バーゼルワールド2019 グランドセイコー~クォーツ革命から50年
世界初の自動巻クロノグラフ、世界最高の高精度腕時計として生れたVFA、そして世界初のクォーツ腕時計、アストロンの発売。 2024年時計の買取相場急上昇中!! さらに現在相場の影響で時計の価値が急上昇しています! 時計を売るなら今がチャンス! ロレックスやオメガなど買取なら「なんぼや」にお任せください。
国際舞台で革新の嵐を巻き起こした1969年からちょうど50年後にあたる、2019年のバーゼルワールドにおけるグランドセイコーの国際舞台での活躍に注目してみましょう。
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1.革命の嵐を巻き起こした1969年から50年目にあたる節目の年
1969年、セイコーは世界で初めて自動巻のクロノグラフを発売しました。
自動巻機構とコラムホイール、垂直クラッチを備えるキャリバー6139のクレバーな基本構成は、2000年代以降に相次いで発表された「自社製クロノグラフ」の多くに採用され、21世紀のトレンドとして現代に活きています。
そして1969年、セイコーはグランドセイコーの特別調製品であるVFAを発売。
機械式時計として月差-1分~+1分という前人未到の超高精度を謳(うた)ったVFAは、海外の一流メーカーに追い付き、追い越すことを目標にたゆまぬ努力を重ね、高度成長期を支えた日本の一企業が、まさに追い越した瞬間を記録した、歴史的価値を持つものに他なりません。
さらには1969年のクリスマス、セイコーは世界初のクォーツ腕時計、アストロンを発売。
その金無垢の外装をまとって登場した世界初のクォーツ腕時計は大変に高価なものでしたが、その後の幾多の技術革新によって劇的なコストダウンに成功、機械式時計とは比較すべきでないレベルの高精度時計を一般に普及させ、時計業界に真の革命をもたらしたのです。
2.バーゼルワールド2019のグランドセイコー
日本のセイコーが時計史を次々と塗り替えたといえる1969年からちょうど50年目にあたる2019年、今年もセイコーはバーゼルワールドの舞台に戻ってきました。
そんなセイコーが1960年に立ち上げ、その最高峰として大切に育ててきたグランドセイコーからは、最高水準のウォッチメイキング技術と、最高水準のエレクトロニクス技術の融合から生まれたスプリングドライブの誕生20周年を記念した、以下の2つのコレクションが登場しました。
1.グランドセイコー スポーツコレクション スプリングドライブ20周年記念
1960年の誕生以来、グランドセイコーの象徴として描かれてきた獅子の紋章。
それは威風堂々たる王者のイメージを具現化することにより、世界最高峰の時計を目指す、セイコーの強い意志を示すものでした。
そんなGSに込めた獅子の威厳を改めてプロダクトデザインとして具現化したのが、ここに紹介する新しいグランドセイコー スポーツコレクションです。
そのマッシブで重心が低く、手首との接地面を広くとったケースデザインは、装着感を快適なものにしているばかりでなく、獅子の前足が獲物をつかんで離さない力強さを、シャープな面構成によって獅子の勇猛さを、文字盤に刻まれた有機的なパターンで獅子の強さ、勇ましさを象徴するたてがみを表現した、とセイコーは説明します。
そんな力強いアウトラインにグランドセイコーならではのディテールを積み重ねたその姿は、セイコーのゆるぎない自信を象徴するかのようであり、すがすがしさすら感じさせます。
さらにはピンクゴールド製のケースにバーガンディの文字盤とクロコダイルストラップを合わせた、サロン限定モデルもリリースされます。
2.グランドセイコー エレガンスコレクション スプリングドライブ20周年記念
今回エレガンスコレクションの新作のメインとなったのは、新しいスプリングドライブムーブメント、キャリバー9R31を搭載したイエローゴールド製とスチール製モデルの各1機種。
同じく新しいスプリングドライブムーブメント、キャリバー9R02を搭載したプラチナ製のモデル2機種です。
信州の時の匠工房で作られるキャリバー9R31は、デュアルスプリングバレル機構によって、72時間のパワーリザーブを実現したムーブメントであり、マイクロアーティスト工房で作られる、さらにハイエンドなキャリバー9R02は、デュアルスプリングバレル機構に加えて、スプリングドライブの持つ強いトルクを利用して、ゼンマイが全巻の状態から48時間は自らゼンマイを巻き上げるという独自のトルクリターンシステムを併せ持つことによって、84時間のロングパワーリザーブを実現したムーブメントです。
いずれもグランドセイコーらしい、ゆがみのないクリーンなラウンドケースを持ち、ケース径38.5mmに対してプラチナモデルはケース厚9.8mm。
イエローゴールドとスチールのモデルでは10.2mmと、スプリングドライブ搭載機としては薄型で良好な装着感を実現しています。
特にプラチナモデルのSBGZ001は、ケースと文字盤の全体に風紋の刻まれた雪をイメージした独特の「雪白(ゆきしろ)」と呼ばれる加工が施され、日本の美をモチーフとしたスペシャルモデルとして、今回セイコーがバーゼルワールドにて発表した全ての新作を代表するものといえるでしょう。
3.日本の誇るウォッチメゾン、セイコー
その他にも、直径19.4mm、厚さ4.49mmというサイズで婦人用のグランドセイコー規格をパスした50時間パワーリザーブを持つ小型自動巻ムーブメント、キャリバー9S27を採用したレディースのメカニカルコレクションなども発表しています。
グランドセイコーをはじめ、プレザージュ、アストロンなど、多岐にわたるコレクションを常に磨き続け、ひと時たりとも進化を止めることのないセイコー。
その進化の方向性は、スイスのメゾンたちとは異なる独自のものに見えますが、技術力において常に他を圧倒するプレゼンスを示すセイコーが、日本の時計メーカーであることを、心から誇りに思います。
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