腕時計を傷だらけから新品同様に戻す方法と買取査定のコツ
高級時計を日常的に使っていますと、気になるのが「傷」です。
仕方がないものとして割り切って使っていたら、気付いたときには傷だらけ!なんて、悲しい経験をした方もいるのではないでしょうか。
ここで気になるのが、「傷だらけになってしまった高級時計は、その後どうすれば良いのか」という点です。新品同様のピカピカな状態に戻すための方法や、買取で手放す際に知っておきたいポイントをまとめます。
高級時計の傷が気になり始めた際に、ぜひ参考にしてみてください。
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腕時計の細かな傷ならオーバーホールでピカピカに
販売価格が50万円以上もするような高級な時計でも、実用性の高い時計の場合は「普段使いにしたい」という方も多いことでしょう。
いつでも自信を持って身につけられる反面、日常生活の中でついてしまう「細かな傷」が気になるところです。ある程度は仕方がないものとはいえ、長期間使用していますと、「新品の頃の輝きが懐かしい」と思うこともあるでしょう。
こんなときには、オーバーホールに出してみてください。
例えばロレックスでは、オーバーホールの基本料金に外装研磨が含まれています。
特に何も指示しなくても、時計の内部だけではなく、外側までピカピカになって戻ってくるというわけですね。
日常生活の中でつく小さな傷であれば、この研磨のタイミングで全てピカピカになって戻ってきますから、それほど心配する必要はありません。
基本的に時計のオーバーホールの目安期間は「3~5年に1度」と言われていますから、このタイミングに合わせて傷のお手入れも検討すると良いでしょう。
腕時計の傷だらけを「修理」で生まれ変わらせよう
一方で「傷だらけの高級時計」と評される時計の中には、定期メンテナンスだけではどうにもならない、深くて大きな傷がついてしまったものもあります。
こんな場合には、「修理」で時計を元通りにするという方法があります。
傷だらけの高級時計を修理する際に、知っておきたいポイントをまとめます。
料金の目安は?
傷だらけの高級時計を修理する際に、最も気になるのが「費用」です。
傷が入っている部分がどこなのか、またどのブランドの製品で、どこに修理を依頼するのかによっても、費用の目安は大きく異なってきます。
例えば「ロレックスの時計の風防に大きな傷が入ったので、交換したい」という場合には、18,000円からが修理費用の目安となります。
ケースやブレスレットが傷だらけになっていて、研磨だけで対応できない場合には、やはり交換を行う必要があります。
モデルや素材によっても料金は変わってきますから、まずは信頼できる業者を選び、修理費用の見積もりを依頼しましょう。
メーカーに依頼した場合の修理期間
高級時計の修理依頼先として、最も信頼できるのが各メーカーです。
修理専門の窓口を通して依頼をすることで、その時計にとって最も良い修理方法を提案してくれます。
とはいえ、メーカーには日本中から多くの時計が集まるため、修理が完了するまでに非常に長い時間がかかるというデメリットもあります。
手続き段階から合計しますと、「2~3か月は自分の時計を身につけられない」というケースも珍しくありません。
腕時計の傷 ガラスについた傷の対処法
腕時計のガラス部分(風防)に傷がついてしまったときは、ガラスの素材ごとに対処法が異なります。ここでは、風防の素材ごとの対処法を解説します。
アクリルガラス
アクリルガラスは、厳密にいうとガラスではなくプラスチックでできています。ガラス素材の風防が普及する以前の1940~1960年代によく使われていました。加工がしやすく割れにくいという特徴がありますが、傷がつきやすく耐熱性に劣るため、最近ではあまり使われなくなりました。
アクリルガラスに傷がついたときは、浅い傷であれば研磨剤などを使用し、自分で磨いて消すことができます。深い傷や破損がある場合は、風防ごと交換になるため修理を依頼しましょう。
クリスタルガラス
クリスタルガラスとは、主にコップなどに使用されるガラス素材です。硬度が高く傷がつきにくい反面、衝撃によって割れやすいという特徴があります。クリスタルガラスについた傷は研磨では消せないため、風防ごと交換が必要になります。
サファイアガラス
サファイアガラスは、高純度酸化アルミニウム(アルミナ)から作られた人工ガラスです。サファイアと同じモース硬度9であることから、この名で呼ばれています。傷や衝撃にも強く耐熱性にも優れますが、加工が難しいため、カジュアルな価格帯の商品での使用はあまり見られません。昨今の高級時計の風防は、サファイアガラスが主流となっています。
サファイアガラスは硬度が高いため、研磨で傷を消すことは困難です。メーカーや修理業者に依頼し、風防ごと交換してもらいましょう。
腕時計は傷だらけでも買取可能?高級時計の価値を見極めよう
傷だらけになってしまった高級時計を「もう使わない」ということであれば、買取店に買取を依頼するのもオススメの方法です。
この場合に気になるのが、「傷だらけの高級時計は買取してもらえるのか」という点です。
高級時計は、買取後にメンテナンスを行ってから再販されます。
日常生活の中でついた細かな傷であれば、この段階で落とせるケースがほとんどです。
よって、買取金額への影響は最小限にとどめられるでしょう。
一方で、研磨では落としきれないような深い傷の場合は、やはり査定金額からマイナスされてしまいます。
このマイナス幅は買取店によっても大きく異なるポイントの1つ。
「傷だらけの高級時計でも積極的に買取中」とアピールしている店舗であれば、そうした商品の取り扱いにたけているということですから、査定を依頼してみると良いでしょう。
腕時計が傷だらけになっても、時計を活かす道はある
たとえ傷だらけになってしまっても、高級時計の価値はすぐにゼロになるものではありません。
適切な修理・メンテナンスを施すことで新品同様へと生まれ変わるケースもありますし、買取サービスを使い現金化することも可能です。
これから時計をどうしたいのかを踏まえて、時計の将来を検討してみてはいかがでしょうか。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。