキンが売られています。
ただし、偽物も多く出回っているため、安価すぎるバーキンには注意が必要です。ネットで購入する場合は、購入先が信頼できる相手か見極めて、慎重に判断しましょう。
まとめ
エルメスが素材や製法にこだわって作っているバーキンは、希少価値が高い人気アイテムです。そのためどうしても手に入りにくい状況も合わさって、バーキンは高額商品となっています。
「なんぼや」では、エルメスの定番商品であるバーキンの買取査定を積極的に承っています。価値の高いバーキンの売却を検討している方は、実績多数の「なんぼや」にまでお気軽にお問い合わせください。