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ロレックスGMTマスターIとII、新旧の5つの相違点・変更点!

ロレックスGMTマスターIとII、新旧の5つの相違点・変更点!

“空のロレックス”の呼称で愛され続けているGMTマスターは、1999年を境にIが廃止され、後継モデルとしてIIが誕生しましたが、この2つにはどのような相違点があるのかご存知でしょうか。IからIIに追加されたもの、はたまた廃止されたものなど、計5つもの相違点が存在するため、この機会にぜひ知っておきましょう!

GMTマスターIとIIは見た目に変化が見られないため、違いはあるの?と疑問に感じている人は多いはずです。しかしながら、実際には機能・性能・デザインにおいて5つの相違点・変更点が存在します。どのような違いがあるのか、以下にて詳しくご紹介します。
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最大3つのタイムゾーンが表示可能に

ロレックス二本
GMTマスターには、時針・分針・秒針のほかにGMT針という他国の時刻を表示するための針が備わっています。GMTマスターIでは、GMT針による2国の時刻表示が可能でしたが、GMTマスターIIでは、時針(短針)が独立して動くため、GMT針と時針による最大3国の時刻表示が可能になりました。これがGMTマスターIとIIの最大の相違点と言えます。

クイックチェンジの廃止

GMTマスターIでは、カレンダーの日付が12時になると瞬時に切り替わるクイックチェンジ機能が備わっていましたが(Ref.16750以降)、GMTマスターIIになるとこの機能が廃止されました。それゆえ、GMTマスターIIでは、日付が瞬時に切り替わるのではなく、ゆっくりと進行していく仕様になっています。

ムーブメントの高性能化

近代化に伴い、また技術の向上に伴い、GMTマスターIIではより高性能なムーブメントが使用されるようになり、精度が飛躍的に向上しました。また、ゼンマイに帯磁性・耐衝撃性を付加するなど、高品質なムーブメントに変更されました。

ベゼルの耐蝕性・耐傷性の向上

GMTマスターIでは、ベゼルにプラスチック素材が使用されていたため、耐久性にやや問題がありましたが、GMTマスターII(Ref.116710LN以降)では、極めて硬質で耐蝕性・耐傷性に優れたセラミック系素材であるセラクロムに変更されました。セラクロムは、ロレックスが開発し特許を取得した独自の素材であり、他のモデルに先駆けてGMTマスターIIに採用されました。

ベゼル色の多様化

GMTマスターIのベゼル色のバリエーションは青/赤と黒の2種類しかありませんでしたが、GMTマスターIIになってからは、青/赤・赤/黒・青/黒・黒/ゴールド・黒・緑など、さまざまバリエーションが取りそろえられています。また、現在進行形で開発が行われているため、今後はさらに多くのバリエーションが展開されること間違いありません。

このように、GMTマスターIとIIの相違点は多岐にわたります。現状では、アンティーク価値が後押しして、GMTマスターIの方がやや人気がありますが、機能・耐久性・実用性の向上や、より遊び心のある仕様により、GMTマスターIIの人気が急増しています。どちらも非常に魅力的ですので、どっちを買おうか迷われている方は、上記の5つの相違点を参考にして、しっくりくる方を選んでみてはいかがでしょうか。

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