レアアイテム写真館 ジャガールクルト アトモス561・マークニューソンNo246
世界有数のマニュファクチュール
スイスの名門高級時計ブランドとして一般にその名が知られている「ジャガールクルト」は、創業者がフランスを母国とする先祖を持つ家系で、現在の本拠地であるスイスのル・サンティエはルクルト家が建てた時計工房で発展を遂げた土地としても知られています。
時計部品や精密機器類に関する発明の数々によって、ジャガールクルトは世界的な名声を博し、世界の時計の発展に多大な貢献を果たした世界有数のマニュファクチュールとしても有名です。
そして、1世紀半以上にもわたって数々の名作モデルを発表してきたジャガールクルトが、世界的デザイナーのマーク・ニューソンとコラボした話題の置時計が「アトモス561・マークニューソンNo246」なのです。
近代時計産業の元祖的存在
1833年に時計製造機械を発明したアントワーヌ・ルクルトが創業した時計工房がジャガールクルトの前身で、その高度な技術力は、現在のジャガールクルトのモデルにも脈絡と受け継がれています。
ルクルト一家が発明した機器類はミリオメーターや鍵なし竜頭巻き時計など、時計の歴史に大きな影響を及ぼしたものばかりで、1851年にロンドンで開催された万国博覧会においてはタイムピースの発明によって金メダルを獲得し、その名声は一気に全世界に広まりました。
ルクルト家の功績は、時計がまだ家内工業的規模のアトリエで製造されていた19世紀後半に、いち早く機械化を成し遂げると同時に数多くの時計職人を雇用して大量生産を実現させたことにあります。
世界的デザイナーとコラボした置時計
1937年には軍用時計の製造職人として有名だったエドモンド・ジャガーと提携して正式にジャガールクルト社が発足したことで、世界の時計史に偉大な足跡を残す名門ブランドの歴史がスタートします。
創業期から定評があったルクルト一族の精密機器製造における貪欲な探究心と、時代を先取りする先見性は20世紀になっても継承され、数多くの名作モデルを生み出します。
特に、1928年に発表された小型置時計 アトモス・シリーズは、その代表格ともいえ、初登場以来、ジャガールクルトを象徴する製品となっています。
そして2008年にはアトモス誕生80周年を記念して、世界的なデザイナーのマーク・ニューソンとのコラボによる「アトモス561・マークニューソンNo246」が限定バージョンとして世に出たのです。バカラクリスタルのキャビネットという豪華仕様で世界の時計ファンの度肝を抜いた伝説の置時計です。半永久的に駆動する世紀の逸品といってもよいでしょう。
まとめ
インテリアにするにはあまりにも豪華すぎる置時計ジャガールクルトのアトモス561・マークニューソンNo246は「無限」を意味する記号”∞”と80周年を記念する意味で「888台」の限定バーションとして発表されました。
オーストラリアが生んだ不世出の天才デザイナーであるマーク・ニューソンの手により、神秘的に完成された最高の芸術品で、バカラグラスの中に現代最高精度といえるジャガールクルトが誇る機械技術の粋が凝縮されています。