100年ブランド、日本のセイコー
こんにちは!なん子です!
2013年、腕時計発売から丁度100周年を迎えたのがセイコーです。 日本の時計メーカーの中でも最も有名と言えるのは、セイコーではないのかな〜と感じます。 セイコーといえば、TVCMが記憶に残っているという方もきっと多いですよね。 常にその時々の旬な人達や音楽がCMに器用されているので、印象的になるのでしょうか。 実際、セイコーとTVCMには深い関係があるとかないとか!? 今回はその辺りについても触れていきたいと思います。
100年ブランド、日本のセイコー
世界初クォーツ腕時計の誕生
今となっては当たり前となっているクォーツ腕時計の存在。 セイコーはそんなクォーツ腕時計を世界で初めて誕生させたメーカーでもあります。 セイコーが誕生させたクォーツ腕時計の親とも言える時計が「アストロン」です。 それまでの腕時計はゼンマイ式が主流で、1日に15〜20秒程度の誤差が生じてしまうことは避けられませんでした。 ですが、電気の力を使ったアストロンは、1日にたった0.2秒しか誤差が生じることがなく、それまでの腕時計の常識を覆してしまう存在となりました。 アストロンの発売価格は45万円程で、これは当時の中型車並みの価格だったのだとか。 その後、セイコーは特許を得ているクォーツ腕時計の技術を惜しみなく公開し、これによってクォーツ腕時計は世界中へと普及していくことになります。 セイコーは日本のメーカーですが、歴史深いスイス腕時計メーカーにも負けない技術を当時から持っていた訳ですね。
国産初の腕時計の誕生
大正時代初期頃の日本では腕時計が輸入されてはいたものの、その数は僅かなもので、携帯できる時計と言えばまだ懐中時計が主流となっている世の中でした。 そんな中、腕時計の将来性を感じ、試作と研究を進めていたのがセイコーです。 1913年、セイコーは国産初となる腕時計「ローレル」を誕生させます。 当時はまだ小さな腕時計を製造することは大変難しいことだっため、1日30個生産するのが限度だったのだそうです。 ローレルのデザインには、当時世界的に流行していた12時を赤文字にするスタイルが取り入れられています。 流行を取り入れることで、多くの人に愛される腕時計を誕生させたかったのでしょうね。 昭和にもなると腕時計も随分普及するようになりますが、セイコーは常にその時々に合わせた様々なタイプの腕時計を国産初の製品として世に送り出しています。
日本初のTVCMをオンエアしたメーカー
1953年8月28日、日本最初の民間テレビ局である日本テレビが開局したことを機に、TVCMもオンエアが開始されました。 日本で初めてのテレビCMとなったのが、何を隠そうセイコーのCMでした。 CMは、ニワトリが置き時計のゼンマイを巻くようなアニメが流れる中、ゼンマイの巻き方についてのナレーションと夜7時を知らせる時報が聞こえてくる内容となっています。 本来、正午に流れるはずだったCMが日本初となるはずでしたが、この時はフィルムが裏返しだったために、音なしの状態で放送されたのだそうです。 時報CMを流すなんて、時計メーカーらしい発想ですよね。 ちなみに8月28日は、この日本初のCM放送にちなんで「TVCMの日」に指定されています。
まとめ
いかがでしたか?
国産初の腕時計に世界初のクォーツ腕時計、そして日本初のTVCMまで、セイコーはあらゆる『先駆者』ともいえるメーカーだったんですね。 メイドインジャパンの力を感じさせるセイコーの腕時計。
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