腕時計の修理事例 オメガ ジュネーブ アンティークのオーバーホール 

修理事例 オメガ ジュネーブ アンティーク 自動巻き

こんにちは!ALLU WATCH REPAIRの伊藤です。

本日はオメガ ジュネーブ アンティーク 自動巻きの修理をご紹介いたします。

こちらはオメガ社から1970年代頃に製造されたキャリバー1012を搭載した腕時計になります。

お客様が日々ご使用されていての不具合などはありませんでしたが

裏蓋を開けるとローターの上に摩耗した粉末状の汚れが多数乗っていて

油の経年劣化やごみの蓄積などで遅れが発生している状態でした。

手巻き関連の部品でも油が無くなったまま使用を続けたために

部品表面のメッキが剥がれてしまっています。

このような状態で使用をし続けると手巻きの感触に大きく影響してしまいます。

今回の作業ではムーブメントをすべて分解洗浄・注油を行い

ケースに関しても超音波を発生させる洗浄機で汚れを落としました。

 

修理料金
オーバーホール 29,000円

今回の時計のように、動いているから大丈夫と思っていても

内部の機械は確実に摩耗していますので、

遅くとも4年~5年の周期でオーバーホールをして頂くことをお勧めいたします。

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください