ケリーの偽物と本物の見分け方は?偽物を購入するリスクを詳しく解説
エルメスのケリーは、バーキンと並んでエルメスのアイコンとも言える代表的なバッグです。
その人気ゆえに買い取り相場も上がっており、偽物やコピー商品が多く出回っているのも事実です。
今回はケリーの本物と偽物を見分けるポイントをご紹介します。また、偽物を購入してしまった場合に起こるリスクも詳しく解説します。
エルメス・ケリーの特徴と魅力
エルメス・ケリーはバーキンと並ぶほどの人気で世界中の女性が憧れるバッグです。上品でかっちりしたイメージがあり、型崩れしにくく、置くと自立する特徴をもちます。この特性から、ケリーはフォーマルなシーンに似合うとされています。
サイズも幅広く展開され、カラー・素材のバリエーションが豊富な点もケリーの魅力の一つです。一番の人気商品といえば、やはり「バーキン」をイメージされるかもしれないですが、最近の買取市場では「ケリー」も同等の人気があります。
小さいサイズかつ人気色のケリーでしたら、バーキンより高値で取引されることもあります。
ケリーの偽物と本物はどこが違う?見分け方を解説
ケリーは高級なバッグであり、何よりも品質がトップクラスのため、少しでもお得に手に入れたいと思う人は多く、中古品の需要が高いのも事実です。
需要がある分偽物も多く流通しているため、知らずに偽物を持っているケースも珍しくありません。
そこで所持しているものや、お店に並んでいるケリーバッグが本物であるかを見分ける方法をご紹介します。
クロア
クロアとは、バッグを開閉する際に使用するベルトのような金具のことをいいます。
このベルトの高さがずれていないか、切り口の金具の側面が荒く処理されていないか、そしてロゴのフォントや刻印の深さを確認するのもポイントです
また、クロア裏側の鋲の打ち込み位置や大きさ、打ち込みの深さにもチェックしましょう。
カデナ・クロシェット・鍵
バッグ本体のみならず、カデナと呼ばれる南京錠や鍵、それを覆うカバーのクロシェットにも本物であるか見分けるポイントがあります。
カデナに刻印されているロゴが左右対称にきれいに入っているかを確認しましょう。また、カデナの厚みや鍵穴を囲む丸のサイズも本物と比べると偽物はわずかに相違が見られます。
クロシェットは、上から2針目までと下から3針目までが返し縫いになっているか、厚みに違和感がないかに注目しましょう。
鍵は本物である場合、細部までもがきれいに研磨されているため、質感を確かめることがポイントです。
縫い目
エルメスのバッグは手縫いとミシン縫いが混在しており、革の表と裏から糸をクロスさせる独自の手法で縫製されています。
本物であれば、手縫いの縫い目は右下がりになっており、ミシン縫いの部分が右上がりになります。また、これらの縫い目は表裏どちらから見ても縫い目の方向が美しく揃っているのも特徴です。
本来手縫いであるはずの部分がミシン縫いになっていないか、縫い目の間隔が空きすぎていないかを確認するのも見分けるポイントです。
レザーの質・匂い
本物は革の溝が深めで、柔らかくなめらかな手触りが特徴です。これに対し偽物は、型押しが弱く肌触りがごわごわした感じを受けます。
しかし、偽物の革の質も上がっており、外見だけで判断するのは難しいでしょう。
そんなときは五感をフルに活用し、偽物に使用されている合皮の匂いも確認してみてください。
合皮の場合には、合成ゴムもしくは化学製品のような匂いがあります。また、接着剤のようなニオイがすることもあるでしょう。
ロゴ
レザーに刻印されているエルメスのロゴは、革に型押しされており、すっきりとしたバランスで染料のはみ出しがほとんどないのが特徴です。
ロゴの字体が違ったり、輪郭がぼやけていたり、染料が文字からはみ出している場合は偽物の可能性が高いでしょう。
ファスナー
ファスナーの持ち手部分である「ファスナープル」にも注目してみてください。
本物にはエルメスのロゴが刻印されており、ファスナーと平行になるように付いています。
ファスナープルのつまみ部分が垂れ下がらないか確認しましょう。
保存袋
バッグ本体が偽物か判断できなかった場合に、付属品の保存袋にも目を向けることが大切です。
なぜなら保存袋は偽物業者もついつい手を抜きがちなためです。
エルメスの保存袋は年代によって素材や色が異なりますが、近年の素材は綿100%で、色はグレーベージュに白とベージュの糸を織り込んだ生地が特徴的です。
ケリーの偽物を購入すると違法になる?リスクを解説
ケリーに限らず、ブランド品の偽物を製造・販売すると違法となるのは十分に周知されているかと思いますが、偽物を購入した場合には違法になるのでしょうか?そのリスクも含めて解説します。
個人的な使用目的での購入・所持は違法にならない?
偽物だと知っていても知らなかったとしても、転売を目的とせずに自分で使うためであれば、購入しただけで逮捕されることはまずありません。
ただし、偽物だと知りながら販売目的で所持していた場合には、商業法違反に問われます。(商業法第37条第6号)
また、偽物とわかっていながら買取店にてお金を貰おうとする行為も「詐欺罪」が成立する可能性が高いです。
トラブルに巻き込まれる可能性も
現代ではネットショッピングなどで偽物やコピー品を簡単に入手できます。これらの違法商品をネットで購入する際には個人情報を入力する必要があり、「クレジットカード」の情報も入力しなければならない場合があります。大切な個人情報を犯罪組織に教えてしまうリスクが大いにあるということです。
購入のみであれば犯罪ではないものの、上記のようなリスクは十分に考えられるため、軽い気持ちで偽物に手を出すのは避けたほうが良いでしょう。
本物のケリーを入手できる安心・安全な方法
偽物を掴まされることなく、最も安心・安全に本物のケリーを入手する方法はやはり、正規ルートである「直営店での購入」です。
しかし、エルメスの人気商品であるケリーは希少性が高いものが多く、エルメス直営店の顧客になっても手に入らないアイテムが多くあります。そんな手に入りづらいレアアイテムは、リユースショップや中古品店で探すのも一つの手かもしれません。
また、価値の高いエルメスのバッグをお持ちで、売却を検討されている方は、買取専門店の「なんぼや」の無料査定をぜひご利用ください。
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