腕時計の修理事例 ブルガリ クロノグラフ BB38SS CH キャリバー2824のオーバーホール

ブルガリ クロノグラフ BB38SSCH cal.ETA-2824

こんにちは!

ALLU WATCH REPAIRの太田和です。

本日はブルガリのクロノグラフ BB38SSCH キャリバー2824 のオーバーホールについてご紹介いたします。

お客様のご依頼内容は、時計の時刻のずれが大きく、すぐに止まってしまう
とのことでした。

この場合、時計の機械の汚れをはじめとして様々な原因が考えられます。

機械を分解して部品を一つ一つ点検しながら原因を特定していきます。下の写真は時計から取り出した中の機械です。

 

早速、時計の止まりや時刻のずれの原因となりうる問題を発見しました!

歯車の軸の部分がサビています。

時計の油切れと湿気などの条件が重なると、このように歯車の軸がサビることがあります。このサビが歯車のスムーズな回転を妨げていたために、トラブルが発生していたと思われます。

こちらは新品に交換となります。機械の部品はすべて分解洗浄し、組み立てと注油を行います。

以上の作業を行ったところ、時計は調子よく動き出しました!

最後に、文字盤と針をとりつけ、ごみの入らないように機械をケースの中に収めます。

修理料金 
クロノグラフオーバーホール 39,000円 
歯車交換 3,000円 

今回のように、時計の機械の油がきれてしまうと、大切な時計の部品を痛める原因となってしまいます。

オーバーホールは3年から5年周期でご依頼いただくことをおすすめいたします!

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください