修理事例 カルティエ サントス 187901
こんにちは。
ALLU WATCH REPAIRの遠藤です。
今回はカルティエ サントス187901の外装研磨をご紹介いたします。
時計の形を見ていくと、
・ケース上面、側面➡ヘアライン仕上げ
・ケースふち➡鏡面仕上げ
・ブレス➡ビスのみ鏡面で、その他はヘアライン仕上げ
・ベゼル➡鏡面(金張り)
となっています。
少し複雑にみえますが、しっかりきれいにしていきましょう!
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それでは、ベゼルから始めていきます。
ベゼルは金張りのため、削り過ぎないように様子を見ながら
ボールバフに面を当てて傷を取ります。
ケース側面と上面のヘアライン部分は、ペーパーで傷を取ります。
写真は、側面のカーブに合うように
細く巻いたペーパーを当てている様子です。
バックルロゴ部の鏡面を磨くためにマスキングをしロゴマークを仕上げます(写真4)
ベルトはまず、金のビス部分の傷取りをします(写真5)右半分が傷をとった状態です。
そしてビス一つ一つにマスキングをしてヘアラインを入れなおします。
全体的にあった傷やケース上面ラグ根本部の傷も取れ、奇麗になりました(写真6・7・8・9)
ケース上面ラグ部の傷も取れ(写真)、全体的にあった傷もほとんど無くなりました。