廃盤後も高い人気!カルティエのマストタンクの魅力
カルティエのタンクシリーズは、100年以上の歴史を持つ人気シリーズです。なかにはすでに廃盤になっており、アンティークとしての人気を獲得しているモデルもあります。この記事では、カルティエのタンクシリーズのなかから、廃盤後も高い人気をキープしてる「マストタンク」について解説します。
「マストタンク」とは
「マストタンク」は、カルティエのタンクシリーズのひとつとして1976年にリリースされたモデルです。
「特権階級のためのブランド」として認識されていたカルティエが一般層への普及を狙った「レ・マスト・ドゥ・カルティエ」というコンセプトの一環であり、それまでのモデルと比較してリーズナブルな価格が設定されました。「マスト」は英語の「Must」であり、「生活に不可欠なもの」を意味しています。カルティエのこの狙いが功を奏し、1970年代には絶大な人気を誇りました。
タンクシリーズの「戦車」をモチーフにしたデザインは、マストタンクにもそのまま受け継がれています。ベゼルに無駄な装飾がなく、スッキリとした印象を受ける時計です。また、現行のカルティエとは異なり、ロゴが筆記体になっています。
特徴のひとつと言えるのは、フェイスのバリエーションの豊富さです。ポップ、クラシカル、ベーシックなど、さまざまな印象の文字盤のモデルが展開されています。そのため、シチュエーションや気分に合わせて身につけられる時計として多くの人に愛されました。
マストタンクは2004年に廃盤となっており、現在は生産されていません。現在の流通は中古市場のみです。そのため、当時のマストタンクはアンティークウォッチとしての魅力も生まれています。
女優の辺見えみりさんはマストタンクを複数所有していることで有名です。Kis-My-Ft2の玉森裕太さんなど、男性の愛用者もいます。
2021年には3種類のムーブメントを搭載した復刻版の「タンク マスト」がリリースされており、こちらも注目です。
多くの「タンキスト」を生んだタンクシリーズ
タンクシリーズの始まりは1917年に開発された「タンク」にさかのぼります。戦車のキャタピラにインスピレーションを得た2本の枠による幾何学的なデザインが高く評価されました。100年以上の歴史を持つ、カルティエを代表するシリーズです。
タンクシリーズは長い歴史のなかで、性別を超えて多くのファンを生んできました。タンクシリーズを好む人は「タンキスト」と呼ばれています。以下のようなセレブリティはタンキストとして知られています
・ミシェル・オバマ
・エディ・スリマン
・アンディ・ウォーホル
・イブ・サン=ローラン
・アンジェリーナ・ジョリー
ほかのタンクシリーズにも注目
タンクシリーズにはマストタンクのほかにも魅力的なモデルがあります。以下では、ほかの注目モデルについて紹介します。
タンク フランセーズ
タンクのレディースラインとして位置づけられているモデルです。「フランセーズ」は「フランスの女性」を意味します。チェーンブレスレットが採用されており、ブレスレットのような感覚で着用できます。
タンク MC
2013年に男性向けとしてリリースされたモデルです。「MC」は、「マニュファクチュール・カルティエ」の略称であり、自社製のムーブメントを搭載しています。シリーズの伝統を受け継ぎながら、現代的なセンスを融合させたモデルです。
まとめ
タンクシリーズは中古市場でも高値で取引されています。特にマストタンクは人気の高さと廃盤になっていることから、多くの人が中古市場して探している状況です。お客様が大切にされてきたマストタンクの売却を検討されている場合は、ぜひ「なんぼや」にご相談ください。