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バブルバックの特徴と魅力|古いモデルも高く売れる?

バブルバックの特徴と魅力|古いモデルも高く売れる?

ロレックスのバブルバックといえば、ロレックスの歴史を語る上で欠かせない名機です。現在はアンティークモデルとして愛されています。この記事ではバブルバックの特徴と歴史、魅力について紹介します。

ロレックスのバブルバック|特徴と歴史

ロレックスのバブルバックとは1933年〜1955年の期間に製造されたオイスターパーペチュアルのことです。

「バブルバック」という名前は裏蓋の膨らみに由来しています。当時のオイスターパーペチュアルは手巻きのユニットと自動巻きのユニットを重ねて搭載されていたため、スマートな形状にすることが困難でした。2つのユニットが重なった裏蓋の膨らみが泡(バブル)のように見えたため、その名が名付けられたのです。

バブルバックはマイナーチェンジが多くあり、生産時期によって6モデルに分類されています。

1stモデル

1933年~1935年に製造された初期モデル。ムーブメントを覆っているカバーに時計職人向けに用意されたといわれている分解マニュアルが書かれています。1stモデルだけに見られる特徴として、緩急針のスロットが開けられていることがあります。

2ndモデル

製造期間が1935年~1941年で1stモデルと仕様はほぼ変わりませんが、1stモデルに見られた分解マニュアルと緩急針のスロットがなくなりました。

3rdモデル

1941年~1943年に製造された3rdモデルで、精度と安定性、防水性が向上し、実用性が上がりました。

4thモデル

1943年〜1945年に製造された4thモデルで一段と精度が上がり、正式にクロノメーター協会から認定を受け、信頼と評価が世界に広がりました。

5thモデル

1945年~1946年に製造された5thモデルでは、ローターにパーペチュアルの文字が刻まれ、バブルバックに代わって「パーペチュアル」という名称が一般的になりました。ケースの素材や種類が増え、特に多くの人気を集めたのがこの頃です。

6thモデル

1946年~1955年の生産終了までのモデルです。ローターの傾斜が2段階になり、ムーブメントに改良が加えられたことにより、裏蓋の形状がふっくらとした丸みのあるきれいなラウンド型になりました。現在流通しているバブルバックは6th当時のものがほとんどであり、現存数が少ないため、希少性が高くなっています。

1950年代以降には、それまでのバブルバックよりもサイズアップしたセミバブルバックやビッグバブルバックというモデルも登場しています。

ロレックスのバブルバック|人気モデルは?

バブルバックといっても、前述したように年式によって様々なモデルがあります。中でも人気の高い2つのモデルを紹介します。

ROLEX 4486

1940年代に製造されたケースサイズが24mmの女性向けのモデルです。このモデルのダイヤルはオリジナルのデザインを採用しています。

ROLEX 3133

ロレックス3133には、異なる2つのデザインが存在します。

一つは1940年代に製造されたモデルです。オリジナルのダイヤルに希少な飛びアラビア数字が使われているのが特徴です。また、社外製のライスブレスレットが使われています。

もう一つは、リダン(文字盤を修復しているという意味)されたダイヤルに社外製の新品革ベルトに交換されています。

ロレックスのバブルバック|魅力は?

アンティークロレックスファンの間ではバブルバックはどのように評価されているのでしょうか? バブルバックの具体的な魅力を紹介します。

丸みを帯びた特徴的なフォルム

バブルバックの最大の特徴と言えるのが、独特な丸みを帯びた裏蓋のフォルムです。柔らかい印象の外観は、現行のロレックスモデルに多い無骨で堅牢なイメージとは対照的です。当時のロレックスはスタイリッシュさを求めてケースのスマート化を進めましたが、現在はその不格好さも味わいとして評価されているようです。

アンティーク品特有の希少性

バブルバックは生産が終了して70年ほど経過しています。そのため、現存数が少なく存在自体が貴重です。また、防水性能・自動巻き機構の搭載など、ロレックスの歴史においては転換期と言えるモデルです。こうした文化的な側面からも、ファンの間では人気のようです。

現行モデルに匹敵する資産価値

後期に製造された流通量が多いモデルの価格は20万円~と高騰は見られませんが、流通量の少ない初期のモデルや珍しいダイヤルについては、100万円を超えるものもあります。そのためレアモデルについては、現行モデルに匹敵する資産価値があると言えます。そのため、投資対象としてバブルバックを保管している方もいます。

ダイヤルの種類の一部を紹介します。

  • ユニークダイヤル

文字盤上のインデックスが、上半分はローマ字表記、下半分はアラビア数字になっているダイヤルです。1930年~1950年代に製造されたモデルに多く見られます。

  • 3バカダイヤル

3時と9時のみ横になっている独特なデザインです。1930年~1940年代に製作されたインデックスに採用されました。

  • テクニカルダイヤル

文字盤の上に多くの線が入り、まるで海図のようなデザインになっています。

  • スターダイヤル

インデックスに星の形が記されているデザインが特徴的です。

ロレックスのバブルバックは高値で売れる?

ロレックスのアンティークは特に美術品としての需要もあります。バブルバックは、1933年〜1955年に製造されたアンティークモデルで現在は生産されていません。一方で、先述したような魅力から多くのアンティークロレックスファンに求められています。希少価値が高いモデルで、さらに状態がよければ高値での取引が期待できるでしょう。

買取には箱や保証書などの付属品が重要です。一緒に査定に出すと買取価格が上乗せされるケースがあります。付属品がないとマイナスの評価につながることもあるので注意が必要です。売却の再は、ロレックスの買取実績が多く、ヴィンテージ時計の知識と買取実績が豊富な買取業者でのお取引をおすすめします。

ロレックスのバブルバックは「なんぼや」が高価買取します

指さし
今回ご紹介したバブルバックを含めて、アンティークロレックスの売却は「なんぼや」へご相談を。「なんぼや」ではブランド時計に精通する鑑定のプロが一点一点丁寧に査定します。どんなアイテムでも、価値を見逃しません。大切にされてきた時計を、まずは一度お持ち込みください。

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