タイム・トゥ・ムーブ2019のブランパン
長年に渡ってスウォッチグループの高価格帯を支え、多大なる貢献を続けるブランパンこそ、タイム・トゥ・ムーブに最も欠かせないブランドといえるでしょう。
ヴィルレの自社工房にて披露された多彩な新作の中でも、軍用時計をルーツとしながら、現代のラグジュアリースポーツとしての気品を兼ねそろえる、類い稀なる復刻モデルたちは一際の異彩を放ちました。
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ますますの充実を見せるコレクション
ジュウ渓谷の小さな村、ヴィルレにあるブランパン本社にて行われたプレゼンテーションでは、ケース径33mmのレディース、ケース径40mmのウルトラスリムやGMTデイト。そしてパーペチュアルカレンダーなどのバリエーションが追加されたヴィルレや、オールドミリタリーダイバーを再現したバラクーダやチタン製モデルが追加されたフィフティファゾムズ。ヴィンテージテイストを強くしたエアコマンドなど、多彩な新作を披露しました。
ここではその中からいくつかをピックアップしてみましょう。
フィフティ ファゾムス バラクーダ
ミリタリーダイバーズとして、多くの時計ファンから根強い支持を集め続けるバラクーダ。
1960年代に旧西ドイツ海軍が採用したフィフティ ファゾムスは、外周にレッドがあしらわれたプリントのスクエア夜光インデックスと、夜光の入ったペンシル型長短針を特徴としていました。
2019年、このわずか150本のみが生産されたといわれる伝説のフィフティ ファゾムス バラクーダにインスピレーションを得てデザインされたスペシャルモデルが、500本の限定で登場しました。
オリジナルと比較しますと、ラグジュアリーなスポーツウォッチとなった現行のフィフティ ファゾムスの意匠を引き継ぐ限定モデルは随分とエレガントな印象ですが、プリント夜光インデックスは当時のトリチウム夜光のカラーや外周のレッドの差し色が再現され、オリジナルと同様のホワイトフレームのペンシル型夜光針や太いデイト窓周りの白いフチ等とともに、かつてのツールウォッチのキャラクターを確かにとらえているといえるでしょう。
なおこのバラクーダのリイシューモデルには、当時のトロピックストラップをイメージしたラバーストラップがフィットされ、雰囲気を盛り上げています。
エアコマンド
1957年にアメリカ軍のために製作したものの採用されず、代わりにコロンビア軍の採用を受けたといわれる回転ベゼル付きの2カウンタークロノグラフ、エアコマンドを、現代のブランパンの高度なウォッチメイキング技術を活かして忠実に再現したモデル。
風防の素材がプレキシガラスであったオリジナルに対して復刻版ではドーム型サファイアクリスタルに、夜光塗料もラジウムから無害なスーパールミノバに進化。
ムーブメントは手巻きの5振動というスペックであった、オリジナルのバルジュー222をはるかに凌駕する自動巻10振動版のキャリバーF388ですが、オリジナルでは9時位置のインダイヤルにスモールセコンドが配置されていたのに対して、復刻版では12時間積算計に置き換わっています。
トランスパレントの裏蓋を通して、プロペラをモチーフにしたローターが回転する様子を観察できるのもこの時計の楽しいポイントです。
このエアコマンドも500本の限定にて販売されます。
スイス屈指の老舗メゾンならではの良質な遺伝子
今年のブランパンはハイエンドブランドとしては珍しいほどに、いわゆる復刻時計のラインナップに力を注いでおり、そしてそれらが全て大変に魅力的な意匠を備えているのが印象的でした。
世界初の現代的なダイバーズウォッチ、フィフティ ファゾムスをはじめ、数々の伝説を打ち立ててきたブランパンですが、スイスに現存する最古のウォッチブランドとして、その本当の魅力を発信していくのはまだまだこれからと思えてなりません。
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