2024年
4月29日週
金相場の過去推移

2024年 4月 29日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 4月 29日週 金相場の価格推移

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2024年 4月 29日週 金相場の価格推移表

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2024年 4月29日週 金相場に対する考察

2024年4月29日〜5月3日週のNY金相場は、2308.6ドル(前週比で1.6%下落)で週間の取引を終えました。中東情勢の緊迫感が大幅に後退したことで、株式などのリスク資産を売って安全資産を買う投資家のリスクオフの動きは一旦収束。ドル建て金価格をテクニカルでみても、4月30日(火)以降の終値は20日移動平均線を下回って推移しており、3月以来の上昇トレンド終了を示唆しています。現状の金相場に関しては積極的な買い材料に乏しく、再び米国経済指標と利下げ開始時期をにらんだ神経質な値動きが続き、投資家の利益確定に伴う売り優勢の相場地合いが想定されます。4月30日(火)〜5月1日(水)に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが決まり、FOMC後の会見でパウエルFRB議長は「インフレ率は予想を上回っている」と述べ、米国経済のインフレ鈍化が進まないことから早期利下げに対する慎重姿勢が示されました。米利下げ時期の先送りは、日米金利差に着目したドル買い円売りの主な要因に挙げられます。4月29日(月)の外国為替市場では円安が急速に進行し、東京時間の午前中に1ドル=160円20銭台をつけ、1990年5月以来34年ぶりとなる歴史的円安水準に達しました。160円台乗せ後の4月29日(月)と5月1日(水)には政府・日銀による円買い介入が二度観測され、ドル円相場は数円幅の乱高下を繰り返す荒れた展開に。5月3日(金)に発表された市場予想より弱い米雇用統計によってもう一段円高が進み、一時151円台をつける場面がありました。国内はゴールデンウィークの大型連休期間中で参加者が少なく、ドル円・クロス円は一方向に振れやすい状況でもあり、ドル円相場の上下変動幅で8〜9円とやや大きめの為替変動の週となりました。ここもとの円安を支援要因として高騰を続けていた国内金価格については、ドル建て金価格の上昇トレンド終了と円安一服によって高値更新は止まったものの、引き続き過去最高値圏である12,000円台での価格推移が続いています。

専門家コメント・考察コメント作成

水野 崇さん(CFP/1級FP技能士)
水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

2024年 4月 週別 金相場の価格推移

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