エルメス・タンデムは性別や年齢を選ばない、愛される時計
エルメス・タンデムの特徴
全体的な特徴としては、同じエルメスから販売されている「Hウォッチ」の様に全体部に「H」を使用したデザインとなっています。タンデムの場合は、上部と下部のHを更に強調させており、光を反射するとHのみが浮かび上がるという美しいデザインとなっています。枠の部分は基本的に磨かれたステンレススティールを使用されますが、中には模様を押したものや、Hの部分のみ色を変えたものや、Hの部分が軽く曲がった形になっており、光を反射させないとHとの境界がわからないものもあり、選ぶ際の大きなポイントとなります。
ベルトの部分は、ステンレスベルト製のものもあれば、レザーベルトのものもあります。ステンレスベルトの場合は、枠と同じくHを浮き出るように作られています。レザーベルトの場合は模様押しをされているものや、レザーの質感を全面に出したものなどさまざまです。
エルメスのこだわりが見える、盤面のデザイン
タンデムの特徴はやはりデザインにあります。文字盤には数字が無く、三本の平行線のみが12時、3時、6時、9時のところにあるだけで、そのほかはシンプルなものとなっています。また、指針には長針と短針のみで、秒針はありません。そのため画面上はとてもシンプルで無駄を感じさせないエルメス(HERMES)のこだわりが見えます。一般的な数字の書かれた文字盤に慣れた人は少し戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れるとこのシンプルさが癖になるかもしれません。しかし、何時何分何秒までを求めなければならない場合は当然おすすめ出来ません。普段使用する分や、パーティーなどに着用する場合にはおすすめのアイテムです。
エルメスの中でも高い人気を誇る、タンデムの歴史
エルメスがブランド会社として起業したのは、1837年のことです。また、そのエルメスが時計を作り始めたのは、1920年のことで、更にこのエルメス・タンデムが作られるようになったのは、2000年になります。もともと「タンデム」という名前は、二頭の馬で引く馬車のことで、元来は乗馬道具を作っていたエルメス社らしい名前だと言えます。タンデムの特徴である浮き上がるふたつのHは、その二頭の馬を表わしているのかも知れません。エルメスでこのタンデムが販売されるようになったのは、2001年のことです。発売と同時に世界中の人が注目したこちらの時計は、エルメスの中でも現在でも高い人気を誇っています。
タンデムの人気デザイン
タンデムはさまざまなデザインが生み出されています。メンズやレディースと種類は分かれ、更にカラーなどでも変わってきます。
男性に好まれる、タンデム・スモールセコンド
秒針が無いのがタンデムの特徴ですが、このタイプは、下部に小さな秒針用のダイヤルがあります。そのため、「タンデムのデザインは好きだけど秒針が無いのが…」と敬遠していた人も持てるようになりました。また、この秒針用ダイヤルも、メインの文字盤と同じデザインとなっています。こちらのモデルはメンズ用がほとんどとなっており、エルメス(HERMES)時計の中でも男性に好まれます。
スタイリッシュな雰囲気のタンデム・ダイヤベゼル
枠のH部分にダイヤモンドを配置しており、反射をしなくても美しくHが輝くデザインとなっています。レディースとして扱われ、パーティーなどの着用に好まれます。また、全体的に同じカラーで揃えることが多く、スタイリッシュな雰囲気も持っています。
存在感がある、タンデム・アリゲーターレザー
名前の通り、ベルトがアリゲーターレザーとなっているタイプです。こちらのデザインでは圧倒的にピンクカラーの人気が高く、女性への贈り物としても喜ばれています。アリゲーターは通常のレザーよりも存在感があり、印象も強くなります。
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