レアアイテム写真館 IWC ポルトギーゼ・ヨットクラブ IW390210
IWCを象徴するモデル
1868年に創業されたスイスの名門時計ブランド「IWC（International Watch Company）」は、当初から高精度のクロノメーターを製造するメーカーとして知られ、世界最高の懐中時計ブランドという評価を獲得していました。その後IWCは、懐中時計の開発で培った高度な技術を生かして1915年から腕時計の製造に乗り出します。
もともと「IWCの時計は一生もの」というほどの名声があっただけに、IWCブランドの腕時計はたちまち世界中に広まり、時代が懐中時計から腕時計へと変わっていく世相の中で人気を定着させます。
そして二度の世界大戦を経て1955年には、IWCの最高傑作と称され同社ブランドを象徴する「ポルトギーゼ」シリーズが登場したのです。
ヨットマンの腕に光る近未来モデル
世界中の時計ファンの話題を一手に集めたポルトギーゼ・シリーズは、その人気ぶりに乗じて数々のヒットモデルが、各年代ごとに発表されていきます。オーソドックスなスタイルの「クロノグラフ」、デザイン性に優れた「バーチャル・カレンダー」、精悍な印象の「トゥールビヨン」など、いずれも名品揃いという評価が定着しているポルトギーゼのモデル群の中にあって、幅広い年代から圧倒的な支持を得ているのが「ヨットクラブ」なのです。
ヨットクラブというネーミングどおり、陽光降り注ぐヨットハーバーを背景にさっそうと海に繰り出すヨットマンの腕に光るイメージのモデルとなっています。どのモデルも、クラシカルなデザインと近未来的な機能美が融合した逸品ぞろいです。
新しいスポーツ・ウォッチの登場
IWCのポルトギーゼ・シリーズのモデルは、どれもが個性豊かでそれぞれに数多くの固定ファンを持っています。その中でも別格的評価を受けている「ヨットクラブ」の名作モデルの中では「IW390210」のSS・ラバー・AT・黒文字盤は中古市場での人気が特に高く、IWCファンでも手に入れたいモデルのトップクラスとなっているほどです。
まるで航海用の船舶の計器のような外観が見る者を惹きつける魅力を持っており、漆黒の文字盤が光線の角度によって鈍い重金属の光を放つ重厚さは、1世紀半近いIWCの歴史の重みを感じさせるのに十分です。6気圧防水機能と4分の1秒単位の目盛が特徴のフランジが備わったことで、過酷な条件下での使用にも耐えるマリンスポーツ・タイプでは最高級品との評価を受けています。
まさに、高品質の製品造りにこだわり続けたIWCの原点が集約されたデザイン・性能ともにトップレベルの名作モデルといってよいでしょう。
まとめ
老舗の名門ブランドがずらりと並ぶスイスの時計業界の中にあって、常に独自のアイデンティティを持ち、他社とは異なる製品造りに邁進してきたIWCの優秀な技術スタッフが心血を注いで作り上げた芸術品ともいえるモデルが「ポルトギーゼ・ヨットクラブ」IW390210のSSラバー・AT・黒文字盤なのです。
従来のスポーツ・ウォッチの常識を覆した先進モデルといわれ、21世紀の潮流を先取りした名作と謳われています。
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