リシャール・ミルの価格ランキングトップ5!限定モデルが相場に与える要素も解説
「リシャール・ミル(Richard Mille)」は、2001年に誕生した、比較的新しい腕時計ブランドです。高級腕時計ブランドのなかでも高価な部類ですが、どれくらいの金額で販売されているのでしょうか。
本記事では、リシャール・ミルの価格ランキングトップ5を紹介します。また、相場に与える要素やリシャール・ミルの時計が高い理由なども解説するので、ぜひ参考にしてください。
※2024年2月時点の情報をもとに記載しています。
高級時計リシャール・ミルとは
リシャール・ミルは、フランスのリシャール・ミル氏によって2001年に生まれた腕時計ブランドです。「エクストリームウオッチ」をポリシーとしており、腕時計メーカーのなかでは高額であるにもかかわらず、人気の高いブランドです。
斬新で革新的な製品を手がけ、F1の車体や航空機体に使用される最先端の素材が使われているのも特徴です。また、姿勢が動いたときに発生するズレをキャンセルするための機構「トゥールビヨン」を、投げても壊れないといわれるほどの耐久性に仕上げたことでも知られています。
リシャール・ミルの時計の価格ランキングトップ5
リシャール・ミルの価格帯は、700万~3億円ほどと高額です。ここでは、リシャール・ミルの価格ランキングトップ5を紹介します。
RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムス サファイア
「RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムス サファイア」は、音楽プロデューサーであり、歌手でもあるファレル・ウィリアムス氏の名を冠したモデルです。地板(機械を組み上げる基盤となる板)、ブリッジ(プレート)には、生体適合性と耐食性に優れた極めて硬い合金のグレート5チタンが使われています。
価格:3億1,460万円(税込)
RM 53-02 トゥールビヨン サファイア
「RM 53-02 トゥールビヨン サファイア」は、サファイアクリスタルのトノー型(中央が丸みを帯びたたる型)ケースを採用した、10本のみの限定生産商品です。ベゼルやミドルケース、ケースバックにもサファイアクリスタルが使用されており、ムーブメントがまるで宙に浮いているかのような魅力的なデザインとなっています。
価格:2億8,050万円(税込)
RM 056 ジャン・トッド
「RM 056 ジャン・トッド」は、リシャール・ミルのなかでも人気のモデルです。ミル氏の友人であるジャン・トッド氏の、キャリア50周年を記念して製作されました。手巻きトゥールビヨンムーブメント、約70時間パワーリザーブ、トルクインジケーターなどを備えた、サファイアクリスタル性のケースを持つモデルです。
価格:2億4,750万円(税込)
RM 56-02 トゥールビヨン サファイア
「RM 56-02 トゥールビヨン サファイア」は、2014年に香港で行われた「WATCHS & WONDERS」で発表されました。ケーブルサスペンションシステムという、リシャール・ミル以外では実現不可能だといわれるほど超絶機構の特殊なムーブメントが搭載されています。ムーブメントだけでなく、トゥールビヨン、ブリッジの素材にもサファイアクリスタルが使われた、限定10本の製品です。
価格:2億2,880万円(税込)
RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイア フェリペ・マッサ 10TH
「RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイア フェリペ・マッサ 10TH」は、リシャール・ミルのアンバサダー、フェリペ・マッサ氏のキャリア10周年を記念して製作されました。30メートル防水機能が付いており、ベゼルやミドルケース、ケースバック、リューズ、ムーブメント全てにサファイアクリスタルが使われています。
価格:2億2,550万円(税込)
リシャール・ミルの時計が高い理由
リシャール・ミルの時計が高い理由には、以下の3つが挙げられます。
- 複雑機構を使用する高性能時計
- F1カーや宇宙事業に使われる先進素材の採用
- 優秀な技術を外注している
ここでは、それぞれの詳細を解説します。
複雑機構を使用する高性能時計
リシャール・ミルでは、世界三大複雑機構の一つであるトゥールビヨンを採用しています。また、トゥールビヨンの耐久性を限りなく向上させており、技術面で高い評価を得ています。
F1カーや宇宙事業に使われる先進素材の採用
リシャール・ミルでは、F1車体や宇宙事業に使われるような最先端の素材が使われています。リシャール・ミルで採用しているチタンやカーボンなどの素材は軽くて丈夫で、一般的な機械時計の重量が150~200グラムなのに対し、リシャール・ミルのモデルは40グラムのモデルもあります。素材にこだわることで、リシャール・ミルの時計は高価格で販売されています。
優秀な技術を外注している
リシャール・ミルでは、腕時計の全てを自社生産していません。優れたサプライヤーを見つけ出し、彼らにパーツやムーブメントの製造を外注しています。一流の技術者やデザイナーの力を借りて、最高の製品を作り上げているのです。
リシャール・ミルの買取相場に与える要素
リシャール・ミルの買取相場に与える要素には、以下の3つが挙げられます。
- 限定数のモデルかどうか
- 需要と供給のバランス
- 為替相場
買取相場の変動要素を知っておけば、売却のタイミングを計れます。詳細を解説するので、ぜひ参考にしてください。
限定数のモデルかどうか
リシャール・ミルでは、限定製品やコラボレーションモデルが存在しています。世界で限定5本、10本など数も少ないため、買取相場にも影響を与えます。
需要と供給のバランス
限定モデルは特に希少性が高く、コレクターにも非常に人気があります。そのため、需要と供給のバランスで買取相場が変動する可能性があります。
為替相場
為替相場も、リシャール・ミルの買取相場を変動させる要因の一つです。円安になると国内販売価格が上がるため、中古の海外ブランド製品の需要が高まり、買取価格が上昇します。海外ブランドであるリシャール・ミルを売却する場合は、円安のタイミングで売るのがおすすめです。
リシャール・ミルを高値で売却するための方法
リシャール・ミルを売却する場合、そのまま査定に出すと低い価格を提示されてしまう恐れもあります。売却価格を上げるための方法には、以下の3つがあります。
- 付属品一式をそろえる
- 時計をきれいにしておく
- 取引が多い買取業者へ依頼する
ここでは、それぞれの詳細を解説するので、ぜひ参考にしてください。
付属品一式をそろえる
付属品には箱、保証書や説明書があり、腕時計と一緒に査定に持っていくことで査定額が上がる可能性があるでしょう。特にリシャール・ミルの箱には、自動巻き式時計のゼンマイを巻き上げる「オートマチックワインダーボックス」が付いているため、箱だけで数万円から数十万円で取引されているほど価値があります。
また、保証書は、品物が本物であることを証明するものなので、付属品のなかでも特に重要です。
時計をきれいにしておく
見た目の違いにより売却価格が変わることがあるため、時計をきれいに掃除しておくのがおすすめです。時計に付いた汗や皮脂汚れなどは、柔らかい布で拭き取りましょう。ただし、無理に汚れを落とそうとすると傷がつく恐れもあるため、注意してください。
傷があると売却価格は下がってしまうのが一般的ですが、リシャール・ミルは高額部類に入るブランドなので、多少の傷や汚れで買い取りを拒否されるケースはほとんどありません。
取引が多い買取業者へ依頼する
リシャール・ミルを売却したいなら、買取実績が多い業者に依頼しましょう。買取実績が多ければ、相場を理解しているので、安心して依頼できます。買取業者によって得意な分野は異なるため、時計の取引があるのかを確認しておくのがおすすめです。
まとめ
リシャール・ミルは2001年に創業された比較的新しいブランドであり、製品には最先端の素材が使われています。そのため価格も、高いものでは3億円を超えるものがあります。
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