エルメスの本店があるパリでのバーキンの定価は？日本の定価との比較
世界的にも有名な格式のある高級ブランド、エルメス。その中でも1984年に発売されたバーキンは、丈夫な素材を生かした耐久性と、収納力を兼ね備えた人気商品です。海外セレブや著名人なども愛用する、上品でエレガントなバーキンは、幅広い年齢層の人達に支持されています。ところで、バーキンは現在でも世界最高級と名高いバッグですが、実はじわじわと価格が高騰しているのをご存じでしょうか。今回は、その定価の価格についてご紹介します。
バーキンの定価は値上がり続けている！
発売以降、バーキンは数年おきに定価が上がり続けています。その理由としては、バーキンに使用されているクロコダイルやトゴ、トリヨンクレマンスといった高級素材は希少価値が高く、素材自体が入手しにくい状況で、生産が減ってきているという背景があります。また、1つ1つが厳選された職人によって丁寧に手作りされているため、製造に限りがあり、需要が追い付いていません。そうした希少性が価格をさらに押し上げています。
日本でのバーキンの定価は？
1984年発売時、バーキンのパリでの定価は50万円ほどでしたが、少しずつ定価が上昇した現在では、2.5倍以上も高くなっています。価格が上がると、その分購入者も減るのでは？と思う方もいるかもしれませんが、その需要は減ることなく、常に競争率が激しいです。では、日本で現在どのくらいの価格になっているのかをご紹介します。
素材やサイズにより異なる
販売価格は色によって変わりますが、定価となると色ではなく素材によって変わるという部分が大きいです。素材やサイズによって定価が異なってくる理由は、希少価値の高い素材を使うことで原価も上がり、サイズが大きいほど使用する面積も増えるためです。
最新では2024年2月に価格改定
エルメスは定期的にバーキンの値上げを実施しており、2024年に入りさらに価格改定が行われました。
- バーキン25 1,474,000円 → 1,738,000円
- バーキン30 1,639,000円 → 1,903,000円
以前に比べて約16～18％の値上げとなっています。原価・運送費・人件費など、あらゆるコストが上がっているため、今後も値上げは免れないでしょう。日本の場合は円安も相まって、値上げ率も諸外国に比べて高くなりやすいと思われます。
エルメスの本店があるパリでのバーキンの定価は？
現在、パリでのバーキンの価格は、バーキン25で8,580ユーロ（日本円で139万円前後）、バーキン30で9,380ユーロ（日本円で152万円前後）となっており、国内に比べてかなり安いことが分かります。また、関税や税金がかからないため、より購入金額を抑えられる可能性が高いです。そしてヨーロッパは日本に比べて新作の発売も早く、誰よりも早く新作商品が手に入る点や、入荷数も多いためレアなバーキンに出会える可能性も高くなる点で、より魅力的に感じられるはずです。
パリと日本でのバーキンの定価の比較をご紹介！
パリと日本の定価の価格の差は現在、バーキン25で約35万円、バーキン30で約39万円となっており、パリで買うほうがお値打ちです。ちなみに数年前までは、パリの定価は国内定価よりもはるかに安めに設定されていたのですが、現在ではほぼ変わらない水準となりつつあるようです。
ですが、国内での流通は多くなく、自分の欲しいサイズや素材、カラーが手に入るとは限りません。そんな時は中古市場をチェックするのもおすすめです。定価より高いケースもありますが、ものによっては安く販売されている商品もあるかもしれません。
パリで希望するバーキンを定価購入するのは難しい！
せっかく苦労してパリまで行ったのに、お目当てのバーキンがないということも。バーキンは非常に人気が高く、多くの人が求めているバッグです。しかし、店頭に並ぶ品数が少ないため、お目当てのバーキンのバッグを見かけるのはとても稀です。また、バッグを見るためには事前予約を取らないといけない場合もありますが、その予約自体が取れないという現実もあり、非常に入手困難な状況となっています。
眠っているブランド品は買取へ
今回はエルメスのバーキンについてご紹介いたしました。バーキンの価格が上がり続けていることや、その希少性について、お分かりいただけたかと思います。
もし、お手元に使っていないバーキンがありましたら、ぜひ「なんぼや」にお持ち込みください。その他の眠っているブランド品の査定も大歓迎です。知識や経験の豊富なバリューデザイナーが、皆様の納得のいく査定を随時承っていますので、お気軽にご相談ください。
