クォーツ時計の電池交換を解説!値段や自分で行う方法も紹介

クォーツ時計の電池交換は動かなくなってからではなく、電池切れを起こす前に交換するのが理想です。また、電池切れを放置してしまうと電池の液漏れや破裂のリスクがあるため、早めの対応が必要です。クォーツ時計の電池交換は自分でもできますが、故障のリスクもあるため時計修理の経験がある方以外は、業者に頼むのがおすすめです。この記事では、クォーツ時計の電池交換のタイミングや値段、自分で行う方法について解説します。

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クォーツ時計の電池交換とは?

クォーツ時計は、現在販売されている腕時計のなかでもほとんどの割合を占めるほど、広く流通しているタイプの時計です。しかし意外とクォーツ時計とはどういった仕組みで動いているのか、どのような電池を使っているかなど基本的なことを知らない人が多いのも事実。ここではまず、クォーツ時計の電池交換の基本的なことを解説します。

クォーツ時計は電池で動いている

クォーツ時計は、電池で動く時計のことを指します。クォーツは「水晶」を意味する言葉。水晶には電圧をかけると振動する特性があり、これを利用して水晶振動子を高速で振動させています。この振動は、クォーツ時計に内蔵された電子回路によって1秒ごとに1回の電気信号へと変換され、針を動かすステップモーターへと送られます。水晶を振動させるための動力源は電池であるため、クォーツ時計を使い続けるには定期的な電池交換が必要です。

クォーツ時計の電池は商品によって異なる

クォーツ時計の電池は、主にボタン電池が使われています。ボタン電池は、家電量販店やコンビニなどでも売られているため、比較的入手しやすいタイプの電池です。しかし一口にボタン電池と言っても、さまざまな種類があるため注意が必要です。とくに間違えやすいのがSW対応とWタイプで、タイプが違うと正常に動作しない可能性があります。また、高級時計や防水加工されている腕時計には、特殊な電池が使われていることがあります。

クォーツ時計の電池交換を実施するタイミング

多くのクォーツ時計は、3~4年に1回、電池交換をする必要があります。しかしこれは通常の時計の場合であり、クロノグラフといった針の数が多い時計では期間はより短くなります。電池が切れる前に交換することが理想ですが、最適な交換時期を見分けるには、秒針の動きを見てみましょう。
多くのクォーツ時計の秒針は1秒ごとに動いていますが、電池残量が少なくなると3~4秒刻みで動くようになります。秒針の動きが以前と違うときは、電池交換のタイミングと認識しておきましょう。

クォーツ時計の電池交換を実施する方法


クォーツ時計の電池交換は、自分で行う方法と業者に依頼する方法があります。自分で行う場合は、用意する工具や注意点を確認しておく必要があります。業者に依頼するときも、数ある業者の中から高品質なサービスを提供するところを見極めなければいけません。ここではそれぞれの特徴や注意点を解説します。

電池交換を自分で行う場合

電池交換をする際には、自分の時計がどの電池なのか、あらかじめ確認しておきましょう。手順は、次のとおりです。

1.裏蓋を開ける
2.中枠を外す
3.古い電池の取り外し
4.新しい電池の取り付け
5.裏蓋を閉める

裏蓋はスクリュータイプ、こじあけタイプ、ネジ式タイプがあり、それぞれに応じた工具を使って取り外します。裏蓋を外すと中枠と呼ばれるカバーがあり、電池が中枠で覆われている場合は、中枠を取り外します。電池は爪と呼ばれる部品で固定されているため、取り外しの際には爪を傷つけないように注意しましょう。電池交換ができたら裏蓋を閉め、完了です。
詳しい電池交換の方法は、こちらで解説していますので詳しく知りたい方は確認してみてください。

腕時計の電池交換方法と手順

2016.10.16

業者に電池交換を依頼する場合

自分で行うのが不安な方におすすめなのが、業者に電池交換を依頼する方法です。費用はかかりますが、自分で行うよりも安心かつ安全に電池交換ができます。とくに時計修理専門店やメーカーは、専門の資格を持っている技術者が対応するため、より安心感があります。ただし、メーカーは民間の業者よりも費用が割高になります。
一般的な業者は、電池交換の値段が時計のブランドによって異なるため事前に調べておく必要があります。ALLU WATCH REPAIRでは、ブランドにかかわらずクォーツ時計の電池交換は、一律料金となっています。電池交換の料金がいくらになるのかあらかじめ知っておきたいという方は、ぜひご依頼下さい。

クォーツ時計の電池交換に関する注意点


クォーツ時計は機械式時計よりも安価で精度が高く使いやすい時計です。しかし電池交換に関してはいくつか注意点があり、誤った使い方をすると故障の原因となってしまいます。ここではクォーツ時計の使い方や、電池交換に関する注意点をご紹介します。

電池切れを放置してはいけない

電池切れの時計を放置すると、電池の液漏れや破裂を起こしてしまいます。液漏れとは、過放電した電池にガスが溜まり破損して電解液が漏れ出ることです。時計が液漏れを起こしてしまうと、電池周辺のムーブメントに影響が及び、故障の原因となります。また、電池が膨張し破裂することもありこちらも当然ですが時計の破損へとつながってしまいます。使っていない時計の電池切れは忘れがちですが、時計を長く使い続けるためにも電池切れは放置せずに、早めに交換するようにしましょう。

自分で電池交換を行う危険性

時計修理に精通している方以外は、自分で電池交換を行うことはおすすめできません。電池交換は、家電製品と同じように簡単にできると感じている方もいらっしゃいますが、精密機械である時計は取り扱いが難しく一歩間違えると故障してしまいます。また、自分で裏蓋を開けると防水性が低下したりメーカーの保証対象外になったりしてしまいます。大切な時計を長く使い続けたいのであれば、メーカーや専門業者に依頼するようにしましょう。

クォーツ時計の電池交換はALLU WATCH REPAIRへ

クォーツ時計の電池交換は、電池切れを起こす前に行うことが理想です。時計修理に精通していない方が、自分で電池交換を行うのは故障リスクがあり危険です。時計修理や電池交換を専門に行う業者へ依頼するようにしましょう。ALLU WATCH REPAIRではブランドに関係なく、一律料金で電池交換を承っています。資格を持った熟練の技術者たちによる安心かつ安全な電池交換を行いたい方は、ぜひお問い合わせください。

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください