腕時計の修理事例 エルメス ウィンザー QZのオーバーホール

エルメス ウィンザー

修理事例 エルメス ウィンザー コンビ QZ

こんにちは、
ALLU WATCH REPAIRの永野です。

本日はエルメス ウィンザー コンビ QZのオーバーホールと回路交換をご紹介します。

・時計が止まってから、6年ほどそのままの状態にしていた。
・時計を使いたいので動かしてほしい。

とのご依頼でお預かりしました。

お預かりした時計の内部を確認してみましょう!
エルメス 内部写真(OH前) 電池(汚れ)
内部部品の汚れ・ケース縁のサビ・電池の汚れ(若干の液漏れ)が見られました。

正常な電池(新品の電池)は、▼の写真のように綺麗な状態です。
汚れた電池と新品の電池
汚れた電池と新品の電池を見比べるとわかりやすいですね。

電池が切れた状態で腕時計を長期間放置してしまうと、

電池の液漏れが発生し、内部部品の腐食・摩耗を引き起こします!

今回の時計も若干ではありますが液漏れが見られたので、

電子回路の交換も合わせて実施します。
液漏れ、マイナス端子の汚れ
内部の状態も把握できたため部品ごとに分け、

内部部品専用の洗浄機で部品を洗浄をします。
部品を分解した状態
専用の洗浄機(内部部品)
洗浄後は部品を組立て新しい油を注油し、電子回路の交換も行います。

▼は組立後のムーブメントの写真です。
ムーブメント① ムーブメント②
文字盤・針を取付、ケーシングを行いオーバーホール完了です!
針付け
時計に磁気帯びも見られていたので、専用の磁気抜き機で磁気抜きを行い、

防水検査も作業内で実施します。
磁気抜き 防水検査
すべての工程が終了し作業完了です!

修理内容
■オーバーホール(2~3針) 21,000円
■電子回路交換       4,000円~
■修理合計          25,000円~

弊社で修理した時計(電池交換などオーバーホール以外の修理も含む)は、

いつでも内部点検・外装洗浄・防水試験を無料で行う、

無期限の無料点検アフターサービスを実施しております。

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください