修理事例 ブライトリング クロノマット エボリューション A13356
こんにちは、ALLU WATCH REPAIRの中島です。
本日は、ブライトリング クロノマット エボリューション A13356のカレンダー切替不良とオーバーホールを紹介いたします。
お客様のご相談内容は、
『カレンダー(日付)がスムーズに切り替わらなくなった』
とのことでお預かりいたしました。
===========================
さっそく、お客様がおしゃっていた症状を見ていきましょう。
お品物を確認したところ、
カレンダーの日付が半分のみ現れたところで停止する現象が見られました!
時計内部を分解し原因を探っていきます。
症状が見られた、カレンダー(日付)まわりの部品を念入りに見ていくと、
カレンダーディスクを送る「日送り車」という部品が破損していました!
写真(右)ではわかりにくいですが、
一本のみ突き出た、歯車の爪が破損し短くなっています。
こちらが原因で、カレンダーの切替えが正常にできなくなっていました。
分解洗浄・組立て・注油を行い、
新しい日送り車へ交換し、オーバーホール完了です。
写真のように12時付近でばっちりと日付を送るようになりました!
修理料金
機械式オーバーホール(クロノ) 39,000円
日送り車 3,000円
時計の機械構造によって違いはありますが、
「カレンダー(日付)早送りの禁止時間帯」にカレンダー(日付)送りをしていまうと、
今回の修理事例のように、内部部品の破損に繋がってしまうので、
カレンダー(日付)早送りを行う際は、十分お気をつけてご使用ください。