SIHH 2019 カルティエがサントスコレクションを拡充

SIHH 2019 カルティエがサントスコレクションを拡充

カルティエは2019年のSIHHにおいて、昨年の見事な全面刷新によって新鮮な輝きに満ちた、新しいサントスコレクションにさらなる拡充を発表しました。
ドレッシーな仕上がりが際立つ現行のサントスに対して、太めの夜光針の採用でスポーツテイストを程良く押し出したクロノグラフ。そして新開発のクォーツムーブメントの採用により薄く仕立て、クラシックでドレッシーなムードを強調した新しいサントス デュモン。これらの新作について触れてみたいと思います。

世界初の腕時計、サントス

1904年、ブラジル人パイロットのアルベルト・サントスデュモンは、友人のルイ・カルティエに飛行中にポケットから取り出すことなく、すぐに時間を確認できる時計を作ってほしいと要請。

よく知られるとおり、これが世界で初めて量産された腕時計、サントスウォッチ誕生のきっかけとなりました。

スクエアの文字盤に放射状のローマンインデックスというサントスのアイデンティティーは、時代を超えてカルティエの重要なアイコンのひとつとして大切に育てられ、やがて不滅の地位を確立するに至りました。

2018年、サントスを刷新

2018年、サントスを刷新

そんなサントスは2018年、2004年のサントス100以来となる、実に14年ぶりの全面刷新を受けました。

伝統的アウトラインを引き継ぎながらも、ベゼルをストラップの根元にまで延長することで文字盤とストラップの連続性をより強調してみせたほか、針やインデックスを細く仕立ててエレガントな表情に、そして大き過ぎず小さすぎない、現代的サイズ感に改められたことで、新世代のエレガンスを体現してみせたのです。

しかもカルティエはLMサイズとMMサイズの2種類、合計で13のバリエーションを一気にリリース。このカルティエの自信に満ちた提案は世界中で大歓迎され、今やすっかり人気モデルの仲間入りを果たしています。

新しいサントス ドゥ カルティエ クロノグラフ ウォッチ

そんな新型サントスに2019年、クロノグラフが追加されました。
マニュファクチュールムーブメント、キャリバー1904 CH MCを搭載するケースは幅43.3ミリのXLサイズ。

ハイクオリティな自動巻きクロノグラフらしく、ケース厚は12.5ミリに収まってはいますが、それなりの存在感を示すサイズといえるでしょう。

特にスチールケースのモデルはADLC加工によってブラックに染まったベゼルや太めの夜光針、ラバーストラップと相まって、3針モデルとは趣を異にするスポーツタイプに仕上がっている点が最大の特徴です。

新型サントスに共通して採用されているストラップは、工具を使用することなく簡単に交換可能なインターチェンジャブル ブレスレットシステムも採用されており、ドレッシーな雰囲気のブラックアリゲーターストラップも付属する点も非常に魅力的です。

またこのサントス ドゥ カルティエ クロノグラフでは、通常2時位置と4時位置に配置されるクロノグラフのプッシュボタンを、スタート、ストップのボタンを9時位置に移動。そしてリセットはリューズを押し込むことで行う仕様としており、アウトラインをすっきりとエレガントにまとめたとともに、少なくとも時計が袖の中に隠れない状況であれば、操作性も改善されたといえるでしょう。

このサントスクロノグラフは、ADLCコーティングを施したブラックベゼルを持つスチールモデルの他に、スティールケースにゴールドのベゼルを備えるモデル、そしてピンクゴールド製ケースのモデルの3種類が紹介されています。

新しいサントスデュモン ウォッチ

新しいサントスデュモン ウォッチ

またオリジナルのサントスウォッチのキャラクターを最も色濃く残すサントスデュモンには、6年間の電池寿命を誇る、新しいクォーツムーブメントを採用したバリエーションが追加されました。

クォーツムーブメントの採用によって、LMサイズが43.5ミリ×31.4ミリ、SMサイズが38ミリ×27.5ミリに対して、厚さを7.3ミリにまで絞っており、細身に仕立てた文字盤上のローマンインデックスと長短針、そして同じく細く仕立てたベゼルとの組み合わせによって、現代的エレガンスが香る、大変魅力的なモデルに仕上がりました。

サテン仕上げのケースに対して、傾斜を付けたポリッシュ仕上げのベゼル、そして裏蓋を含めたケース全体をわずかに湾曲させることで、ただ単に薄いだけでなく、視覚的な立体感を併せ持っている点も注目すべきでしょう。

今回LMサイズ、SMサイズともにスチールモデル、ピンクゴールドとスチールのコンビ、ピンクゴールドモデルの全6種類が登場していますが、価格が約40万円からという大変戦略的設定であり、クォーツムーブメントとはいえステップ運針する秒針もなく、この奥深い歴史とエレガンス、そしてストーリーを併せ持つ2針の薄型時計は、きっと多くの人々に歓迎されることでしょう。

腕時計の原点として

これら2つのニューモデルに加えて、ハイエンドラインにあたるサントス ドゥ カルティエ スケルトンにも、ADLコーティングによって全体を黒く染め抜いたスチール製のモデルが加えられ、ますますの充実を見せるカルティエのサントス コレクション。

伝統のエレガンスと実用性の両面で更なるリファインを受けたサントスは、上質なデイリーウォッチを求める全ての人にとって、強力な選択肢となることでしょう。

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