一生ものになるエルメスとは？魅力や資産価値についてご紹介！
エルメスは、主要な海外ブランドの中でも憧れの対象として高い人気を誇っています。ハイクオリティを保ちながら時代とともに商品ラインを拡充してきたエルメスは、どのようなブランドなのでしょうか？
エルメスの歴史をはじめ、エルメスの魅力、エルメスが一生ものといわれる理由、とりわけ資産価値が注目されるエルメスのバーキンについて、順に紹介いたします。
エルメスの歴史をご紹介！
ハイブランドとしての地位を確立したエルメスの歴史について詳しくご紹介します。
1837年、パリが原点
創業者ティエリ・エルメス(1801〜1878年)により、フランスのパリにあるバス・デュ・ランパール通りで小さな工房を開いたのがエルメスの起源です。そして、1837年のパリがエルメスの原点になっています。
馬具工房がはじまり
時代の先端を走るパリの街でティエリ・エルメスが始めたのは馬具工房でした。エルメスは当時馬具に求められていた洗練さや耐久性を追求し、高い技術力を磨き、その類まれな技術が評価されて1867年にはパリ万博で賞を受賞しています。馬具に由来して、エルメスのロゴには馬車のシルエットが用いられているのです。
馬も傷付けない優しいつくりで名を確立
2代目シャルル＝エミール・エルメスは、エルメスの象徴となる新工房で馬具と鞍(くら)のオーダーメイドを開始。このときに馬を傷つけない優しいつくりを目指したエルメスの職人技が好評を得て、格式高いブランドとしてエルメスの名がヨーロッパ全体に知られるようになったのです。
下記、その後のエルメスの歴史をまとめます。
| 年代 | 出来事 |
| 1922年 | 3代目のエミール・エルメスが、ライフスタイルの変遷に伴い馬具にとどまらず皮革製品全般の取り扱いを開始。ヨーロッパにおける万能とじ具(現ジッパー)の独占権を得て、その後エルメスのバッグに採用。 |
| 1925年～ | メンズウェア、ジュエリー、時計、サンダル、スカーフ、ネクタイと続々新商品を発表。 |
| 1951年 | 4代目ロベール・デュマが後継となり、シルクのカレ、シェーヌ・ダンクル(ブレスレット)などを発表。 |
| 1956年 | ロベールがデザインした「ケリー」バッグが一躍有名に。 |
| 1978年 | 5代目ジャン＝ルイ・デュマは、時計や靴、金細工、クリスタル製造などの新事業を展開。やがてジェーン・バーキンとの出会いをきっかけに、代表的なバッグ「バーキン」が誕生。 |
その後も高級ブランドのイメージは6代目7代目へと引き継がれ、ハイジュエリー/家具用ファブリック/壁紙/化粧品などの新分野に参入し、エルメスグループはさらに拡大し続けています。
エルメスにはどのような魅力がある？
全世界で絶大な人気を誇るエルメスの魅力は、主に次の3点です。
1.高級ブランドのトップクラス
エルメスは、数ある高級有名ブランドの中でもトップランナー的な存在です。長い歴史と伝統で、時代とともに成長し続けてきた超一流のブランドだからこそ、そのステータスに魅せられる富裕層やセレブにとってエルメスはまさに垂涎品です。
2.高いクオリティ
商品のすべてにハイクオリティな品質を誇るのが、エルメスが長く愛用され続けている理由の一つです。使用する素材にとことんこだわり、トップレベルの職人の技術で支えられ、比類のない品質に仕上げられているのがエルメスの魅力です。
3.アイテムが豊富
時代のニーズに合わせて、エルメスで扱うアイテムは拡充されてきました。馬具からスタートしたエルメスですが、今ではレディース/メンズウェアから、バッグ/シューズ/ベルト/アクセサリー類/レザーグッズ、そしてジュエリーやウォッチ、フレグランス/化粧品にインテリア用品まで、広く商品展開されているのも強みと言えます。
エルメスが一生ものといわれる理由は？
エルメスが「一生もの」だといわれる理由は、主に下記の2点が挙げられます。
1.耐久性に優れている
フランスの王侯貴族向けに馬具を作ってきたエルメスでは、常に最高級の素材かつ優れた職人技で作られています。だからこそ、エルメスの商品は耐久性も優れていて、定期的にメンテナンスを行えばきれいな状態でいつまでも使用できます。
アフターフォローも充実しているので、万が一不具合があった場合も安心です。
2.資産価値が高い
エルメスが一生ものになる理由として、資産価値の高さも挙げられます。超一流ブランドのエルメスは、人気の高いバッグほど供給より需要が圧倒的に多くなります。高価格帯で希少価値があるバッグほど、資産価値も大幅に上昇する傾向にあるということです。
資産価値として注目されているエルメスのバーキンをご紹介！
エルメスを代表するハイブランドバッグが「バーキン」です。バーキンについての概要と資産価値についてまとめます。
エルメスを代表するバッグ
誰もが憧れる最高級のバーキンは、5代目のジャン＝ルイ・デュマがデザインして1984年に誕生した、エルメスを代表するバッグです。
エレガントなデザインで開口部が広く機能的なバーキンは、サイズ展開も多くあり、横幅25cm/30cm/35cm/40cmが主流です。中には、クロコダイルなど特殊な素材を用いた商品も存在します。
誕生してから現在まで価値が下がっていない
エルメスのバーキンは1984年の誕生以来、資産価値があるため、一度も値下がりしていないと言われています。バーキンは世界中の女性の憧れの的で、定価を超えても、中古でもいいから欲しいと考える人が多数います。例えば、バーキン30（30cm）の場合、国内販売価格が常に上昇傾向で、2010年よりも現在は2倍以上に増加し、資産価値が年平均14％程度上がっているとの調査結果があります。 関連記事バーキン30の定価はどれだけ上がったのか？昔の値段からの推移を調査
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希少性が高く人気
エルメスのバーキンは希少性が高くて非常に人気があるバッグです。全体的に価格が上がっていますが、モデルによって差がありますのでその点は注意が必要です。一般的に、個性的な色のバーキンは価格が下がりやすい傾向にあることを覚えておきましょう。 関連記事バーキン人気の色と人気のない色まとめ【エルメス】
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【バーキンの人気モデル例】
| 高騰したモデル | ・ヒマラヤバーキン ・シャドーバーキン (2009-10秋冬パリ・コレ) |
| 価格上昇しているモデル | ・バーキン25 (黒、ゴールド金具、エトゥープ)、 ・バーキン30 (黒、ゴールド金具、定番色) ・クレカラー、トゴ |
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まとめ
1837年創業のエルメスは長い歴史と伝統をベースに、高級素材と職人技による最高品質の商品を世に送り続けて、超一流ブランドとしての地位を確立しています。耐久性に富み資産価値の高いエルメスは一生ものと表現されますが、中でも代表的なバッグであるバーキンは高価格ながら大人気で、1984年の発表以来、資産価値は常に右肩上がりです。
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