腕時計の修理事例 エルメス クリッパー CP2.941.220 クロノグラフのオーバーホールと針取付修理

修理事例 エルメス クリッパー CP2.941.220 クロノグラフ

はじめまして、ALLU WATCH REPAIRの錠者(じょうしゃ)です。

本日はエルメス クリッパー CP2.941.220 クロノグラフの修理事例をご紹介いたします。

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お客様のご依頼内容は・・・。

・時計を落としてしまい、針が取れてしまった

・時計が動かなくなってしまったとのことでお預かりいたしました。

下記の写真をご覧いただくと、

文字盤(ダイアル)の6時側の小さい針が取れているのがお分かりになると思われます。

こちらはクロノグラフの12時間積算計と言い、文字通り12時間まで時間単位で計測できる機能です。

時計を落とした衝撃で、針が取付けられている歯車の軸が折れ・破損しておりました。

針から歯車の軸を取り出す作業が必要なので、タガネと呼ばれる工具で抜き取り、

針を傷つけないように、慎重に作業を行いました。

衝撃によって他にも破損個所が無いかを入念にチェックしながらオーバーホールをしていきます。

今回は他に破損個所は見当たらなかったので、折れてしまった歯車を交換して修理完了です。

修理料金
オーバーホール(クロノグラフ) 39,000円
パーツ交換(歯車) 6,000円

クロノグラフに限らず、機械式時計は繊細な部品が多い時計です!

落としたり・ぶつけてしまう内部の部品が壊れてしまう可能性が高くなります。

ご使用の際は、衝撃など十分にご注意ください(^^)

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください