動かないロレックスでも買取可能?お店選びのコツと査定前の準備
昔購入したロレックスの時計が、動かない状態のままでクローゼットの奥で眠っている……なんて方はいませんか?
高額で購入したロレックスだからこそ、「動かないことはわかっていても、どうしても手放せない!」なんて状況もあるのかもしれませんね。
もしも「動かないロレックス」であっても買取してもらえるとしたら、手放す覚悟が決まる方も多いのではないでしょうか。
今回は、動かないロレックスでも本当に買取してもらえるのか、査定時のポイントや買取店の選び方などを詳しく解説していきます。また、そもそもなぜ故障したのか「動かない理由」についてもご紹介します。
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動かないロレックスでも「買取可能」な店舗は多い
ロレックスの腕時計は、実用性に優れている点が人気の秘密です。時計として使うためには、当然「動く」ことが前提となります。
しかしロレックスの場合は、壊れて動かない場合でも「買取可能」と判断されるケースが多く見られます。
その理由は以下のとおりです。
修理して再販してももうけが出る
ロレックスは、リセールバリューが非常に高いブランドとして知られています。世界中で人気の高いロレックスは、幅広いモデルに買い手がつくためです。
入手したアイテムを再販できる可能性は極めて高く、だからこそ買取店も高いお金を出してロレックスの腕時計を買い取っています。
時計が動かない場合には当然「修理」が必要となりますが、「修理費用を支払っても、もうけを出せる可能性が高い」点がメリットです。
一般的なブランドの場合、買取査定金額よりも修理費用が大きくなってしまうため、「買取不可」と判断されてしまうケースも多くあります。
しかしロレックスの場合は、もともとの買取査定金額が高いために、修理費用を差し引きしても「まだ買取品として値段がつく」という状態になります。
またロレックスでは、発売された時計の部品を、製造後約30年間はすべて保管していることで知られています。
「正規の部品を使って修理をすることが可能である」という点も、壊れたロレックスにも値段がつきやすいポイントだといえるでしょう。
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部品としても価値があるロレックス
もはや時計としては復活不可能なアイテムであっても、各種部品としての価値は生きている可能性があります。
ロレックスは世界中で愛されている時計です。修理のための部品を求める方は数多く存在します。
また、ロレックスのメーカーは30年間、修理用の部品を保管していますが、30年以上前に発売されたものだと部品が残っているとは限りません。ロレックスは丁寧に扱えば30年以上現役で動くこともある丈夫な時計です。
ロレックス愛用者の中には、メーカーで修理できなくなった時計の部品を求めている方もいます。そのため、古くなってボロボロのロレックスでも、使える部品があれば価値がつくかもしれません。
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「動かない理由」によっては買取不可能な場合も
時計が動かない理由はさまざまで、この程度の故障であれば確実に買取可能という基準はありません。オーバーホールで元通りになるレベルであれば、買取してもらえる可能性が高いといえます。
しかし残念ながら、どうしても「買取不可」と判断されてしまうケースもあります。
とくに、時計の修理に高額な費用がかかると予想される場合や、そもそも修理対応が不可能な場合には、「買取不可」と判断される傾向にあります。
以下で、買取が難しくなる。「動かない理由」を見てみましょう。
CASE1.損傷がひどく、修理対応できない場合
ロレックスにかかわらず、時計はそもそも精密機械です。大きなダメージを受けたり、経年劣化が激しかったりする場合は、修理すらできない可能性があります。
買取店のビジネスは、中古で購入したロレックスなどの腕時計をオーバーホールして再度市場へ送ることです。そのため、修理対応ができない時計については、たとえ高級なロレックスであっても買取不可になる場合があります。
具体的なトラブル例も挙げておきましょう。たとえば、錆(さび)は時計にとってやっかいなトラブルです。
文字盤に錆が発生してしまった場合、研磨などでの対処は行えません。対応策としては文字盤の交換などがありますが、ロレックスの場合、パーツのみの販売は行っていないため、修理自体ができないと考えておきましょう。
なお、時計が錆付く原因には浸水などのほかに、経年劣化も挙げられます。時計の内部がだんだん錆びていくため、外から見ただけでは故障が分かりにくく、注意が必要です。
CASE2.修理費用がかさんで買取査定金額を上回ってしまう場合
前項の内容と多少重複しますが、ロレックスなどの高級時計はパーツ一つひとつが高額です。そのため、修理をした時点で買取査定金額を上回ってしまうことも。そうなりますと、買取店としてはその時計に値段が付けられません。
そもそも、買取価格というのは買取店舗が市場に売り出す価格から、自社の利益とオーバーホール代、人件費などを差し引いて決定されます。その意味では、修理費用がかかる時点で、買取価格が落ち込むのは当然といえるでしょう。
CASE3.故障品に対応できない店舗の場合
もうひとつ「買取不可」になってしまう原因として、店舗が故障に対応できないという可能性も考えられます。
不動品に対してどのような対応をしているのかは、買取店によっても異なっています。
「自社の技術力では修理ができない」と判断している可能性もあるでしょう。そのため、あるお店で「買取不可」と判断されてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。「故障時計に強い買取店」を探し、アプローチしてみることで、買取可能になるケースも少なくありません。
まずは査定を受けてみよう
ボロボロになったものや動かなくなったロレックスが買取可能かどうかは、業者に持ち込んでみなければ判断できません。時計買取の専門家にみせれば、時計が動かない原因や修理費用の目安を調べてくれるはずです。
「故障して動かないから」と自己判断する前に、プロの目を借りる意味でも、査定を依頼してみましょう。
事前にやっておくべきことは?
動かないロレックスを買取査定に出す前に、準備しておいたほうが良いことはあるのでしょうか。
ここでは、査定前にしておきたいことをご紹介します。
オーバーホールや修理は不要
悩みがちなのが、オーバーホールや修理についてです。
「査定前に自分で済ませておけば、買取金額もアップするのでは?」と考える方も多いことでしょう。
オーバーホールや修理をするためにはそれなりのコストがかかってしまいます。その分、確実に買取金額がアップするのかどうかは、実際に査定を受けるまでわかりません。
実は「オーバーホールをしないまま買取に出した方が、差し引きでお得だった!」という可能性もあります。
壊れたロレックスを積極的に買い取っている店舗の中には、自社内に修理部門を有しているところも少なくありません。このような場合、オーバーホールや修理を外部に委託する必要がないため、修理費用が低コストで済む可能性があります。
査定の際、バリューデザイナーは時計の修理代に何円ほどかかるか想定し、修理料金を引いた分を買取価格として提示します。そのため、修理費用が安く済むほうが、買取価格も高くなります。自社修理できる店なら買取価格への影響が少なくなるため、自分で修理するよりもお得な取引が実現するかもしれません。
手間や時間、コストのかかるオーバーホールや修理はせず、まずは一度査定に出してみてください。
査定結果をみて、自分でオーバーホールしたほうがお得だと思えたら、修理に出しても良いでしょう。
付属品はそろえておこう
時計が故障をしていても、買取査定を受ける際には最低限の準備を整えておくことで査定金額がアップする可能性も高くなります。
特に大切なのは付属品の有無です。
- 保証書
- ブレスレットの余りコマ
- 外箱
など、上記のような付属品を準備して一緒に持ち込みましょう。
ロレックスの場合は、とくに付属品が重要な意味を持ちます。
たとえば、コレクターの中には箱ごと集めて飾る方もいらっしゃり、箱があると価値が上がります。査定額が3,000~10,000円アップするため、箱を保管してある方は、必ず一緒に持っていきましょう。
さらに重要なのは、保証書です。
保証書があれば、売却する時計が間違いなくロレックスで製造され、正規ルートで販売されたものだと証明できます。熟練したバリューデザイナーがいるお店では、保証書がなくても本物か偽物かの見分けがつきますが、そうでない場合は保証書によって何十万も買取額が変わる可能性があります。
熟練のバリューデザイナーがいる場合も、安心材料になるため、保証書がある商品は5,000~30,000円ほど高値での買取が可能です。
保証書をはじめとした付属品は、できるだけそろえて査定に出しましょう。
汚れを取っておく
高価買取してもらうためには、汚れを取っておくことも効果的です。
お店では顧客から商品を買い取った後、クリーニングをしています。そのため、クリーニング費用があまりかからない商品は、より高額での買取が可能です。
査定の前は、できるだけきれいな状態にしておくのが売却のコツです。
ステンレスベルトの手入れの仕方
腕時計を毎日のように使っていると、ベルトやケースに汗や皮脂の汚れがたまっていきます。査定前にしっかりとお手入れして、きれいな状態にしましょう。
ベルトがステンレス製の場合は、まず歯ブラシを使ってコマの間やバックルの内側、裏蓋といった細かい部分の汚れを取ります。汚れが取りにくい場合は、歯ブラシを水でぬらしたり、綿棒にアルコールをつけて拭いたりしてください。
ただし、防水時計でも、本体に水が入ってしまうと故障の原因になるため、水を使う際は気をつけて扱いましょう。
次に、竜頭(リューズ)やボタンを綿棒で拭きます。落ちにくい汚れは、つまようじで擦るときれいになります。時計に傷をつけないように丁寧に磨いてください。
細かい部分の汚れが取り終わったら、全体をメガネ拭きで優しく拭き取りましょう。
汚れがひどい場合は、石けん水や中性洗剤を混ぜた水を使って洗っても良いでしょう。汚れが落ちたらよくすすいで水気を拭き取り、しっかり乾燥させます。水分を残すと、錆が発生する可能性があるため注意が必要です。
ケースがステンレス製の場合にも、このお手入れ方法は有効です。
ただし、装飾の宝石がついているモデルには注意しましょう。宝石の種類によっては、洗剤をつけることでくすんでしまうことがあります。
革ベルトの手入れの仕方
革ベルトの場合は、水洗いを避けてください。革は水分によって硬さや色が変わり、水で洗うと価値が落ちる可能性があるためです。
革ベルトは専用のクリーナーで拭くのが理想ですが、ない場合は、中性洗剤を水で薄めて柔らかい布に染み込ませて拭いてもかまいません。
乾かす際は、日の当たるところに置くと変色するおそれがあるため、日光の入らない風通しの良い場所で乾かしてください。
査定前に時計をきれいにしておくことで、買取額アップが期待できます。ぜひ自宅でできる範囲のクリーニングをしておきましょう。
まとめ
リセールバリューが高いロレックスでは、ボロボロのものや動かないものであっても買取してもらえるケースが多くみられます。
捨ててしまう前に、一度査定を受けてみるのがおすすめです。時計買取に詳しく、自社修理に対応している買取店なら、高い査定金額を提示してくれる可能性があります。
さらに買取価格を上げるコツは、時計を手入れしておくことと、付属品をそろえて持っていくことです。
手入れは査定直前だけでなく、日ごろから丁寧に行っておきましょう。付属品は紛失しないよう管理し、忘れず買取店へ持っていくのが大切です。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。