こんにちは!ALLU WATCH REPAIRのKimです。
本日はロレックス 16233 デイトジャストを修理しましたのでご紹介します。
デイトジャストはロレックスの中でもドレッシーなデザインで、
スーツやジャケットスタイルにもベストマッチする、使い勝手の良さで大人気のモデルです(^^)
ALLU WATCH REPAIRでも時計修理のご依頼が多いモデルとなります。

前回ご紹介したデイトジャストとはモデルが異なるお品物となり、
お客様のご依頼は、
『時計を振るとカチャカチャ音がする』『腕につけていても止まってしまう』
という不具合がみられるとのことでした。
お預かりした時計を見たところ、ローター真(自動巻き重りの軸)の摩耗によりローターが機能せず、
内部機械・裏ブタなどに擦れていたことで、
『カチャカチャ音』や『止まってしまう』状態になっていました。
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さっそくローター真(自動巻き重りの軸)を分解し、新しいものと見比べてみましょう!

新しいローター真に比べ、古いローター真は黒く摩耗し細くなってしまっていることがわかりますね!
このままではゼンマイがうまく巻けず、すぐに時計が止まってしまうので、
新しいローター真に交換します。
交換の際はタガネと呼ばれる専用工具で取付けを行い、
ムーブメントにローターを戻し、内部の機械と擦れないかをチェックします。


ローターがどこにも擦れずにしっかり回るのが確認できました!
今回は機械内部の油切れも見られたため、
オーバーホール(分解洗浄)もあわせて行い、組立とケーシングをして修理完了です(^^)/
修理料金
オーバーホール 29,000円
ローター真交換 3,000円
・時計を振ったとき今まで音がしなかったのに、急に音がするようになった!
・使用してても最近、時計が止まりやすくなった!
など、今までと違う症状が出てきた際は、早めに修理に出すことをおすすめします!